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▼2006年10月25日

科学的にそんなことありえない

 「科学的にそんなことはありえない」というセリフや文章をあちこちで目にすることが多いと思いますが、これは科学の意味を取り間違えていますね。科学は目の前の現象を否定する為の思想ではありません。

 同様に「科学的に説明が付かない」また「科学的に説明してみろ」というのもありますが、科学で説明できない現象は、その現象が悪いのではなく、科学が未熟な為なのです。

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コメント

世の中説明できないことが、たくさんあると思います。

おっしゃることにはだいたい同意できるんですが、科学を生活の糧にしている者として1つだけ。

自然科学の世界では、大前提として、実験結果の「再現性」というものが問われるんですよね。だから、いくら現代科学の理論と一見して矛盾していなくても、再現性のない結果は決して受け入れられない。

「科学的でない」とされる主張をされる人々は多くの場合、この再現性の問題をクリアーできていなから、軽んじられる、というか同じ土俵にすら載せてもらえないんですよね。たまたま起こったことを一例だけ取りあげられても、それから何かの結論を導きだすことはできません。とんでも系の主張をする人はたいがい、その大前提のルールを分かっていないんです。

本物の科学者は、現代科学の理論が完璧だなんて露とも思っていません(なんといっても、自分がその一部を作ってるくらいですからね。限界があることはいちばん知っています。)。だから、幽霊でも超能力でも、確固とした証拠を目の前に突きつけられれば、ちゃんと相手にするんですよ。

もちろん、そうとう疑って、理論に穴がないかを必死に探すでしょうが、それはこの世界では当たり前のことなんです。そうやって生き残ってきた完璧な理論だけが、今の現代科学を形作っているんですから。

おっと、沢登りの方ですか。どうも始めまして。

私もおっしゃることは判ります。ただ、たとえばの話ですが、私の場合は特にオーディオやってるというのもあるんですが「ケーブルを変えたくらいで音が変わる筈がない」と主張するお友達に、何度説明して何度結果を見せてきたか…。
そういう人達にとって、科学的という言葉は、既知の範囲内で語る際の意味なんだなと、何度も思い知らされてきましたので…。まあ、オーディオだけじゃないんですけどね。

勿論、実際科学に携わっている人達とお話しすると、そんな狭い了見にとらわれている人は殆どいない…と言うことは理解しています。

話はずれますが、一般論で良くいわれる「科学は宗教だ」という言葉も、私は嫌いだったりします。

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