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くらべる一面:あらたにす

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 昨日からサービスが開始された「くらべる一面:あらたにす」。どうせなら朝日の他に日経or読売ではなく、産経が参加してくれているとヒートアップして面白そうだと思うのだが、さすがにそれは無理なのか(笑)

 こんなのはグーグルニュースで十分では?という意見もあるみたいだが、その手のサービスを利用したいわゆる情報のフラット化(と最近ではいうらしい)も、2.0だとかのキーワードに浮かれて、近頃チトやり過ぎなのでは?などと感じる。
 自身の反省を含めてだが、ネットの記事、ブログのエントリーを見て、その問題を理解した気分になるのも、そろそろ慎んだ方がいいかな…と。

 で、やはり新聞というのは、それなりの編集方針があり、またそれに沿った記事の取捨選択をされ、そして社説でフォローするといった一連の流れは無視してはいけない点なのかなとも思い始めた。
 そういう中で充分かはさておき、各社の記事の一面ピックアップに編集方針までがコンパクトにまとめられたこのサイトは、情報だけではなく、何故その情報がまとめられているのかという意味を考える事により、ちょっとだけ自身の主観を養う訓練になるのかもしれない。

 なんで私がこんな事を…などと思う人もいるかもしれませんが、身内の話で恐縮だけど、近頃父親が毎朝新聞を1時間程度かけてじっくりと隅々まで読むという習慣を付けていて、その結果、普段ニュースを語るときでも、以前と違ってなんというか言葉の厚みが違うというか…そんな風に感じているから。

 情報はいくら集めても所詮情報でしかなく、知識にはならないということ。当たり前といえば当たり前なのだが、近頃その当たり前がおざなりにされているかな…とも感じます。もちろん、私自身も含めてだけどね。

 追記:ちなみに本件をグーグルブログ検索してみると、頭が2.0状態のブロガーってたくさんいるもんだな…と、改めて思った。カスタマイズだとかRSSだとかマッシュアップだとか…そんなのやったら本当にグーグルニュースと変わらなくなるだろうに。

フラット革命/佐々木俊尚

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