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りょうもう号とスズランと正規空母赤城

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↑東武浅草駅危険ゾーンにて
 もう二週間前の話なんですけど、二週連続プレゼンも無事終了した私は(結果は知りませんけどw)、疲れた身体と脳をリフレッシュするため、北関東へブロンプトンと一緒に出かけてきたのでした。

 スタートは、東武伊勢崎線が誇る豪華特急列車「りょうもう1号」浅草発7:00。ブロンプトンと一緒に早朝の東武浅草駅へと降り立ちます。座席指定券はあらかじめ「東武携帯ネット会員サービス」で購入済み。終点の赤城駅までは、特急券が1,000円。運賃は…確か1,000円ちょっとでした。パスモで決済したので覚えてないです。

● 超絶豪華特急列車200系りょうもう号のひみつ

 豆知識ですけど、東武伊勢崎線は路線総延長114.5kmあり、日本の私鉄路線としては最長となります。最近は東武動物公園駅から押上ー曳舟間が「東武スカイツリーライン」などというダサさ爆発な路線名になったので、扱いがどうなっているのか知りませんけどね。
 その長大な路線を疾駆する東武200系電車は、これもなかなかアレな車両らしく、最高速度160km/hを誇りながら(営業速度ではありません)、そこからの制動距離が600m以内という殺人ブレーキ装備や、謎技術によって僅か20km/hでも回生ブレーキが効くなど、それなりにネタ満載の車両という噂です。
 実際スペーシアより何となく格下感がある200系電車ですが、アルミニウム車体を採用しながら鋼鉄製車両よりも重いといわれる重量級100系電車よりも更に重く重量級だったりして、そのせいか、乗り心地もなかなかよいです。

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↑700系電車、元京王電鉄の車両
 さて、浅草から1時間強の特急旅を経て、終点の赤城駅に到着。ここからは 上毛電気鉄道上毛線へ乗り換えます。ただ、この乗り換え時間ですが、8:55分赤城着のりょうもう1号と、前橋中央方面のぼり8:58分発では、ブロンプトンを持った身だと少しつらい。
 更に私は赤城南麓1日フリーきっぷを買うつもりだったので、ホームからブロンプトン抱えて一度駅舎へ戻らねばならず、奇しくもりょうもう号の後の方に席を取っていた私では、乗り換えに間に合いませんでした。輪行など大荷物を持って乗り換える方は、りょうもう号のなるべく前の車両に席を取っていると、乗換がスムースです。
 あ、普通の手荷物程度で一日券を買わない人なら、車両前部の乗り換え口からホームを移動して乗り換えるだけなので、3分あれば充分だと思いますが。

● 上毛電気鉄道のひみつ

 つことで、次の列車が来るのは30分後。それまでは、赤城駅周辺を適当にブロンプトンで散策。ま、赤城駅は過去にも来た事ありますので、そんなに新鮮さはなく、15分位で戻ってきました。そして、赤城南麓1日フリーきっぷを購入。因みに今のシーズンは「早春桜花きっぷ」になっていますので、普段1,300円が、1,000円とおトクになっています。

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↑上毛電気鉄道サイクルトレイン
 つことで、30分後にやってきた列車に乗り込みます。そうそう、この上毛電気鉄道なんですけど、土日祭日はサイクルトレインとして運行されています。なので、普段の輪行みたいにブロンプトンを折りたたまずとも、そのままの状態で列車に乗車できてしまうのです。このサービスは本当に嬉しいですね。
 そして、観光客向けサービスかと思いきや、地元の小学生や中学生が自転車をそのまま持ち込んで乗車してくる駅も多く、この制度は地元の人達にも積極的に利用されている印象がありました。乗客減少に悩む全国の鉄道事業者も、参考にした方がいい事例かもしれません。

 さて、赤城駅を出発した2両編成の電車は、そのまま関東平野の北縁を沿うように終点の中央前橋駅に向かいます。大体一時間弱ですかね。駅に到着してもそのまま自転車を押して降りられますし、上毛電気鉄道の駅は全てバリアフリー化されていますので、自転車でもらくらくです。

 朝の前橋市内はひんやりと空気が冷たい感じ。早速ブロンプトンで散策です。まずは、前橋中心街の千代田町から本町辺りを走ります。この辺りは、自動車で訪れてもなかなか来ない場所ですし、また、前橋駅、新前橋駅からも離れた場所にありますので、鉄道で訪れてもなかなか来にくい場所でもあります。かといって、失礼ながらわざわざ東京方面から観光に出かける場所でもない気もしますし、群馬県民以外にはあまり知られていない街かもしれません。
 ただ、街中はそれなりに賑わっていますし、風俗などの花街なから、東京でも有名なファッションブランドが路面店を構えていたりと、それなりの規模感はあります。ただ、やはりここでも街の中心部はさびれて行く方向なのかなと思いました。街並みについてはこちらのサイトが詳しいです。

● 前橋の百貨店スズランのひみつ

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↑スズランの前にて
 つことで繁華街といえば百貨店。かつては上毛マダム憧れの地といわれた前橋市内ですが、市内に百貨店はこのスズランのみになってしまいました。早速開店直後のスズランへ潜入!

 あまり時間もないので、本館の地下食品街から最上階までザッと眺めてきましたが、こういう建物というかお店、なつかしいよねー。天井が妙に低いのも、また昭和な百貨店という感じがして実に良いです。

 私が訪れたときは「あの東急ハンズが前橋へやってきた!!」というキャッチと共に、期間限定で東急ハンズトラックマーケットがオープンしていました。そこのフロアだけ人でごった返してましたけど、他のフロアはゆったりまったりのんびりで…ま、商売的にはヤバいんでしょうけど、私のような地方スーパー&百貨店愛好家にとっては、至高の時間を楽しむことができたのでした。

 さて、スズラン地下街で何か食料品でも買おうと思ったのですが、生モノ買って傷ませるのももったいないので、何も買わずお店を後にします。その後は、帝政グンマーの本拠地(県庁舎)を見たり、新前橋駅前橋駅を見物したりして、赤城駅方面へ戻る形で東進します。

● 赤城山沿いを走るひみつ

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↑正規空母赤城さんの麓で
 なんとなく前橋市街を出るまでは、鉄道沿いに東へ向かっていたのですが、途中心臓血管センター駅付近のセブンイレブンで、群馬のソウルフードペヤングソース焼きそばを食べてから、何故か力がモリモリに(笑)

 で、何故か写真にあるような狭くてグネった道をひたすら赤城山に向かって登り始め、国道353号線手前に到達した所でふと我に帰り、ブロンプトンによる登坂を断念w。しばらく赤城山麓を走ってから、大胡駅まで下り、そこで再び上毛電気鉄道に乗り、赤城駅からりょうもう号に乗って帰ってきました。

 ブロンプトンでの走行距離はあまり長くなかったのですが、普段自動車や鉄道でなかなかいけない地域や場所を丹念に巡ることが出来て、それなりに充実した輪行旅だった気がします。

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“世界最後の魔境”群馬県から来た少女(スマッシュ文庫)/日下一郎

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