トップページへ

高岡市内で万葉線のったり城端線のったり

flatearth.Blog* » おでかけ » 高岡市内で万葉線のったり城端線のったり

R0321302.JPG
↑クルン高岡オープン日
 前回からの続きですです。
 さて、高岡駅に無事到着しました。しかし何というか、予想外の人混みです、一体何の騒ぎなんでしょうか…と思いましたら、本日(出かけているのは3月29日)はちょうどクルン高岡という駅商業施設のオープン日だったらしいです。いや、もちろん事前に調べてオープン日だというのは知っていたのですが、にしても想像よりずっと人が多くてビビりました。

 駅前のコンコースでは富山のご当地アイドルピエノロッシのライブや、高岡市の観光親善大使である「あみたん娘」のコスプレイベントなどが行われていたみたいですが、それらを横に見ながら、私は1Fの万葉線ホームへ急ぎます。

● ドラえもんトラムだよ!

R0321308.JPG
↑ドラえもんトラム
 クルン高岡1Fは、そのまま万葉線の高岡駅ホームとなっています。以前は駅前ターミナルにあった万葉線ホームが、駅ビル改装と共に、JR高岡駅の構内に移転されています。
 当日はそれを記念して、1番線と2番線のホームには、ドラえもんトラムが展示されていました。
 何故万葉線でドラえもんトラムなのか…といいますと、実はこの高岡市は、藤子不二雄氏の故郷でもあるからです。他にも高岡市内には、藤子不二雄氏にまつわる観光施設がいくつか点在しています。

 さて、今日の目的は万葉線に乗ること。1番2番線はドラえもんトラムに占拠されていますので、3番線から万葉線に乗り込みます。ちょうど一度乗ってみたいと思っていたMLRV1000系電車、通称「アイトラム」がやってきました。

● MLRV1000系アイトラムだよ!

IMG_4238.JPG
↑ドラえもんトラム型の1日券
 万葉線は乗車時に整理券を受け取る後払い方式。私は1日券を購入しようと思っていますので、降りるときに乗務員の方に申し出て受け取ることになります。今はドラえもんトラム運行記念として、写真のようなカワイイ形で売られています。お値段は800円。他、途中にある海王丸パークの入場券とセットになった、1,000円の券もあるようです。
 当日は高岡駅でのイベントがあったせいか、結構な混雑ぶり。私は前の方で座れたのですが、お年を召した方や家族連れも多く乗車してきたので、席を立って運転席後ろで立って風景を眺めていました。
 ちなみに、アイトラムからの運転台風景は、こちらのUSTREAMでライブカメラが公開されていますので、万葉線に興味がある方は是非どうぞ。

 富山のLRTに乗ったときも思ったのですが、乗降がが圧倒的に楽で、更に床の位置が路面と近い位置にあるため乗り心地も良いです。道路を歩いているのと同じような高さで、隣の自動車と同じ場所を移動しているのは不思議な感じ。

● 鉄橋渡るよ!

R0321459.JPG
↑庄内鉄橋、トラムじゃないけど
 しかし、この「トラム」の乗車感覚は面白いですよね。そして万葉線は富山のポートラムと違い、途中高架や、庄内川を渡る鉄橋などがあり、特に路面電車で渡る鉄橋というのは、独特の感覚があります(ちょっと怖いとも言える)

 終点の越ノ潟停留場まではおおよそ40分前後でしょうか。乗客も途中の能町口停留場あたりまでは結構乗っていましたが、知らない間に2〜3組まで減っていました。

 そして万葉線は終点、越ノ潟停留場に到着。そこで下車時に1日乗車券を従業員の方から購入します。そこからは富山県営渡船、通称越ノ潟フェリーに乗船。この渡し船も一度乗ってみたかったんですよね。
 以前は途中の中伏木停車場近くにも渡し船があったのですが、残念ながらこちらは2009年で廃止されてしまいました。

● 渡し船乗るよ!

R0321385.JPG
↑海が出るぞー!
 おおよそ15分位待って船が到着。乗客は私と一緒にトラムから降りてきた3組の家族連れと、地元民らしき女の子2人組が自転車と共に乗船します。ちなみに渡し船の料金は無料ですが、ま、主には観光客向けですね。
 渡し船航路のすぐ横には、新湊大橋という大きな橋が架かっていますので、地元の方はそちらを利用するようです。

 渡し船は伏木富山港(富山新港)を横切り、およそ10分程度で反対側の堀岡に到着します。このあたりの街並みは、古くからの港町という感じでとても雰囲気が良いです。
 ちなみにこちらの街から富山駅までは、かつて富山地方鉄道射水線が通じていました。というか、私が乗ってきた万葉線もかつての射水線の一部なんですけどね。こちらの路線は富山新港を建設にあたり分断され、廃止されました。もっとも廃止になったのは昭和55年といいますから、結構昔の話ではありますが。

● 新湊大橋渡るよ!

IMG_4237.JPG
↑あいの風プロムナード内
 さて、帰り道は新湊大橋を歩いて渡ることにします。堀岡の船着き場からは歩いて5分程度?クラシカルな街中に突如現れた超近代的建築物のスタイルとその大きさから、なにやらスケール感がおかしくなった感じ。

 橋のたもとにあるエレベータに乗り、ぐんぐんと高度を上げていきます。このエレベータは一部、外の風景が眺められるようになっていて、とても景色が良いです。
 そして、「あいの風プロムナード」と呼ばれるフロアに到着。こちらは上を走る自動車道の下の階層にあたり、歩道はその自動車道の下に設置されています。これだと雨が降っても濡れないし、道も広々として良いかもしれませんね。また、この道は自転車も利用可能ですが、乗車は出来ません。押していくようにしましょう。

 橋の上からは、今渡ってきた富山新港の景色や、射水市の街並みが見えます。そして、残念ながら当日はあまり視界が開けていなかったのですが、立山連峰の山々も眺めることが出来るそうです。また、北西側には海王丸パークに係留されている初代海王丸も見ることができます。
 ノンビリとあるくと大体10〜15分位でしょうか。越ノ潟側に到着して今度は下りエレベータ。出口は海王丸パークの一角になっています。

● テンプりん号乗るよ!

R0321449.JPG
↑テンプりん号
 さて、ここからはまた高岡市街へ戻ります。先程の越ノ潟停車場までは歩いて3分程度。復路は、テンプスタッフのキャラ「テンプりん」が描かれたデ7070型車両がお出迎え。なんでもこの車両、1967年製造らしいので既に45年以上経過しているクラシック車両です。窓枠などを確認すると、かなりくたびれてきた感じもありますが、シートの座り心地はいいですね。

 暫くすると、子連れの女性と若い男の子が乗り込んできて、列車は出発。先程のアイトラムと違い、デ7070型は、力行惰行の切換がよりハッキリしていて、更に車両の速度コントロールも難しそうです。そういえばすれ違うアイトラムには、若い男性や女性の運転手が多い中、7070型の運転手は、お年を召したベテランっぽい運転手が多い気がします。気のせいでしょうか?

● 高岡市街歩くよ!

R0321507.JPG
↑越中マダム憧れの大和
 さて、帰り道は少し高岡市街を歩いてみようと思っていましたので、繁華街入り口である坂下町停留所で下車します。ここで降りて南へ真っ直ぐ歩くと、どうやら高岡大仏に通じるらしいのですが、わぁはそういった一般的な観光地よりも、街並みそのものに興味がある困った性質です。

 散策の途中で宮村書店というスゲー外見の本屋さんを見つけたのですが、チキンな私はちょっと入る勇気はなく、その先にある高岡大和(ダイワ)へ向かいました。ま、店内で特に何をしたという訳でもないのですが、百貨店好きの私としては、こういう雰囲気を眺めているだけでも楽しいのです。以前富山に行ったときも大和には入ったしね。
 7Fのレストランフロアから一番下の食品フロアまで一通り眺めて、ついでに夜のお供のミモレットを一切れ買って店を後にします。

 大和から外に出ると、あたりは暗くなり始めています。そろそろ駅に戻るかな?と思ってそこから高岡駅まで歩こうかと考えたのですが、何となく反対方向に歩いて片原町交差点を右折して、片原町停留場に向かいます。
 しかしこの停留場…いった何処で待っていればいいんだ?と思いながらも、停留所に人がいないと電車も素通りしてしまうので、仕方なく道路のど真ん中で高岡駅行きを待ちます。待つこと5分程度、デ7070型のコカコーラ電車がやってきましたのですかさず乗車。そこから高岡駅まで戻りました。

 高岡駅では、クルン高岡と同じくオープンした地下商店街を見学したり、そのまま市街地まで戻ってあの藤子不二雄氏も利用していたという文苑道書店駅前店をのぞいたりしてました。そんな感じで時間を潰していたら時刻はもう18:00を過ぎています。さて、最後の仕事に向かいましょう。

● 城端線にのるよ!

R0321535.JPG
↑ででんと油田駅!
 本日最後の仕事はあの城端線に乗ることです。こんな機会でもなければ一生乗ることがない路線でしょうからね。ただ、時間の都合もあり本日は高岡駅18:40発の列車で途中の「油田駅」まで行き、そこで油田駅19:05発の高岡行きに乗って折り返してきます。ま、城端線乗ったという既成事実が欲しいだけですw。

 城端線はこれまた何というかアレな感じの路線として近頃はマニアに有名。その中でももっともアレ度が高いという「あみたん娘」の車両が入線していましたのでそちらに乗車。こちら、外のラッピングは前のエントリでも紹介したとおり、アニメな感じの美少女が車両側面にででんと描かれているのですが、更に車内は2人の幼女イラストで装飾されているとか、高岡市はいったいどちらに向かっているのでしょうかw。いや、私的にはこういうの好きなので問題ないんですけどね。

● 油田駅で引き返すよ!

 油田がある訳じゃないのに油田駅までは15分程度で到着。一度駅を出て辺りを歩いて、再びホームに戻って暫く待つと、時刻通りに高岡行きの列車が到着。往路の車両はキハ47系、帰りはハットリ君列車だったので、キハ40系になるのかな。車両についてはこちらのサイトが詳しいです。つことで、とりあえず城端線には乗りました(笑)

 高岡駅に戻り、クルン高岡内のセブンイレブンで、泡のワインと、軽くおつまみ、主食にペヤングを購入してホテルに向かいます。西日本と違い、東日本のコンビニはちゃんとペヤング常備しているのが頼もしい(笑)
 予約したホテルは、高岡駅南口にある名門!ホテルセブンセブン高岡です。
 部屋自体は悪くなかったのですが、今時泊まり客用コンセントが1口しかないというのはちょっといただけない感じと、部屋内の空調がエアコンではなく「ヒータ+クーラー」なので、当日はヒーターしか使えず(その日は外も部屋の中も暑かった)、ちょっと不便な気がしましたが、ま、安いんだから仕方ないね。

 ペヤングと、大和で買ったミモレットとおつまみで泡のワインを流し込んで、高岡旅行一日目は終了です。翌日についてはこちらから

R0321516.JPG
↑とてもスリリングな万葉線片原町停留場。
RICOH GR/iPhone5

路面電車の走る街(9)富山地方鉄道・富山ライトレール・万葉線

|高岡市内で万葉線のったり城端線のったり|


« 前の記事へ

次の記事へ »

トップページへ