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ニューマテリアルモデル・∀ガンダム

天を仰ぐ∀ガンダム

商品に付属しているブックレットの上で

 

 買ってしまいました「ニューマテリアルモデル・∀ガンダム」3,000円。ちなみに本来の定価は7,800円します。
 早速家で開封してみたんですが、これはカッコイイ!。ここでは“∀萌え萌え写真館”という事で、軽く解説を交えながら、この驚異のおもちゃを紹介してみたいと思います。

 まずデザイン解説から、この∀ガンダムのデザインを担当したのは、映画:ブレードランナーや2050年などに登場するインダストリアルデザインを担当したシド・ミード氏。彼は以前「ヤマト2520」でも、主人公メカの新型ヤマトをデザインした事がある。日本の二大アニメの主役メカをデザインしたデザイナーというのも、ある意味とても凄いことかもしれない。
 ちなみに、初めてこの∀ガンダムのスケッチがメディアで公開されたときは、ファンの間ではあまり評判は良くなかったみたいだ。私自身も、イメージスケッチを見た限りではあまりカッコイイとは思えなかったんだけど、暫くして発売されたプラモデルを見て考えが変わった。このデザインは、立体になると非常にカッコイイという事が判ったからだ。私と同じように、あのプラモデルを見て考えが変わった人って多いんじゃないかな?。

 ついでに個人的な思い入れを語らせてもらうと、私はこのシド・ミードというデザイナーが、昔から大好きだったんだよね。氏の初の画集「オブラゴン」それと「センチネル」。この二冊は発売と同時に買った覚えがある。
 今回この「ニューマテリアルモデル・∀ガンダム」で、氏のデザインしたモビルスーツに直接触れられるというのは、私にとっては大感激。この商品、ガンダムファン以外でも、インダストリアルデザインに興味がある人は、是非買ってみて、実際にさわってみて欲しい。個人的には、デザイナーズアイテムとしても、非常に優れた商品だと思っている。

 

 まず軽く設定上の実機解説を…。この∀ガンダムとは、ガンダムセンチュリーから遥か未来のテクノロジーで作られたモビルスーツ。マウンテンサイクルにある石像の中に埋められていたこの∀を、主人公のロランが偶然発見することからドラマが始まる。
 ちなみに劇中では、敵味方合わせてこのモビルスーツをガンダムと呼ぶ者はおらず、地球人は「ホワイトドール」と呼び、ディアナカウンター(月の軍隊)側の人間は、単に「ヒゲ」と呼んでいた。
 ∀の装甲には、精巧なナノスキン処理が施されており、ある程度のキズは自力で修復することが可能。また動作に関しては、従来の内部動力により動くという設定ではなく、起動すると周りに特殊なフィールドを発生させ、そのフィールドを操作することによって、操り人形の要領で動作するという設定。そのため、内部はがらんどうになっている箇所が多い。
 背中からは、全ての機械を停止・破壊させるための“月光蝶”と呼ばれる光線を発生させる事ができる。過去これを発動させたことにより、地球上の機械文明全てが、一度滅んでしまった。

 

 


 商品パッケージ外観。左(あるいは上)の写真が表面。シド・ミード氏による∀のスケッチが印刷されていて、なかなかシックなデザイン。
 次の写真はパッケージ裏。商品写真と解説、それとミード氏の顔写真が掲載されている。


 そしてパッケージを開封した状態。思わずため息を付いてしまいそうになる程の素晴らしい出来映え。梱包された状態だと、腕パーツ・コアファイターが取り外されている。

 

 


 という事で、立ちポーズ二点。これだけ奇麗なプロポーションの割には、各関節の自由度は意外に高い。特に腰の下関節の出来が非常に良いので、安定感のあるバランスの良いポーズを取らせることが出来る。


 この写真は、上半身をちょっとアップ。

 

 


 「ニューマテリアルモデル・∀ガンダム」は、精密なフォルム再現をコンセプトに開発された商品なので、実際動かして遊ぶときは注意しなければならない点がある。この写真は、もっとも注意しなければならない箇所。∀ガンダムの肩関節カバーは、一般的なロボットと違い回転しない。という事で、シド・ミード氏のスケッチを忠実に再現した結果、このような変則的な関節カバーとなった。このパーツ、ちょっと無理な力を掛けると簡単に根元から折れてしまうので注意!。
 尚、現在流通している商品の中には、既に開封前からココのパーツが折れているモノもあるので、出来れば購入時、店頭で中身を確認したほうが良いのかもしれない。

 

 


 この写真は、∀デザインの大きな特徴になっている、スラスターベーン。設定では、足部分の殆どは飛行の為の機械で埋まっている事になっている(ちなみに上半身はマルチ・パーパスサイロとなっていて、殆どが空洞)
 写真は、空に羽ばたく直前の∀のイメージ。自分で言うのもナンですが、結構カッコイイ写真でしょ(^^ 。


 という事で、普通の後ろ姿。このスラスター・ベーンはチタン合金で出来ており、プラモデルの素材では決して味わえないシャープな仕上がりになっている。
 次の写真は∀の横姿。シド・ミード氏のスケッチにあるポーズを再現してみた。最近色々な場所で発表されるガンダムシリーズのゴテゴテした造形とは違い、非常にシャープな印象。それと胸の薄さがまたたまらないね。


 上半身にあるマルチ・パーパスサイロ。劇中では、パイロットのロランが偶然見つけた核ミサイルを、そのまま発射装置無し(!)で収納していた。その他、色々と倉庫代わりに使えるらしい。
 ちなみに、本製品では、「発射装置付きミサイルセル」風のアレンジが加えられている。またコンテナユニットごと取り外すことも可能。

 

 


 各パーツフル装備状態の∀。いや〜、ホレボレするくらいの格好良さだね。シールドは手に持たせるだけでなく、腕に固定することも可能。ビームサーベルのビーム部分は透明パーツで出来ており、なかなかそれっぽい見栄えになっている。


 各装備を背中にあるラックに収納した状態。ガンダムマニアの皆さんはもうお気づきかと思うが、この∀には、ガンダムで言うところの“ランドセル”が存在しない。そのためこのような大型装備でも無理なく背中に装着することが出来る。次の写真はなんと「ガンダム・ハンマー」。こんなモノまで設定には存在する。写真に撮るとなかなかカッコイイね。

 

 


 という事で最後の写真。ビームライフルを構えて敵に照準を向けているトコロかな?。この“ヒゲ”デザインの頭部もマニアには大分評判悪かったみたいだけど、こうしてみるとなかなかカッコイイよね。

 

 そうそう、余談だけど某ちゃんねるでは、こんな話題で盛り上がってる。私みたいにイイ歳ブッこいてて、このおもちゃにアテられちゃった人って、結構多いのかな(^^ ?。

 

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