トップページへ

ほっとホット高岡へゆりを求めて18きっぷ旅

flatearth.Blog* » おでかけ » ほっとホット高岡へゆりを求めて18きっぷ旅

R0321527.JPG
↑ででんと城端線!ビビるぜ
 ゆりゆらららら…ゆるゆり…つことで、青の18きっぷ第二弾の旅は、越中高岡への旅でございます。

 高岡市といえば、ゆるゆりの舞台となった聖地であり、ゆるゆりといえば歳納京子大坪由佳でもあり、となると重雷装艦の大井っちな訳で、すなわち北上さん(「きたがみさん」と読むのが通w)な土地柄となり、つまり、今の日本でもっともゆり色が濃い地域ではないかと言われております。

 さて、春の越中高岡で、地元特産のゆりに巡り会うことは出来ますでしょうか?

● 唐突ですが、空はどうして青いの?

 それはさておき、この富山地方ですが、18きっぷで出かけられるシーズンもそう多くはありません。何故なら2015年の春に予定されている北陸新幹線の開業に伴い、富山県内のJR線が「あいの風とやま鉄道」に経営譲渡される事が決まっているからです。そうなると、青春18きっぷでは糸魚川駅までしか行けないことになります。
 なので、以前の富山紀行に続いて、その先の高岡も潰しておかないとなと思った訳ですゆりゆらら〜。

● 準備万端バングラデシュ!

 まずは上野駅06:26発の普通列車に乗車。近郊区間なのでグリーン車が併設されていますので、迷わずグリーン券を買いグリーン車で高崎駅まで向かいます。

R0321210.JPG
↑雪国だ!
 高崎駅から09:47発水上駅行きの普通列車に乗り換え。この列車は結構混んでますね。乗車率は着席率換算で100%越え、ま、18きっぷシーズンだからね。グリーンとオレンジの2色が懐かしい115系で1時間近く乗車します。

 水上駅からはいよいよ清水トンネル越え。ここから先の列車は極端に本数が少なくなり、なんと1日に5往復しか列車がありません。なのでここの乗り継ぎに失敗すると、後の旅程が全て狂うことになりますので要注意となります。
 水上駅からは9:47分長岡行き列車に乗り換え。清水トンネルを抜けると、まさに川端康成の雪国のごとく、トンネルを抜けると完全に雪国になっていました。

● てんてこまいの今日明日大爆発

 さて、ここから富山方面へ向かうには、長岡を超えて宮内駅経由で北陸本線に抜けるのが、一般的18きっぱーのルートになりますが、私みたいな「大人18パー」はリッチにショートカットと洒落込みます。
 途中の越後湯沢駅で下車して、ここからは「北陸急行ほくほく線」を利用して、上越駅までショートカット!さらにさらに!今回の旅では密かに楽しみにしていた、狭軌鉄道世界最速160km/hを誇る超特急「はくたか号」に乗車するプランです。

● 今は余裕ありま温泉よ!

 越後湯沢駅についてまずは、はくたか号が入線している1番線ホームに足早に移動します。そこですかさず、10:48発金沢行きはくたか6号の自由席を確保!ちょっとズルかもしれませんけど、自由席を確保してから、改札口に向かい、自由席特急券とほくほくせんの乗車券を購入。

 何故このように素早い行動をとるかというと、越後湯沢駅でのはくたか号自由席争奪戦は、別名「はくたかダッシュ」とも呼ばれ、上越新幹線ホームから流入してくるお客さんが大変多いことで知られているからです。
 え?自由席がいやなら指定席券を買え?残念ながらはくたか6号の指定席券は、半ばプラチナチケット化しており、早目に予約しないと購入できません。現に、私がはくたかに乗車した当日も、指定席券は全て完売していた上に、自由席車両は座れなくて立っている人が大勢いました。

R0321222.JPG
↑681系0番台はJR西の車両
 でも、18きっぷを使って普通列車で越後湯沢駅に行くと、新幹線よりも少し速く到着できるので、はくたか自由席争奪戦には勝利できる可能性が高いのです。逆に言うと、新幹線経由ではくたか号に乗車する際は、指定券を買っておかないと苦労することになると思います。

 この、大人気のはくたか号ですが、残念ながら2015年春に北陸新幹線が開通すると共に、廃止が決まっています。これはもう、北越急行の社長が宣言していることですし、また、北陸新幹線開通後は、ほくほく線自体が赤字転落確実との予測を立てていますので、ひょっとすると数年後には路線そのものが廃止になる可能性もあります。残念ですが、残念だからこそ、今のうちに利用しておきたいものです。

● それなら心肺ゴム用!

 さて、無事にはくたか号の自由席を確保できた私は、山側窓際の席でリッチに直江津駅まで向かいます。ほくほく線は、途中十日町駅付近を除き、殆どがトンネル区間で、更にほぼ直線という異常なまでの線形の良さから、はくたか号最高速度160km/hの他に、普通列車でもつくばエクスプレスに迫る最高速度130km/hを誇る高速鉄道です。
 ただ、その最高速度を出す区間が主にトンネル内なので、あまり速さを実感できないのが玉にキズ。ま、それは仕方ないよね。

● 天井のシミを数えている間に終わるわ…

 バビューンと直江津駅に到着して、そこからは12:08発の富山行き普通列車に乗り換え。接続時間が30分近くあったので、一度駅を出て、Ingressを嗜んだりしたりしてw。
 駅前をふらっと回ってきて、再びホームに戻ると、既に富山行き普通列車は入線していました。ただ、乗客はとても少なくて、クロスシート進行方向窓際席を難なく確保。ちなみに、海側ではなく山側席にしました。
 おおよそ2時間の乗車中、途中泊駅まではガラガラの車内でしたが、そのあたりを過ぎるとちょっとした首都圏近郊列車並みの賑わいになってきます。黒部駅からはミニスカのお姉ちゃんが相席になりドキドキしましたが(笑)、そのまま列車は富山駅に到着します。

 富山駅からは14:13発の金沢行きの普通列車に乗り換え。223系列車の転換クロスシート車両に乗ると、またもや隣には若い女子高生風のお姉ちゃんが。実生活でもここまで女にモテモテだといいんだけどなー、と思いながら30分程度経過、列車は無事高岡駅に到着しました。

 高岡駅到着後のお話はまた次のエントリで。

RICOH GR


特急はくたか&北陸の485/489系(イカロスMOOK―名列車列伝シリーズ)
ゆるゆり: 1(百合姫コミックス)

|ほっとホット高岡へゆりを求めて18きっぷ旅|


« 前の記事へ

次の記事へ »

トップページへ