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▼2014年09月28日

伏見稲荷大社、こんこん、恋いいろは。【京都旅行:4】

R0323761.JPG 京都に伏見稲荷大社という神社があります。なんでも稲荷様をお祭りしているようで、最近では「いなり、こんこん、恋いいろは。」というアニメの舞台になってたよな…位しか認識がありませんでした。つか、そもそもそのアニメ見てなかったし内容はよく知りませんけど(稲荷様のお姉さんがBLにハマってるって設定はなんかで見た)

 京都旅行2日目ですが、割とJR北側の京都盆地はブロンプトンで走り尽くした気がしていましたので、京都右手、清水寺から山沿いに南へ行ってみようかなと思いました。そうして昼過ぎくらいまで走ってから、大阪市内へ移動する予定です。

 早速月曜日平日の朝、ホテルを出てからまずは清水寺直下に向かい、そこから南下。途中でJR東海道線と東海道新幹線の高架をくぐり、京阪電車やJR奈良線沿いを走っていくと、イヤに派手な神社が見えました。あ…これが伏見稲荷大社ね。折角なんで寄ってみようかなという、軽い気持ちで境内に入ったのでした。

R0323784.JPG しかしこの神社。境内に入ると想像以上に面白く、また広い敷地で驚きました。つか、山そのものが全て稲荷様の境内なんだね。びっくりしました。
 こんなに深入りするつもりはなかったので、ブロンプトンも割と適当な場所に駐輪してきちゃったのをとても後悔しました。
 なんたって、境内一番奥の「一の峰」まで行くのには片道で1時間位かかるのです。さすがにブロンプトンを長時間、正規の駐輪場以外に放置させておく訳にはいかず「四つ辻」まで行って引き返してきましたが、ココは本当に想像以上に楽しい場所でした。次回京都に来る機会があれば、たっぷりと1日かけて回りたい。

 特に圧巻なのが、よく観光写真やテレビで目にする千本鳥居を越えた先の稲荷っぷり。もう通路の左右の山肌至る所に稲荷様が祭られており、稲荷マニアの方なら1日と言わず一週間は楽しめるんじゃないでしょうか。私もマニアって程でもないですが、割と神社に行くと稲荷様や狛犬を見るのが好きなので、もうハァハァいいながらおきつねさま達を鑑賞しておりました。

 そんな感じで、Nexus5とGR交互に持ちながら写真を撮りまくり、この高ぶる「いなりこんこん」な感情を誰かに伝えねば、興奮のあまり失神してしまうかも!とのことで、せっせと写真をFacebookへとアップロードしていたのですが、ここで悲劇が発生!Nexus5を石畳の上に落下させてしまい、液晶ガラスが見るも無惨な状態に!!!
 別な意味で失神しそうになりながら、あわててもう一台のiPhone5でイーモバイルの契約内容を確認した所、無事「安心パック」という保険に加入していることが確認出来ました。よかったぁ〜。ちなみに後日東京に戻って修理に出していますが、費用は1,500円か5,000円のどちらかだそうです。

R0323796.JPG つことで、伏見稲荷大社のいなりっぷりが少し判る写真を。こちらは熊鷹社付近で撮影した風景ですが、千本鳥居を過ぎて山を登ると、本当に道の周辺はこのような小さな稲荷様がそこら中に祭られていて、更にその稲荷様のお顔やスタイルも全て違うんですよね。素晴らしいキツネ天国!あーもっと時間かけてじっくり見たかったなぁ。

 前記したように「四つ辻」で引き返して、帰りは「三つ辻」から八島ヶ池方面に下っていったのですが、こちらの道も、左右全てが沢山の稲荷様で覆われていて、脇道に入ったりして鑑賞していると、このゾーンだけで丸1日消費してしまいそうな勢いでした。

 ということで、京都盆地南エリアにあるせいか、京都観光でもなかなか意志を持って「こよう!」と思わないと、足を踏み入れない場所ではありますが、京都観光に訪れた際は、是非時間を割いてでもこの伏見稲荷大社参拝はお勧めします。電車だとJR京都駅から奈良線に乗って10分位で稲荷駅に到着。駅を出て目の前です。

R0323861.JPG
↑半年前にアニメやったばかりだし、
お土産やさんには聖地巡礼グッズで溢れてるかと思ったら、
割と控えめでした。

RICOH GR


iPhone6 Plus 128GB/シルバーに機種変更しました

E9280056.JPG iPhoneを新調しました。iPhone5からの機種変更となり、キャリアはソフトバンクのまま。選んだモデルはiPhone6 Plus/128GB/シルバーです。
 予約を申し込んだのはソフトバンクオンラインショップ。予約開始時16:00からのほぼ3分後で、到着は発売日から2日後の9月21日。今回オンライン店舗で発送までをお願いした人はやや負け組だったようで、オンライン予約して店舗受取にすると発売当日の19日におおよそ受け取れたようです。

 私の場合は、京都旅行と重なりまして、20日中に受け取れればいいなと思っていたのですが、入荷連絡と同時に最短での発送が21日と連絡が。それならしばらく家にいないしと思って発送日時を指定しなかったのですが、21日の午前中に自宅へ届いた模様。当然不在通知は来るし、佐川のオンラインはヤマトと違って再配達日時を選べないしで、割とどうしようもない感じ。その上ソフトバンクからは発送(到着ではない)直後に「速やかに新端末へ切り替え作業を行わないと古い端末は使えなくなります」なんて脅しみたいなメールも来るし、ちょっとドキドキでした。

 ということで、実際に触ってみたのは、発売日から1週間後の9月26日。朝9時を待ってオンラインからの切り替えを行い、5分程度で電話として使用可能に。事前にデータの移行は済ませてありましたので、画面サイズ以外はiPhone5そのままでiPhone6+に環境移行が出来ました。この辺はさすがAppleだなぁと思います。
 また、オンラインでの切り替えとアクティベーションなら、実作業時間は5分もかからないし、店舗で機種変更するときにかかるあの1時間以上の時間が無駄だと考える人は、オンラインショップでの購入をお勧めしますよ。今回は発売当日に届きませんでしたが、いつものiPhoneなら、最速はオンラインショップで自宅受取ですからね。

E9280051.JPG さてこのiPhone6+ですが、改めて手にするととてもでかい…、手のサイズがあまり大きい方でない私にとってはちょっと持て余すサイズ。
 そして、iPhone5の頃は裸族で通していた私ですが、丁度京都旅行2日目でNexus5落として液晶割っちゃった後でもあるし、弱気な気持ちになってカバーがないとヤバいかも…と考えました。ということで選んだカバーはApple純正本革レザーケースのレッド。更にストラップがないと落としそうなので、背面にピンバイスで穴を開けてストラップホールとしました。

 液晶保護シートはどうしようかと迷ったのですが、実質パワーサポートと同じ製品であるソフトバンクセレクションの光沢シートを装着。というかパワーサポートからは保護シートが10月3日にならないと出荷されないそうです。
 iPhone6+の保護シートについては、ラウンドするガラスのせいで、液晶横まで保護シートが達していない製品も多いのですが、こちらの製品はほぼ液晶表示面まで達しています。強いて言えば髪の毛一本分足りないくらいw。この辺は暫くすればラウンドタイプの全面保護シートが発売されるようですし、その評判を聞いてからまた張り替えようかな。

 使用感についてですが、アプリが微妙に液晶サイズへ対応していない問題がある以外は、概ね問題ないです。薄手のボディーも思ったよりも持ちやすい。というか、ストラップがあれば持ちにくさも感じないし、単純に液晶がでかいのでWebなど見るのには便利。逆にスマホ専用画面のWebサイトとか、スマホ用情報サービス系アプリは、画面の無駄遣い感があってイマイチな気もします。この先徐々にiPhone6が普及してくるに従って、スマホ専用のWebサイトやアプリのインターフェイスには変化が出てくるかも知れません。
 また、私は初めてなのですが、Touch ID使いやすいですね。初日に設定して数日使っていますが、認証エラーは一度もないです。
 ただ、ホームボタンに触れる事とホームボタンを押下する2種類のアクションはややちぐはぐな気もします。Androidみたいに触っただけでホームボタンを機能させるか、あるいはTouch ID側に押下のアクションを持たせる方がインターフェイス的には一貫性がある気がしますが、さて?

 それと、カーナビ用途としてはやはり画面が大きいととても便利で見やすいですね。逆に言えば、iPhoneをはじめとする各社スマートフォンが5インチサイズに変化する過程で、車載専用ナビゲーションは死滅していくんでしょう。個人的には以前からあの手の専用機を買う理由がわかりませんでしたが。

 オーディオ的な評価ですが、イヤホン直出しの音は、iPhone5のややHi-Fiを意識した音質よりも、傾向としてはかつてのiPhone4系統のナチュラルな味付けに戻っているような気がします。そういった傾向以外でもバッテリに余裕があるせいか、明らかに駆動力が増している気がしますね。つくづく今回のiPhone…というか、iTunesがハイレゾに対応しないのが惜しいと感じました。

 バッテリは保ちますね。Plusの場合容量は2915mAhもあるそうなので、なかなか空には出来ないんじゃないかなと。つかスペック的には一昔前のノーパソ並みの容量ですよね。すごい時代になったモノです。

OLYMPUS E-3 + Zuiko Digital 50mm F2.0 Macro


▼2014年09月27日

神戸鳴尾浜公園のアサリガイ【京都旅行:3】

R0323711.JPG おそらく、私がこの先阪神ファンにでもならない限り、一生行くことがないであろう、兵庫県の西宮市

 昼間兵庫県の三木地区を走った後は、そのまま神戸を越えて西宮市にある鳴尾浜公園へ。
 なんでこんなとこ(失礼)へわざわざ来たのかというと、ココの公園内にある写真のはまぐりが、なんと、HELIOS Artifactにおけるエンライテンド(緑)のTargetPortalに指定されているのです。ちなみに自分はレジスタンス(青)なので、アーティファクトがこのTargetPortalへ到着するのを防ぐ側になります。

 なに言ってるのかサッパリ分からないと思いますが、Ingressネタです。詳細はこちらをどうぞ。


R0323712.JPG 一応、事前に神戸方面のエージェントに挨拶をしておいて、当日に17:00過ぎ現地に行くとは宣言しておいたのですが、いざ鳴尾浜公園にたどり着いてみても、何方もいらっしゃらなかったですね。
 どうやら前日(当日)の深夜に、エンライテンドによる大規模なアーティファクトの突入作戦が行われたようで、その結果アーティファクトが追加で2つ、TargetPortalに届いてしまったそうです。その為、エンライテンドもレジスタンスも、今日は作戦終了でみんな寝てるんじゃね?との事(笑)

 ま、作戦には参加できませんでしたけど、世界のイングレッサー達でも限られた人しか見ることができない、ターゲットポータルを自分のスキャナ上で目に出来たのはとても有意義ではありました。

 それはそうと、この公園、実にいい所ですね。周辺は住宅地ながらも、海の方に目をやれば、緩やかな砂浜とその向こうには高速道路。大自然に囲まれて…みたいな佇まいではありませんが、近所にこんな公園があると嬉しいなぁ〜って感じ。甲子園球場も近いしw。

 ということで、特に敵にも味方にもエージェントとの遭遇は無しで、そのまま海沿いを十三方面へ走って行ったのでありました。

21 - 1
↑これがターゲットポータル!上に浮かぶ三角5つは、
アーティファクトが既に5つ到着したことを示しています。
RICOH GR

神戸でブロンプトンに新ヘッドライトVOLT300を【京都旅行:2】

R0324111.JPG 長い間、ブロンプトンにはこちらの自動点灯式ヘッドライトを使っていました。
 ま、明るさについてはイマイチでも、暗くなると勝手に点灯するし、そこそこ便利で満足していたのですが、使ってみるとこの方式のライトには重大な欠点がある事に気がつきました。それは輪行中や、自動車のトランクでブロンプトンを運んでいる際、ヘッドライトが付きっぱなしになってしまうという事。
 考えてみれば当然ですよね、自転車にカバー付けて電車で揺られていれば、当然ライトは夜間と判断して点灯状態を維持します。その結果、旅行先で電池切れ…なんてことが多かったのです。中には一度も夜間走行する事なく電池切れになったりとか(笑)

 最近では日が暮れるのも早くなってきていますし、また、見知らぬ関西で夜間無灯火で走る羽目になるのはイヤだなと思い、ヘッドライトの新調を決意。ハンドル回りへのライト装着が嫌いな私にとっては、このCATEYEのVOLT300(HL-EL460RC)ブロンプトンコラボモデル一択となりました。

 お値段は7,560円とそこそこ高価なのですが、MicroUSB端子から充電できる事と、ライトもそれなりに強力なので、下手なモノを買ってまた失敗するよりはいいかなと。素のモデルはアマゾンの最安店でも6,000円強するので、ブロンプトンの専用金具代が1,500円と考えればそんなにボッタクリでもない。あと、ブロンプトンコラボモデルは、色が赤とグリーンが選べるってのもポイント高いしね。

 さて、購入についてですが、この製品はブロンプトン専用モデルのせいか、アマゾンなどの大手ネット通販では売っていません。自転車系のネット通販ではいくつか取り扱いのある店も見つけましたが、送料含めるとそれなりにかかりますし(アマゾンやヨドバシみたいに送料無料!なんて太っ腹の店は少ないのです)、確実に手に入れるには実店舗で買うかなと思い、どうせなら旅行初日に神戸に行きますので、例のブロンプトン専門店で買おうかなと。
 事前にメールで在庫を問い合わせて、イザ朝の10:00時過ぎにショップへ。ライト購入と、ついでに取り付けもやって(工賃600円強かかります)もらいました。

 その日は、そのまま山田錦地帯へ出かけて、その後阪急十三駅まで走りましたが、当然ながら途中から日が暮れてしまったため、買ったばかりのVOLT300初点灯!光量はハイ・ローと試しましたが、市街地ではローでも充分かな。
 ハンドル回りに装着するライトと違い、光源が路面に近いため、手前の路面から少し遠くまで光が確実に届いて、ヘッドライトとしての性能にもとても満足。また、折りたたんだ状態でもフレームに全く干渉しないため、輪行でも問題ありません。やや高価ではありますが、ブロンプトン乗りの方には確実にお勧めできるヘッドライトです。

RICOH GR


▼2014年09月24日

兵庫県、山田錦特A地域を走る【京都旅行:1】

R0323643.JPG 今回の関西旅行ですが、ネタが多いので単発形式で行きます。

 つことで、初日は新幹線に乗って新神戸、そこからブロンプトンで新開地の駅に向かい、神戸電鉄で再び輪行、ウッディタウン中央駅という、いかにも新興住宅地的な名前の駅まで向かいました。

 ここから、丘陵地帯を西に向かいます。丁度同じく神戸電鉄栗生線に挟まれた地域が、日本酒造りでは欠かせない山田錦の産地、更に特A級と呼ばれる高品質なお米が生産されている地域となります。

 いや…別に現地に行ったって何があるという訳じゃないんですよね、ただ、私達が普段呑んでいる日本酒、その中の特A級と呼ばれる最高品質のお米がどんな所で製造されているかとても興味があったんです。

 ウッディタウン中央駅を出て、適当に坂を登ったり下ったり…すると、丘陵地帯に開かれた田んぼが現れてきます。ただ、私達が普段見慣れている稲とはちょっと違う感じ。そうです、山田錦です。
 山田錦の特徴は、一般的な食用のお米よりも背が高く穂が大きい。見ているとスケール感がちょっと違って違和感を感じます。この特徴のため、一般的なお米よりも災害に弱く、またご飯として食べてもあまりおいしくないので、お米農家はあまり作りたがらないそうです。

 私がブロンプトンで走った当日はカラッとした秋晴れで、適度に山を登ったり下ったりしながら、山間の里山の雰囲気をたっぷりと味わうことが出来ました。そして、こういう場所で日本酒になる米が作られてるんだなと納得できて、これからの日本酒が益々おいしく呑めそうな気がしました。

RICOH GR

▼2014年09月16日

Audirvana 2.0をTry Now

 噂のMac用高音質オーディオ再生ソフトAudirvana Plusですが、この度2.0へとバージョンアップしたようです。お値段は、新規購入が$74、1.xからのバージョンアップが$39となっております。円安ニッポンの昨今ではちょっと強気の値付けですね。
 私も1.5xを使っていますので、ニューバージョンには興味津々だったのですが、とりあえず試用版を入れてみることにしました。

 まずはAudirvana公式サイトトップページよりTry Nowを選択。ダウンロードが始まりますので、終了したらダブルクリックでイメージファイルを解凍。中には新しいAudirvanaが入っていますが、アプリのファイル名が従来の1.5xと一緒なので、従来からAudirvanaをお使いの人は、そのままHDDのAppフォルダにインストールせず、まずは別の場所にコピーしてアプリ名をリネームしましょう。でないと、古いバージョンが上書きされてしまいます。
 また、古いバージョンをお持ちの方は、ライセンスファイルも、旧バージョン用をちゃんとバックアップしておきましょう。まだ試していないですが、おそらく旧ファイルへ戻すことを想定していないような作りです。何かあったときのために…ね。

 HDDにコピーしてイザ起動。始めにiTunesのライブラリファイルを統合するかとか、Audirvanaのライブラリはどこに作るかとか色々聞かれますが、そこは適当に。
 そうそう、Audirvana2.0は、以前のバージョンみたいに、音楽ファイルをそのままアプリへドロップして再生するという手軽な方法はダメになったようです。そのためHDD内にきちんとライブラリフォルダを設定する必要があります。主に会社で使っていて、なおかつ曲データはPCに充電用に接続したZX-1内のデータを手軽にドロップして使っていた私からすると、ちょっと不便だな。この辺、このアプリが「手軽な高音質音楽再生ソフト」から「PCオーディオの統合環境」的な方向を目指し始めてるって事かもしれません。

 肝心の音については、確かに良くはなっていると思いますが、少し傾向が変わりましたね。1.5x時のPCオーディオっぽいタイトで反応が早い再生音に加え、もう少しオーディオ的になったというか、キャラが立つようになったというか、具体的に言うと少し低域とか少し強化された反面ユルくなった気が。他、音像表現もタイトというより少し空間が広がった気がします。これって、ヘッドホン系のユーザーにとっては、1.5xの音の方が好みだという人もいるような気がするなぁ。
 ただ、アンプ通してスピーカーで聴く分には、2.0の方がオーディーオ的快感はあるかもしれません。私は会社でHEGEL SUPERでイヤホンでしか試してないので、テキトーな事いってますけどw。

 オーディオ機器(あるいはアプリ)で「音の反応が良くて正確で味付けがない…」みたいな傾向は、ある意味オーディオ的には第一段階みたいなもので、そこから先、各社は自ら考える「良い音」を実現するために、音の傾向やキャラクターを決定づけていきます。今回のAudirvana 2.0は、単なる高音質再生アプリではなく、オーディオ的にも積極的に選ばれるアプリとなるべく、新たな試行錯誤を始めた段階なのかもしれません。
 いずれにせよ、好みの問題というのはあると思いますので、従来のバージョンを持っている人は、バージョンアップで上書きしてしまわず、古いバージョンのアプリとライセンスファイルはちゃんと残しておいた方がいいと思います。

 現時点での私としての評価は、音質についてはこういうのもアリ。ただ、使い勝手については従来バージョンより少し劣っているとの評価です。

 もちろん、新たにMac用高音質音楽再生ソフトをお探しの方へは、やや高価ですが、自信を持ってお勧めするアプリである事に変わりはありません。

▼2014年09月14日

もうLINNのDSシリーズにはいい加減飽きてきた

 ま、タイトル通りなんですけどね。

 自分もMajik DSを買ってそれなりに音は満足しているんだけど、ソフトウェアが酷すぎる。QNAPでNAS使って運用している人はわかりませんけど、自分は以前も書いたとおりMacmini運用なので、HDDのライブラリに対する信頼性はずっと上です。しかし、とにかく新しく追加した音楽を聴くのに手間がかかりすぎるというか…。

 サーバーソフトで元々使っていたTwonky Mediaですが、ハッキリいってこれまた微妙なソフトで、名前によるコンテンツの検索は不可能。新規に追加したコンテンツのrescanもタイミングもまた意味不明で、CDをライブラリに追加するとすぐに共有されることもあれば、一晩経ってもライブラリから参照できないことがあったりする。ま、当時は「ネットワークオーディオとかこんなもんかもね…」と思ってたので、さほど腹も立ちませんでしたが。

 ということで、これらの不満を受け、満を持してLINNから登場したKazooというPC用サーバーソフト。まだβ版ながら、ライブラリの文字検索が可能な上に、Twonkyだと出たり出なかったり(つか出ないことが殆ど)ジャケットの画像もきちんと表示されるとのことで、ようやくiTunes並みのネットワークオーディオ環境が揃った!と思ったら、このKazooはそりゃ酷いもんで、新しくライブラリに音楽を追加した後は、rescanコマンドを実行しようが何しようが、絶対にコンテンツは再表示されず、例で言えば新しいCDを追加したときは、サーバー(この場合はMacminiね)を再起動しないといけないうえに、再起動後のライブラリ読み込みもこりゃまた遅くて、なんだかんだで全てのコンテンツが登録されるまで1時間位かね…かかる。
 んで、このソフトがコンソール見るとエラく行儀悪いソフトで、起動中しつこくHDD内をrescanかます上に(それなのにどうして新規追加コンテンツは認識しないんだろ?)、度々暴走して、Macminiを操作不能に陥れる。ソフトウェア的なフリーズではなく、あくまでも「暴走」なので、CPUにものすごい負荷をかけて、時折筐体が熱くて触れねーよって感じになるんだよね。近いうちマシンをぶっ壊すんじゃないかな、このサーバーソフト。

 てな感じで、他のLINN DSユーザー達がこれらの不便を「こんなもんでしょ」と受け入れてるのかどうか知らないけど、昨今ではUSB/DACも随分と音がいい製品が増えてきたし、こんな不便を強いられてまでLINNのDSシリーズ使うのがアホらしくなってきてる昨今です。
 特に新しいCDや、新しくダウンロードした楽曲データを聴くのに、なんだかんだで1時間近く格闘しなきゃならんというのは、だんだん我慢も限界に近くなってきたな。

 私の周りでDSシリーズ手放す人もちらほら出てるけど、LINNはもう、内部開発なんてぬるいこと言ってないで、一流ベンダーに外注するなりなんだりして、まともなサーバーソフトウェアとコントロールソフトウェアを開発しない限り、そろそろこれらの製品我慢して使ってる人もいい加減見切り付けるんじゃないかと。それか、意地張ってないでおとなしくiTunesとのライブラリ完全互換のソフトにするとかね。
 音質云々というめんどくさいこと除けば、どう考えても、iTunes使ってる方が全然幸せなPCオーディオ環境が得られるし。その操作体系でDSシリーズの高音質が味わえるのなら、みんな幸せになれると思うのですが。

 某オーディオ評論家の人も「ネットワークオーディオにはCDをサッと載せて音楽を聴く手軽さがない」みたいな事書いてた気がするけど、ネットワークオーディオ開発してるメーカーは、そろそろハードウェア依存じゃなくて、本気で使いやすいソフトウェアをなんとか開発しないと、今のネットワークオーディオは、いわゆるUSB出しのPCオーディオに潰されるんじゃないかな。

▼2014年09月13日

静岡18きっぷJC旅行

R0322899.JPG 18きっぷのシーズンも大分深まってきた八月の後半ですが、前回名古屋方面に出かけた後、意外と忙しい日々が続き、電車旅が出来ませんでした。
 つことで、まずは日帰り旅行を1発とのことで、静岡方面の私鉄に乗りに行こうかなと。いつもこの辺は通過してしまうだけですからね。

● 御殿場線に乗ってみよう!

 スタートはいつもの秋葉原。そこから東京駅へ移動して6時過ぎの熱海行き東海道線普通列車に乗り込みます。もちろんグリーン車で快適旅。18きっぷで乗車できる数少ない優等車両ですからね。
 おおよそ1時間ちょい乗って、国府津駅で下車。ここからは御殿場線に乗り換えて沼津駅に向かいます。東海道本線で行くよりも遠回りになりますが、ま、御殿場線とかこういう機会がないと乗ることもないので。

 ここからはJR東海でお馴染みの313系電車に乗り換え。対面クロスシートでそこそこ快適。私は早目に乗車して、ウォークマンでボーッと音楽を聴いていたのですが、発車時間になると結構大勢の人が乗り込んできました。

 国府津駅を出発してから暫く平野部を走り、国道246号線沿いに達すると、急峻な山岳地帯を登ってゆきます。結構いい景色。そこから御殿場に至る所で高原地帯へ入ります。本来は窓の北側にどーんと富士山が見えるはずなのですが、当日は生憎富士山は雲の中。空は一応晴れてはいたのですが。
 御殿場駅を越えると、平坦な地形が続き、徐々に標高を下げて沼津駅へ到着。時間にもよるのかもしれませんが、全線でそれなりに乗客は多かったです。ちなみに、開業当初の御殿場線は、こっちが東海道線本線だったんですよ。

● 岳南鉄道に乗ってみよう!

R0322919.JPG さて、御殿場回りで東海道本線に戻った後は、再び西へ。沼津から4つめの吉原駅で下車します。ここからは岳南鉄道線に乗り換えるのです。

 岳南鉄道とは、静岡県の旧吉原町を走る私鉄電車。吉原駅から市内を迂回しつつ、岳南江尾駅までを結んでいます。
 沿線は東海工業地域らしく、様々な工場が建ち並び、その景観と古い駅のコントラストは日本夜景遺産にも選定されたとか。路線総延長は9.2kmというこぢんまりとしたローカル線です。
 失礼かもしれませんが正直なんでこんな所に鉄道が?と思っちゃったりするんですが、なんでもかつての東海道の宿場町、吉原本町から、JRの吉原駅が離れていたため、その周辺地域を接続する鉄道として需要があったとのこと。もっとも、現代では様々な地方鉄道と同様、モータリゼーションの煽りを受け、経営状況はあまりよろしいモノでもないみたいです。

 吉原駅からは、懐かしの硬券1日きっぷを買ってホームへ。既に京王線沿線住民には懐かしい7000系電車が入線していました。暫くすると出発です。

R0322938.JPG 出発すると、東海道本線を暫く併走した後、列車はに工業地帯のど真ん中に進路を向けます。
 途中に吉原本町駅付近で商業地域っぽい場所を通った後は、再び工業地帯の中…というかもやは工場の中みたいな場所を、ゆっくりと走ってゆきます。
 また、途中で停車する駅舎も古くて味わい深い建物が多くて、いつか自転車持ってきて沿線をゆっくり回ってみたいなーと思いました。

R0322953.JPG 大体20分位かな。列車は終点の岳南江尾駅へ到着。
途中は工場地帯や古い商店街の近くを通っていた岳南電車ですが、終着駅の周りは殺風景な感じ。すぐ近くには新幹線の高架も見えて、南側にはだだっ広い空き地が見えます。
 向かいのホームには、色違いで同じく8000系のかぐや富士号が停車しています。なんでもこの編成、休日は使われないようですね。

 帰り道はそこから東田子の浦駅まで歩いてもいいかなと思ったのですが(徒歩で20分位)、折角1日乗車券あるし、それに当日は妙に暑かったので、戻りも岳南電車に乗車。JR吉原駅への上り線では、案外乗客も多くてそれなりに賑わっていたようでした。

● 静岡鉄道に乗ってみよう!

 さて、ここからは再びJR東海道本線に乗って、次の静岡私鉄がある、清水駅に向かいます。
 しかし…いつも思うんだけど、東海道本線の普通列車って、他の路線に比べて女の子比率が妙に多いんだよね。きっと男子達は自分の車で移動するんだろうけど、女子は電車でってのが多いのかな。全国の鉄道事業者の皆さん、鉄道はもっと女子アピールしといた方がいいと思うよ。

 つことで、ロングシートの退屈な車両でウトウトしながら、30分程度?清水駅へと到着です。ここからは静岡鉄道清水線へと乗り換えますが、その前に、すこし清水駅周辺市街地を散策。

 清水駅の西口に出て、ロータリーの南側を通ると、清水駅前銀座商店街というアーケード街があります。ま、こちらも他の地方商店街同様、シャッター商店街になりかけてる印象でしたが、なんでも富士山コスプレ世界大会なんて張り紙があちこちにしてあって、まちおこし頑張っているようです。正直なんでコスプレなのか意味がわかりませんけどね。
 そのシャッターだらけの商店街を歩いて行き、アーケード街が終わり、JR東海道線を越える自動車道の下を越えると、再びちょっとした商店街があったりします。こちらも例によりシャッターばかりなんですが、それでもかつての清水市の反映を偲ぶことが出来て、ちょっと面白い。いまではみんな郊外のショッピングセンターに買い物行くんだろうなぁ。

R0323005.JPG さて、商店街見物もそこそこにして、JR東海道本線の線路を渡り南側に出ると、お待ちかね清水鉄道清水線の新清水駅が見えてきます。丁度電車も入線していましたので、切符を買ってホームに入ります。
 車両は地方私鉄には珍しい新造車である1000系電車。やや小ぶりでバックミラーが付いてるのがカワイイ。車両の一番前の方に陣取ってしばし発車を待ちます。

 最終的には着席乗車率50%位のお客さんが乗り込んで、新清水駅を出発。路線はJR東海道線に沿うようにしてノンビリと走り出します。東海道線に並行しているせいか、地方私鉄の割には線形もなかなか良く、特に直線区間ではなんとロングレールまで備えていました。
 車内は途中から結構かなお客さんが乗り込んできて、日曜日の午後という時間ながらも、終点の新静岡駅に到着する頃には、結構な混雑ぶり。利用者は結構多いみたいですね。

 新静岡駅を降りて、そのまま駅ビル地下のしずてつストアを巡回し、いくつかの食料品を買った後は、歩いてJR静岡駅へ移動。次は再び東海道線を東に戻り、富士駅から見延線に乗るのです。

● JC列車に乗ってみよう!

 静岡駅の駅ビルでお蕎麦を食べ13:30頃の普通電車で出発。車内は着席乗車率70%位ですかね。私の隣には女子中学生らしき娘が座ってきてたのですが、しばらくすると寝ちゃって「くるかな?くるかな?」と思ってたら、案の定寄りかかって寝てきた。

 ま、それだけならそれでいいんですけど、なんとこの娘、大胆にも私の肩に寄りかかるどころか、どんどんエスカレートしてきて、終いには膝の上に頭を乗せるまで…いや、さすがに起こすかなと固まっていたら、ハッと起きまして、回りをきょろきょろ見た後再び寝に入り、また私の方に寄りかかってくる…。半袖の肘にJCの髪の毛がワサワサとしてきて、嬉しいのかなんなのかよくわからない状態でしたが、再びハッと起きて、今度は携帯電話をサササッと操作している。これで終わりかなと思ったら、再び携帯電話しまってまた寝てきてと…おまえ知っててやってるだろ!w

 とまぁ、少しだけ色っぽい感じの東海道線でしたが、残念ながらJCを残して、私は富士駅で降りたのでした。

● 見延線に乗ってみよう!

R0323031.JPG JR富士駅で下車した私は、見延線乗換までの少しの間、富士駅周辺を散策。北口には駅前アーケードが広く広がり、それなりに栄えていた面影があるのですが、他の場所と同様、シャッター通りになっているようです。
 また、駅前には大きな王子製紙の工場があるようですが、こちらは一部建て替え中のようで、それもまた駅前の淋しげな風景に一役かっている感じもします。

 特に所在なげにフラフラとしてみたのですが、どこの場所も駅前ってのはこんな感じなのかな〜。ちょっと淋しいですね。

 さて、列車も入線する時間でしょうし、見延線乗車を楽しみますか。
 車両は相変わらずの313系電車。着席乗車率は八割程度。ボックスシートなので、大体一つのボックスに2組くらいのお客さんが乗っている感じです。
 列車はしばらく、富士川の支流である潤井川沿いを北上。焼きそばでお馴染みの富士宮駅を過ぎて、西富士宮駅をを過ぎた辺りで一度進路を南に変えて、富士川本流に向かいます。
 この辺りになると、景色もすっかり急峻な山の中と大きな川沿いを交互に走るローカル線の色が濃くなってきます。特に富士川の風景はダイナミックですね。河川が織りなす様々な風景が見れて、車窓は退屈しません。
 乗客の数も着席でおおよそ50%位の乗車率ですかね。ただ、途中の下部温泉駅でそれなりに人は乗ってきました。

 どーでもいいのですが、この下部温泉駅で女子大生っぽいかわいい女の子が私のボックスシート正面に座ってきたのですが、しばらくうとうとしていてふと窓枠を見ると、何故か使用済み?ソフトタイプのコンタクトレンズが置いてある。あれ?自分がひとりでボックスに座ってたときはこんなのなかったけど、え?この娘が外したの??なんで???
 別になんて事はないのですが、なんだかこのコンタクトレンズが妙に気になって、ひょっとして女の子の使用済み下着に興奮するのと同様、新ジャンル「使用済みコンタクト!」なんてのもアリなのか?とかよくわからないことを考えちゃってました(笑)

 さて、列車は鰍沢口駅を越えて甲府盆地へ。この鰍沢付近には蹴裂伝説があり、この山を切り開いて水を抜いた状態が今の甲府盆地だという話です。
 ここから先、列車は甲府盆地内の平野部を進み、やがて甲府駅に到着します。

● 山交百貨店へいってみよう!

IMG_20140831_173708 甲府駅では1時間位の乗り換え時間。というかちょっと甲府駅前を散歩しようと思って、列車を1本遅らせました。さすがにただ鉄道に乗車しているだけだとつまんないしね。

 まず向かったのは、甲府北口駅方面のちょっとオシャレになった一角。かつての蔵っぽい建物が再現されておみやげやさんがいくつか並んでいるのですが、正直あまり大した事は無かったかな。なにかのお祭なのか、初音ミクのコスプレをしたお兄さん(笑)が、DJっぽいことやってました。
 その後は一度甲府駅に戻り、南口にある地方デパート山交百貨店を散策!1Fにある珍しい曲がりエスカレータに乗ったり、地下の食品街を散策したりします。折角なので、おいしそうな粉末の焼きそばソースを買ってきました。前にも書きましたが、鉄道旅だとあまり大げさなモノが買えないのが残念ですね。

 さて、時間にもなりましたし、甲府駅に戻って一路東京へ!

● 東京へ帰ってみよう!

 R0323065.JPG 甲府駅からは115系普通列車で高尾駅まで。日曜日のもう19:00時なのに、結構な乗車率。座席はほぼ埋まっている感じでした。
 夜なので車窓も楽しめず、ウォークマンで音楽を聴きながら、高尾駅には21:00前に到着。そこから中央線特快に乗って東京へ。これで、今回の日帰り18切符旅は終わりです。

RICOH GR / Nexus5


▼2014年09月12日

朝日新聞の謝罪するつもりがない謝罪報道を見て思う

 昨晩の「朝日新聞慰安婦捏造問題」を特集した報道ステーションを見ました。

 まぁ…この問題そのものにはあちこちで色々書かれているし、触れません。ただ、2chなどネットで騒がれる問題は基本的にいつも正しかったと言うことですかね。自分は子供の頃からボードシミュレーションゲームやっていたせいで、結構戦史とかも読んでいた方なのですが、この問題が盛り上がった1980年代頃から、子供のアタマの自分ですら「インチキだろこんなの」と思ってました。

 それはそうと、この朝日新聞による捏造問題と謝罪問題、ホント…この国の本質は戦中・戦後…あるいは江戸時代の頃?から変わらないなぁ〜と思いました。

 個人的に、現代の日本において卑劣な人間が当たり前にいるメジャーな職業ベスト3とは

 1:マスコミ・メディア関係
 2:警察
 3:教育関係者

 の三種類だと思うのですが、これらの職業、何か共通する点があることに気が付きますでしょうか。それはこれらの職業には「監督組織が存在しない」ということです。

 今のメディアについては、ネットでもよく言われますが、テレビと新聞、そして出版などを牛耳っているメディアには、誰も何も文句は言えません。実質監督する機関もありません。なので内部の人間は腐りまくります。
 昨日のテレ朝の慰安婦捏造特集を見ても、古館の方はまだともかく、あの恵村順一郎という男は酷かった。ああやって謝っているふりを一般国民の前で平然と行っちゃう倫理観は、やはり自らの業界が何をやっても誰からも何もとがめられないという、社会人として歪んだ生活を送ってきた結果なんだろうなと。

 警察に関しても同様ですよね。最近ではネットの盛り上がりを受け、メディアも仕方なさそうに叩く事もありますが、基本彼等は、窃盗やろうが女犯そうが、実名や写真すら公開されず、多くの現役警察犯罪者は、せいぜい多額の退職金をもらってクビになる程度。
 このような一般犯罪はまだかわいいもので、この国では「民間賭博」が禁止されているにも関わらず、パチンコ業界と結託し、多数の警察OBを天下りさせることにより、パチンコという賭博行為を取り締まりもせず放置しています。これも、今の日本には警察を監督する機関が実質存在しないからこそ、超法規的手段を含め好き勝手やれるという例ですね。

 3つ目の教育現場ですが、こちらもまた酷すぎるというか…犯罪を犯しても警察官同様、とてつもなく甘い判決、社会的制裁で済む体勢が出来上がっています。
 また、滋賀県のイジメ問題や、大阪の殺人顧問教師の問題もすごかったですね。誰も何も謝ろうとしない。ネットで騒がれなければ、人が死んだ事実すら隠蔽する組織。そして、その教育委員会に盾突こうモノなら、教育現場は神聖ですという意味不明な理論で、他組織の介入を徹底的に妨害する。これも、この教育委員会という組織を監督する機関が存在しないからでしょう。

 戦前の日本は、軍人達がこれらの権力を握っていました。実質軍人達を監督する機関が存在しなかったせいで、私達日本人は辛い目に遭わされています。それらの教訓は、現代社会においてなんも受け継がれていないんだな〜と、昨日のテレ朝の慰安婦捏造特集を見てしみじみ思いました。

 そうそう…戦後の軍隊、今でいう自衛隊員は、大手メディアはもちろん、左巻きの自治体や怪しげな市民団体を名乗る連中からぶっ叩かれまくりの上にストーカーのごとく監視されていますので、少なくとも一般国民に対しては非常に丁寧に接してくれていますね。
 根拠のない自衛隊叩きはともかくとして、この姿勢はいい傾向だなと思います。

▼2014年09月10日

ゆりっぽい音楽からお勧めを紹介してみる

 昨今ゆりアニメが熱いのです。いや…別にいい歳して「百合に目覚めた」という訳ではないです、そもそも目覚めようがないしw。

 熱いのは、いわゆる「百合アニメの音楽」だったりします。これが私みたいな小編成のインスト音楽〜あえて軽音楽と言わせてもらいます〜が好きな属性持ちにはたまらないのです。ということで、3枚ほど最近のお気に入りゆりアニメ音楽を紹介。



ゆるゆりのおんがく♪YURUYURI ORIGINAL SOUNDTRACK

 まずは1枚目。テレビアニメ「ゆるゆり」の音楽集。このアニメは自分も見ました。面白かったです、歳納京子とつきあいたい(笑)

 音楽としては、ストリングス系がメインですね。基本は単純な演奏から始まり、徐々に楽器が追加されて賑やかになった所で終わる、あるいはテンポアップした所で終わる…といった構成。打楽器は少ないのですが、少しコミカルな印象があります。また、曲の終わり方が割と「ジャン」とサッパリ終わっているのが多いのも好印象です。



TVアニメ「ゆゆ式」オリジナルサウンドトラック 「Feeling good (nice) wind」

 2枚目、テレビアニメ「ゆゆ式」の音楽集。こちらのアニメは3〜4回位見ました。それなりに面白かったかな。やや男目線系ゆりって感じ。

 音楽的には、色々な楽器の音がしますが打楽器の音が印象的。あと、メロディーが美しいですね。少し哀愁を帯びた曲からコミカルな曲まで、BGM集の王道的構成。仕事しながら、あるいは何もしてないときにボーッとしながら聴くのにも、曲に変な主張が感じられないせいか、楽しい雰囲気で聴いていられます。



TVアニメ「桜Trick」オリジナルサウンドトラック

 3枚目、テレビアニメ「桜Trick」の音楽集。こちらのアニメは全く見たことないです。ジャケットに描かれている絵のキャラも知りません。

 こちらは、アニメ系オーディオのサイトで「ハイレゾ版音質めちゃめちゃいい!」と言われていたので、販売サイトで試聴してみました。序盤のいかにもな「ゆり」っぽい曲から、ピアノベースの音楽が美しくて、ぶっ続けで3回位全曲試聴回しちゃったので、なら買うかとw。音質は良く分かりませんけど、曲はピアノベースの美しいメロディが多くて、私的にはかなり満足しました。

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 上記のような、いわゆる「アニメBGM集」って、一般の音楽好きを自称している人達はまず聴かないと思うんですよね。せいぜい最近流行の菅野よう子系位までじゃないでしょうか。
 しかし、例えば作曲を含めたオーケストラ演奏の伝統が、今ではハリウッド映画の映画音楽で受け継がれているように、小編成による軽音楽、伴奏音楽というのは、もはや日本のアニメがなければ途絶えてしまうのではないかと。
 逆に言えば、毎週数十本も制作・放映されているアニメの殆どが、テーマ曲の他に、その作品にあったBGMをちゃんと作曲しているんです。これって結構すごいことだと思います。
 一方、テレビドラマの方はどうなんでしょうね。NHK大河ドラマのような大作になるとBGMも作曲されるようですが、普通のテレビドラマは結構使い回しが多い印象。

 歌がないインストの音楽なら、わざわざアニメ音楽など聴かなくても、JAZZがあるじゃないか!とおっしゃる向きもあると思いますが、なんというか、正直この歳になってくると、JAZZのあのクドさとはまた違うというか…、プレーヤーが情熱的に演奏されているのはわかるのですが、あえて言い切りますけど、毎日そういう我の強い音楽ばかりが聴きたい訳でもない。

 もちろん、そのようなアーティストの情熱に溺れたい気分の時だってあるのですが、もっとね…普通に音楽が鳴っていて、アクがないさらさらとしている、それでいてリラックスしたり、何となく楽しい雰囲気になれる音楽。そういう力の入っていないジャンルの軽音楽ってのがもうすこしあってもいいなと思うのですが、私にとっては、上で紹介したような音楽が、それらの要求に当てはまる訳です。



Music for Children (Schulwerk)

 それでも「アニメの音楽買うのには抵抗ある」という方は、実写ゆりジャケw、例えば上記のような音楽なんて如何でしょうか。こちらは1950年代、ドイツ人音楽教授のカール・オルフにより作曲された、子供の教育のための音楽を集めたアルバム。飽きっぽい子供向けに書かれたせいか、短い曲が多く、またとても微笑ましい気分になる音で溢れています。どんな曲なのか気になる人は、こちらで試聴ができます

 このような音楽が、もっと沢山買えるようになるといいんですけどね。

 


▼2014年09月02日

集団的自衛権の議論で徴兵制が復活!?

 集団的自衛権があっても徴兵はあり得ない…というネトウヨの言い分に敢えて反論してみます。
 ただ、私もこの先日本で「徴兵制」が復活することはないのではないかと思っています。もっとも、それはせいぜいこの先長くて100年未満での話で、更にその先の時勢については全く想像が付きません。その先の時代なら日本で徴兵制は復活してるかもしれません。

 私は憲法九条改憲論者ではありますが、残念ながら昭和史における憲法九条の役割についても大きな意味があったと認識しています。つまり「憲法九条」があったからこそ、日本は戦後紛争地への直接派兵を免れてきた。この憲法がなければ外交ベタの日本政府のこと、ベトナムやアフガン、湾岸などで自衛隊(つか憲法九条なければ日本軍…でしょうか)は、必ず国際社会から派兵を強要されて、死者を出していたでしょう。あるいは80年代までの冷戦、すなわち東西の軍拡競争に巻き込まれて、日本経済は疲弊しきっていたかもしれません。

 一見好戦派?っぽく見られる私ですが、日本が戦争をしないというルールには全く文句がありません。ただ、文句があるのは「自衛隊」という軍隊がリアルで存在するのに、それらの運用に関するルールが「憲法九条」に反対する熱血宗教家…つまり頭がアレな人達により、議論すらできない状態になっていることです。
 何が言いたいのかというと、有事(他国に戦争を仕掛けられた)などの状況があれば、今の自衛隊は超法規的でしか行動できません。そりゃそうでしょ…他国の空挺部隊が都市部に部隊を降下させても、自衛隊はいちいち関係自治体の長からの出動要請を待ち、管轄警察署から道路占有許可をもらわなければならない。そんな馬鹿な話はあるか!と思うけど、残念ながらこんなルールですら法制化されていません。というか、一部狂信者達のお陰で議論すらさせてもらえない。ルールがないので自衛隊は独自の法解釈や規律で行動するしかありません。すなわちそれは例え限定的だとしても、軍隊による統治を認める事態となり、俗に言う「文民統制」が及ばない状況となります。戦争反対よりも、そっちの方がよっぽどヤバいと思うのですが…(ちなみに日本の原子力政策も同様ですね。危険性の議論すら許されなかった結果が今の福島です)
 その馬鹿げた法解釈のすき間を埋めるための第一歩が、昨今の「集団的自衛権」という議論であり、その点については、この役立たずの九条に関する実質的な改正や運用議論が深まればいいと思っている立場です。

 で、この「集団的自衛権」で徴兵についての話に戻りますが、にわかのグノタがよくいうのは「現代戦では兵隊にも専門的技能が必要なため徴兵した兵隊など役に立たない」という言い分です。
 でもね、現代戦という言い方を敢えてそのまま返すなら、もちろん最前線で銃を持って闘う兵士は、専門的な知識と訓練がないと辛いかもしれませんが、後方(と訳すのは間違いと承知)、ロジスティックの部分においては、ぶっちゃけトラックの免許さえ持っていれば誰でも出来ます。そして、軍隊の兵士が少数精鋭志向に向かう現在、当然それらの任務については民間の人材が招集される筈です。

 前線の兵士に補給物資を届ける仕事、それは徴兵?それとも招集?あるいは雇用?それらの議論はさておき…。

 軍事評論家の江畑謙介氏がおっしゃっていたように、現代戦とは従来のように「前線:後方」という概念があいまいです。第二次世界大戦以前の戦争では、最前線にいる兵隊以外が敵の攻撃でやられることは、ゲリラ攻撃などを除けば、実質ほぼゼロでした。しかし、近代戦から現代戦になるにつれて、軍隊はより強力で長い射程の兵器を備え始めます。また、戦線の動きも流動的になり、かつての「戦闘地域:非戦闘地域」という概念も薄れつつあります。
 具体的にいうと、前線後方に位置する支援部隊・補給部隊についても直接攻撃に晒される可能性は非常に強くなったと言えるのです。

 例えば日本の地勢に当てはめてみると、北九州地区で上陸戦をしかけている近代的装備を備えた軍隊だと、作戦目標の範囲に、九州半分+中国地方の一部鉄道+道路網なども含まれてしまう。
 仮に九州地区で上陸作戦を仕掛ける某国(めんどくせーから中国でいいよなもう)に対する阻止作戦が半月以上続いたとして、当然日本政府は膨大な補給物資を前線に送るため、鉄道並びにトラック業界に招集をかける筈です。となると、もちろんそれらの仕事に従事している人は、当然中国からの攻撃目標となります。その範囲は北九州を越え、たとえば岩国辺りを走っている貨物列車かもしれません。あるいは大分県の国道を北上するコンボイ集団かもしれません。そして、例えそれらの攻撃に対する完璧なミサイル防衛網をしいていても、数にモノを言わせるミサイルの飽和攻撃では全てのミサイルを残らず迎撃する訳にはいきません。必ずいくつかは目標をとらえて人を殺す。

 それは、平和ボケしたグノタがいう「現代戦では徴兵なんてあり得ないし〜」への解答なのでしょうか?

 もちろん「集団的自衛権」の議論と「徴兵制!日本が戦争に」という議論を無理矢理結びつけようとしている今の反戦主義者達のやり口は、本当に汚い手段であることは認めますが、現代戦では徴兵なんてあり得ない!などと呑気に構えるのもどうかと思うのです。現代の戦争においては、戦争が始まった時点でその国内殆どが攻撃目標に晒されます。

 また、現代の戦争では、前線で闘う兵士は志願兵で固められたとしても、彼等をサポートするためのロジスティックスに含まれる存在として、必ず民間人の力が必要となります(アメリカ軍は既にロジスティクスを民間業者に委託し始めています)。その輸送任務に就く人も、現代戦においては広く「徴兵」と同様に扱われるべき存在なのではないかな…と私は思ったりするのですが、さて。

 あと、現代の軍隊は専門知識がないと…という部分にもちょっと反論しておきますが、例えば先の戦争、太平洋戦争時の日本人は、ぶっちゃけ自動車を動かせる人すらマレでした。それでも徴兵されて銃撃ったり飛行機操縦したりできた訳ですから、それに比べれると今の一般的日本人は、戦争を行う為の基礎教養は、先の戦争時よりもはるかに備えていると思いますよ。

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