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ローマ人の物語・ローマ世界の終焉/塩野七生

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 長い間続いてきたローマ人の物語が、いよいよ完結らしい。今朝の新聞に著者のインタビュー記事が出ていた。
 実際、街の本屋さんでは昨日から店頭に並んでいて、私も手にとってちょっと眺めてみた。いよいよこのシリーズが完結とは、なにやら感慨深いモノがある。

 私がこの「ローマ人の物語」を読んだのは、もう10年くらい前だろうか。塩野七生ファンの友人が「面白い!」と言っているので、釣られて読んでみたという感じ。実際にポエニ戦争や、ハンニバルの記述はとても興奮するモノだったし、カエサルの登場に至っては、もう著者もノリノリという感じがとてもよく伝わってきて、読んでいるこちらにもそのノリが伝わってとても面白かった。
 ただ、カエサル退場後の展開は、ちょっとトーンダウンかな…という気がして、私にとってのローマ人…は、確か6巻位までで止まってしまっている。

 別な友人が、この「ローマ人の物語」を評して、「少女漫画みたいだ」と言っていたが、確かに良いたとえだと思う。文章とマンガという違いはあっても、池田理代子の女帝エカテリーナを読んでいるのと、カエサル編に限って言えば、感覚的にはとても似ている気がした(これは誉めているのである)

 もう完結かぁ…なんて思うと、ちょっと寂しい気もするが、私もここいらで、またローマ人…を再開してみるかな、って気になりました。

女帝エカテリーナ (1)/池田理代子
ローマ人の物語(15)/塩野七生

|ローマ人の物語・ローマ世界の終焉/塩野七生|


コメント(5)

明日発売予定……延びてるのかな?

投稿者: にしだや | 2006年12月14日 10:23



いよいよ最終刊が発売されますね。
初刊から第一刷を揃え15年…本日14日、ひょっとしたら店頭に出ているかと期待して覗きましたが、残念!!まだ発売されていませんでした。
さて、明日、早速朝から書店に行かなければ。
それにしても終刊、寂しい限りですが、次は何を書いていただけるか、楽しみです。
宮城谷氏はついに日本史に手をつけられました。いかがでしょうか。

投稿者: よっし~ | 2006年12月14日 17:26



ナウシカでダブリ購入しました。
ローマ人でもやりました。
今も自分が何巻まで持っているか判りません。
でも、五巻以降も面白いですよ。
ぜひ読んでみてください。

投稿者: hasumi | 2006年12月14日 18:03



文庫本で現在進行中!
カエサル以降のトーンダウンがありますが、でも、面白い!と言える内容ですよ。(^^)

投稿者: kyomi | 2006年12月15日 07:17



>よっし~さん
 始めまして。確かにいよいよ完結かぁ…って感じですよね。
 私もそろそろ追っかけないと。

>hasumiさん
 私は確か6巻まで読んだんじゃなかったかな。
 まず、一巻から読み直さないとダメかも。

>kyomiさん
 文庫って、どのくらいまで進行してるんでしょうか。
 私も続きは文庫で買うかなぁ。

投稿者: よっち | 2006年12月15日 11:04



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