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MGFミレニアム!

MGF2000年モデル

ローバー江戸川にて(2000/12/17)


 我らがMGFにも、ついに2000年モデルが登場しました。というか、コレが最終モデルかもしれないんだけどね…。本国では21世紀にかけても生産は続くのでしょうか?。

 外観の変更点は、Aピラーがカラー化されたこと(今まではブラックアウト)、ウインカーがクリアレンズになったことくらいでしょうか?。細かいところでは、幌の形態もまた少し変わってますし、サイドミラーも電動化されたことで、よく見るとちょっぴり変わっています。


インテリア写真 インテリア写真2

 この2000年モデル、外観の変更はあまりないのですが、インテリアは結構変わっています。

 まず一枚目の写真。初めに目に付くのはアルミ製シフトノブとシフトリング(なんていうの?)。見た目がスポーティーな感じになっています。しかし、夏の炎天下では熱くて触れなくなるんじゃないかな?、などと余計な心配をしてしまいます。
 ドアトリムも若干デザインが変更されました。リリースレバーのカバーが楕円形になったことと、従来布張りだった部分の上半分にアルミ製のカバーが付いたこと。更に余計な心配ですが、この部分も炎天下だと熱くなりそうだな。

 二枚目の写真は新しくなった本革シート。従来の本革シートに比べ、ちょっぴりスポーティー(あるいはレカロチッく)になった気がします。座ってみると、従来のシートに比べて若干座面が下がったみたい、これはいい感じです。
 ちょっと写真では見にくいのですが、シートの肩部分に赤いタグが付いてるのがお分かりでしょうか?。ここにはMGのオクタゴンマークが刺繍されています。なかなかニヤリとさせてくれる演出です。


運転席から メーターパネル

 一枚目の写真は運転席部分の全体写真。この2000年モデルには、なんと待望のチルトステアリングが装備されました。早速運転席に座って調整してみたのですが、どうも従来のステアリング位置よりも、下方向だけにしか可動しない感じでした。一番上にあわせて今までのステアリングとほぼ同じ位置なので、なんだかあまり意味がないな…。

 二枚目の写真は運転席に座った視点から。ステアリングを握ってみて思ったことは、従来のステアリングより、若干径が小さくなったのかな?、ということ…。いや、よく見ると径が小さくなったのではなく、センターオフセットが従来よりも多くなったんじゃないかな?。明らかに従来のステアリングよりもやや上方向へのオフセットが増えていました。
 他には、メーターパネルも若干の変更がありました。写真でも見えますが、メーターは全面ホワイトではなく、センター部分がシルバーに塗られています。オドメーターも電子式です。数字の書体も若干変わりました。


センターコンソール センターコンソール下とシフトノブ

 次はセンターコンソールのアップ。細かいところですが、時計と湯温計のデザインも若干変わってます。準正オーディオのデザインは変わってないのかな?。私は準正オーディオを外してしまったので、ちょっと良く分かりません。

 次の写真はセンターコンソール下部分。写真では暗くて分かりにくいのですが、パワーウインドウやエアコンのスイッチが小型化され、下の余ったスペースに小物入れが設けられました。従来のFにあったサングラス置き場とは違って、ちゃんと奥まで深いスペースが確保されています。これは羨ましい。
 それと、空調操作部のツマミも若干変わりました。シルバーを基調にしたスポーティーなデザインになっています。


電動ミラースイッチ 電動ミラー

 他の重要な変更点といえば、2000年モデルには電動ミラーが装備されたということでしょうか。初めの写真がメーター左下部分にある操作スイッチ。次の写真がその電動ミラー。良く見ると従来のミラーと違って、ミラー面の角度が変わっているのが見えると思います。しかしこの電動ミラー、大丈夫なんでしょうか?。便利っていや便利なんですけど、Fの場合に限っては、またトラブルの元が一つ増えただけって気もします(^^; 。


フロントスピーカー リアスピーカー

 そうそう、2000年モデルはオーディオも強化されました。フロントにはツィーターユニットが追加。リアには更にスピーカーが一組追加されています。実際の音は聴けなかったのですが、おそらくフロント下は従来のフルレンジ、上がツィーター、リアはフルレンジだと思うのですが、もしかしたらウーハーになってるのかな?。もしそうだとしたら、定位もクソもないオーディオシステムになってる筈ですが…。ま、オープンだからそれでもいいのかな?。


幌骨 

 最後の写真になりますが、2000年モデルの幌部分です。ちょっと分かりにくいかもしれませんが、幌骨そのものに変更が入ったみたいです。従来の幌より奇麗に畳めるようになっています。ゴムのパッキン部分は、MGF後期型と変更は無いみたいです。相変わらず雨漏りする個体もチラホラあるんだろうな…。


 とまあ、簡単にMGF2000年モデルを紹介してきましたが、一言でいうと、従来のMGFがもっていた完成度の低かった部分が、きちんと改善されていたという印象です。エンジンやボンネット内部に関しては、今回見ることができませんでしたが、きっと細かな変更箇所が沢山あって、信頼性も大幅にアップしているんだろうと思います。
 ただ、個人的な趣味で言わせてもらうと、エクステリアはともかく、インテリアの趣味が若干子供っぽくなったのでは?、という気がしました。特にアルミを主体としたインテリアテーマは、従来のMGFのテイストと比較すると、ちょっと違和感を感じます。

 この2000年モデル、MGF購入を検討している方には、下手な中古を買うよりも絶対お勧めです。定価は高めですが、結構大幅な値引きが期待できるので、興味のある方は、早めに地元のディーラーに問い合わせてみては如何でしょう?。


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