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▼2012年08月31日

夏休み最終日はプチ掃除

 今年の夏休みは、数年ぶりに割とまとまった日数休めたんだけど、外出はあまりしませんでした。
 初日土曜日に結婚式で軽井沢石の教会へ日帰りで行っただけで、これは遊びじゃないしな…。他は特撮博物館に行っただけ。あとは午後からアキバ(笑)とかそれくらい。夏休み6日間連続であったけど、外出というか家から出たのが3日だけでした。

 まぁ…久しぶりに家にこもっているのも、それはそれでいいもんで、1日ボーッとしながらラジオを聞いていたり、ゴロゴロしていたり…案外音楽聴いたりとか読書はしないもんで、何が何だかよくわからない間に1日が過ぎていた感じ。

 で、夏休みの最終日の昨日だけは、少しは何かするかと思って始めたのが、部屋のプチ掃除。掃除と言っても普通の人から見りゃ「全然片付いてないじゃん」状態なんだけど、江戸っ子の粋のごとく、人目に付きにくい所を主に…ね(笑)

 例えばPC周りだと、用途がよくわからないUSBケーブルが、ハブに何本か刺さっていたので、こちらを除去。それと同じくよくわからないネットワークケーブル。また、電源タップ周りでも同じく何に使っているのか判らないコンセントも全て抜き取ります。
 また、LINNのSNEAKYがきたおかげで、CHORD Chordette Gemもお役御免になったので、オーディオシステムから取り外します。そして、ラック周りとかも軽く掃除機をあててほこりを除去。

 本については、とりあえずもう絶対に読まないであろう本を100冊くらい処分に回します。こちらは、マンガと違ってブックオフに持っていっても売れないから、そのままゴミに出す感じかなぁ。もったいない気もしますが、仕方ありません。

 なーんて作業をノンビリ1日かけて行いました。結果、見た目は机の椅子周りが少しスッキリしたかなぁ…って程度なのですが、精神的にはかなり開放感が生まれました。

 本当は、床に大量に並べてある本や、本丸である奥の院をどうにかしたいのですが、こっちはもう…自分がこの部屋で生きている限りはどうにもならないんだろうなぁ…と、あきらめています。
 近頃や「断捨離」とか「捨てる技術」とか、とにかくモノを捨てまくる生活が上みたいな風潮がありますが、本とか怪しげな機械とか、そんな自分が好きなモノに埋もれるような生活も、これはこれでアリというか、これが自分なんだと納得するしかありませんね。

 久しぶりの、特になんということのない、日記エントリでした。

▼2012年08月30日

ニホンカワウソ絶滅報道を聞き「ガンバとカワウソの冒険」を読む

E8300129.JPG 先日、ニホンカワウソが遂に「絶滅種」と認定されてしまいました。確かに悲しいことですが、既に30年以上目撃例がない訳で、仕方がないでしょう。

 もっとも、今、絶滅種に認定されたとしても、その前と状況が変わったわけではなく、やはりニホンカワウソは生きているかもしれないし、やはりこの世にいないのかもしれません。

 「ガンバ」といえば、出崎統監督によるアニメーション「ガンバの冒険」が有名ですが、この物語にはもちろん原作があり、「グリックの冒険」、「冒険者たち(ガンバの冒険原作)」、そして本作「ガンバとカワウソの冒険」という3部作となっています。
 こちらの本は読んだことがなかったので、カワウソのニュースを聞き読んでみようと本屋さんで購入してみました。岩波少年文庫046番に収録されています。

 本作が出版されたのは1983年。あとがきによると、1970年代頃から構想を練っていたようで、著者は、四万十川にも取材に出かけているとのこと。その頃にはまだ、四万十川流域ではニホンカワウソの目撃例もチラホラあったようです。最後の目撃例とされているのが1979年とのことなので、運が良ければ著者もカワウソを目撃できたかもしれませんが、会うことは出来なかったと書かれています。

「青淵に 獺(うそ)の飛びこむ 水の音」

 という、作中の短歌も悲しげですが、本作は現実で「カワウソが絶滅した」年代に書かれているわけではありません。それを頭に入れて読むと、この作品におけるカワウソは、ノスタルジーではなく、今消えゆく生き物達への警鐘なのかと感じます。

 結果として、1979年以降ニホンカワウソは目撃例がなく、絶滅種とされてしまいましたが、本書を読みながら、まだ日本のどこかで生きているかもしれない彼等に思いを馳せてしまいました。ひっそり生きていてくれるといいなぁ。

 あえてストーリーには触れませんが、四の島(四国?)の自然描写が本当に素晴らしく、また、作中の挿絵も、とても美しく愛らしい動物たちが描かれており、是非手にとって、読んでみることをお勧めします。ただ、岩波書店の本なので、少し大型の店舗にいかないと、売っていないかもしれません。

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▼2012年08月29日

庵野秀明・特撮博物館

E8280049.JPG せっかくのなつやすみ。時間が余っていますので、東京都現代美術館で開催されている、庵野秀明・特撮博物館へ出かけてきました。
 噂によると、土日は人でごった返しているそうなので、平日に時間が取れたのはラッキーですね。

 東京都現代美術館までは、自宅からブロンプトンにのって出かけました。大体1時間位ですかね。電車を乗り継いで出かけるのとさほど時間は変わりません。電車だと、最寄り駅は都営大江戸線森下の駅だったかな?そこから徒歩9分だそうです。

 美術館に到着したのが大体13時前。早速入場します。入場料金は1,400円。そして音声ガイドが500円となっています。普段は音声ガイドは利用しない私ですが、ここは絶対に音声ガイド機レンタルした方がいいです。冬月指令でお馴染みの清川元夢さん渾身のナレーションを聞くことが出来ます。いや…この音声案内、本当に内容濃いんですよ。CDで発売してくれないかしら?

 入場して初めに出てくるのが、東宝特撮シリーズの数々。東京タワーのミニチュアに圧倒され、その奥には、あのはやぶさ号や、轟天号など、実際の撮影で使用されたミニチュアの数々が、ケースから出た状態で展示されています。もちろん、触ることは厳禁ですが、目を近づけたり、下をのぞき込んだりと、様々なアングルから観察可能。更に冬月指令の解説が気分を盛り上げてくれます。

 次はゴジラシリーズ、マイティージャックなどの東宝テレビ特撮、そしてウルトラマンです。子供の頃に見慣れたジェットビートルやウルトラホーク、そしてTACアローなど、もうそのまま持って帰りたい!ウルトラメカの一番奥には、異形なスタイルでお馴染み、スカイホエールが鎮座しています。設定ではウルトラマンより大きかった本機ですが、ミニチュアもでかいのね。もう、なめ回すように見まくります。

 その先は、変身特撮モノのマスク展示コーナーです。ファイヤーマンやグリーンマンなど、ちょっとマニアックなマスクも飾られていて、仮に作品を知らなくても、冬月指令が丁寧に全てのマスクとその登場作品を解説してくれますので、特撮の知識を深められます。もうたまりません。グリーンマンとか痺れるよなぁ。

 でその次に特撮町並みの紹介コーナーがあり、その後はいよいよ「巨人兵東京に現る」の上映コーナーです。監督は庵野ですが、ジブリ作品としてクレジットされています。本作の一部が、確か先日放送されたナウシカの終わりに公開されましたが、あのときの落胆ぶりとは全く違う、スゲー特撮フィルムになっています。こちらは必見です!

 「巨人兵…」の後は、その作品で使われた数々の技術やミニチュアの解説コーナーとなり、最後には巨大な特撮セットの展示コーナーがあります。こちらのみ、持参したカメラで撮影が許可されており、このエントリの写真もこのコーナーで撮影したものです。友達同士で見にいって、お互い写真を取り合ってみるのも面白いのかも知れませんが、私はリア充ではないので、ひたすらセットの写真を撮りまくってました。

 そんなにじっくりと見たつもりはないのですが、結局16:00時位まで館内にいたようで、終わる頃にはおなかもへるしのどはカラカラでエラいことに。とにかく、時間を気にせず、もっとじっくりと見てくれば良かったです。

 そうそう、展示物終わりにあるミュージアムショップでは、特撮関連のグッズが目白押し。色々買って帰りたかったのですが、ここは我慢で、公式パンフレットのみをゲットン。2,600円で少しお高目なのですが、分厚い冊子で内容も非常に濃く、特撮ファンなら絶対に買って損しない内容だと思いました。

 もう一度くらい見に行きたいけど、見に行くチャンスはあるかなぁ〜。少しでも興味を持っている方は、とにかく本当に面白い展覧会ですので、時間を作って絶対に見に行って下さい。その際音声ガイドを借りるのも忘れずにね。

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くずれあるき・さぼうめぐり

E8280114.JPG 山に行って見つけると、つい萌えてしまう「くずれ」をテーマにした同人誌

 このシリーズは他にも「崩壊地ブック1〜3」が発行されており、当然買いました(笑)
 個人的にダムは「すげーなー」という以上の感銘は受けないんだけど、崩壊地を目の辺りにすると、大地のエネルギーに身震いするというか…つまり私の嗜好はそっち方面な訳。

 内容については、前作が崩壊地そのものの案内中心だったのに比べ、本書はもうすこし「くずれ」や「砂防ダム」についての技術的解説が加えられていて、くずれ入門編としては、本書が一番適しているかもしれません。

 購入場所はお馴染み「COMIC ZIN」でした。

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Mac Audio Explorer

E8280120.JPG 話題の同人誌「PCオーディオガイドブック」シリーズの新刊。今度はMacでのオーディオを紹介した同人誌が発刊されました。ただ、前作のように厚い本ではなく、ある意味で同人誌らしい薄い本です。もっとも、こちらは暫定版らしいので、しばらくしたらまた分厚い本が出来るのでしょうか。マカーとしてはとりあえず抑えておこうと思って買ってみました。

 内容的には…正直そんなに濃い訳ではありません。Macオーディオ技術論というより、再生ソフトの紹介が中心。もっとも、前作のPCオーディオガイドブックがちょっとアレな感じで敬遠していた人も、こちらの記述については割と冷静で楽しめると思います。

 また、前作の内容から、著者はMacに否定的なのかと思っていましたが、基本ポテンシャルはMacの方がPCオーディオとして優れていると書いておられます。実際、高品質再生ソフトについては、珍しくWINよりMacの方が多いくらいだしね。

 購入場所は毎度お馴染み「COMIC ZIN」コミケでは800円で売られていたようですが、このお店では1,100円だったかな?で売られています。ちょっと割高な気もしますが、ま…同人誌だし、仕方ないかも。

 完全版についても期待しちゃいますね。

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中国化する日本/與那覇潤

P8293596.JPG 一言で言うと「ひどい本」。

 タイトルから想像して「従来の日本中心史観を見直して中国から日本の歴史を…」みたいな内容を期待していたのですが、結果、終始「中国って実はエラい、でも日本人は昔からダメ」と言い続けているだけで、しかもその論調も一貫した底本、または批判姿勢に基づいているのならともかく、日本を馬鹿にするときは、資料の一部を曲解したり、ネットの文章を引用したり…。

 ま、ご本人は日本人ではあるみたいですが、中国に明治維新がなくて悔しいんだろうな…というコンプレックスしか感じませんでした。つか、半分読むのが限界だったよ。

 「明治維新ってなんで起きたの」と学生に聞けば、10人が10人「ペリーが来航して、開国するかしないかで混乱があって…」と答えますが、そんな程度の理由で維新が起きていいのでしょうか。ここでもまた、中国史を参照するのが有益です。お隣の国・清朝では同じころ、アヘン戦争・アロー戦争と欧米の侵略が相次ぎ、一時は首都北京まで制圧される(1860)という状況になるわけですが、だからといって王朝がつぶれましたか。20世紀初頭に辛亥革命が起きる(1911)まで、その後半世紀も清朝はもったじゃありませんか。
 それにもかかわらず日本だけが「たった四杯の上喜撰(蒸気船)」程度の小さな衝撃で「夜も眠れず」、あっさり(事実上の)王朝交代まで行ってしまった、その「安っぽさ」。

 全編というか、読んでみた半分程度まではずっとこんな調子。更に何故か文中でネット言論(2chのことです)を何度も馬鹿にしていながら、自らの主張もなんだか2chのまとめブログをつなぎ合わせたようなモノで、都合がいい所は「定説です」「当たり前です」を繰り返す、非常に価値の薄い文章。
 あ…あと著者は、史上初めて紙幣経済(信用経済)を築き上げた世界帝国、モンゴルも気に入らないようです。

 そういえば、反日的な2chまとめブログって目にしないような気がしますが、そういうのが好きな人にはお勧めかもしれません。

 あと、日本は駄目だという文章を読んで、自分が「知的」だと思いたい方にもお勧めです。実際本書は、書評で割と評判良いのですが、今更ながら、書評書く人ってインテリじゃなかったんだね。

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中国化する日本/與那覇潤

▼2012年08月27日

最果てアーケード

P6273347.JPG 小川洋子さんの新刊ですね。ちょっと前の話なんですが、発売と同時に買って読みました。
 というのも、その前にコミック版の「最果てアーケード」を読んでいたからです。

 物語は…ネタバレしても構わないよね。小さなアーケードで暮らす女の子が主人公で、でも、その主人公は、かつて街で起きた大火事で死んでしまっていて、その死を理解できていない女の子が、自分の死についてすこしずつ実感してゆくという話。

 登場するアーケードのお店も、なんとなく「死」をモチーフにしたお店が多くて、読者も何となく命について意識させられながらも、ラストはよくわからないというか、主人公が生きているのか死んでいるのか判らない不思議な雰囲気の中物語が終わります。

 先にコミック版を読んだのですが、どちらもオススメです。また、小説版はそもそもコミック版の原作に使う事を前提に書かれた話で、こちらも文章が明快で理解しやすい気がします。そして、ラストの意味についても、小説版の方がわかりやすいかもしれません。

 最近重版がかかったのか、大きな本屋さんでは、再びこの小説が積まれているのをよく見かけます。面白い本でしたので、興味がある方は是非手に取ってみて下さい。

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BCLラジオ3台

E8270018.JPG 週末普通の休みだとして、今日が夏休み1日目ですか。つことで、今年の夏休みは「なにもしない」と決めているので、なにもしてないです。

 で、部屋で何をしているのかというと、ラジオです。ラジオを聞いています。

 つか、何もすることがない日にボーッとラジオを聞いているのはけっこう好きなのですが、最近ではどうも家にいるとPCいじったりテレビ見たりと…何かしていなければならない気になってしまって、明日のことは明日に考えるとしても、今日はラジオ聞きながらゴロゴロして、PCもあまり触らないようにしてます。

 で、今私の家にあるラジオ3台。本当はもう何台かあるし、据置きのラジオチューナーもあるのですが、ラジオはやっぱりハンディタイプがいいね。特に自宅はあまり電波状況も良くないので、部屋の中で電波が良好な場所を求めうろうろするのにも助かります。

 また、特にBCLにハマっていた訳ではないのですが、何となく短波が聞けるラジオが好きなんです…ということで写真のラジオ、上からSONY ICF-7600A / ICF-SW23 / ICF-7600Gとなります。新品で買ったり中古で見つけてつい手にしたりと色々です。この時代のメカニカル感はカッコイイし。

 ICF -7600Gだけ、シンセチューニング仕様。受信感度はどれも似たようなものですが、アナログチューニングはその特性として時間が経つと少しずつチューニングがずれてきますので、その調整は必要。音質は意外と一番古いICF-7600Aが良いような気がします。

 テレビが本当につまらなくなってしまった昨今、ラジオは相変わらず昔から変わらんな〜と思います。ちなみに昔から、Nack5が一番のお気に入り。
 ラジオならLINNのDSでも聞けそうなものですが、Nack5はTuneInに入ってはいても、DS経由で聞くことができないんですよね。なんか、再生ソフトにブロックをかけているようです。

 さて、何もしないと言いつつブログ更新してしまいましたが、この先午後も、ボーッとしながら本でも読むかなぁ。意外と自室って読書がはかどらないんですけどね。

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▼2012年08月20日

「おおかみこどもの雨と雪」を見てきました

ヲタ

P8203587.JPG 今更ながら「おおかみこどもの雨と雪」を見てきました。

 細田監督の前2作は個人的にあまり評価していないので、今回もテレビで放映されるまで待つか…と思っていたのですが、実社会で熱心にご推薦してくれる方が3人もいまして…。
 とくに熱心にご推薦してくれる方は「もう、娘の気持ちで見るか母親の気持ちで見るか、訳分かんなくて全編泣きっぱなし」とのコメントを頂き、更にネット界隈では別な方よりTwitter上で「おっぱいでるよ」というありがたいお言葉も頂きましたので、見てきますかなと。

 で、私も涙腺開放モードかと思いながら見てきたのですが、さすがに泣きはしませんでしたが、上映時間がこんなにも短い気がした映画は久しぶりです。なんというか…文句の付け所がないくらい面白かったです。

 とくに、主人公の「花」はすごいよねー。見た人と話をすると「彼女がスーパーマン過ぎる」とも聞きましたが、逆に不用意な弱気を廃した演出が、私の心に響いた気がしました。あと、何気に彼女、超肉食系だよね(笑)

 映像も素晴らしく、舞台はどこなのか分かりませんけど、おそらく日本海側かなぁ…新潟か富山かあの辺りの山の雰囲気がします。途中でチラッと出てきた崖を削った側道は、別冊太陽・日本の秘境で見たあの景色かなぁ…とか。

 写真は、劇場のスクリーンを撮影する訳にはいきませんので、参考に家にあったオオカミ関係の本を並べてみました。何気にオオカミが好きなんです(笑)
 作中では「オオカミと生きる」の本も登場していましたね。作品内で登場するオオカミは、ニホンオオカミのサイズとは全く違う。さすがにその辺はビジュアル優先の演出だったんでしょうけど。

 自分はもちろん母親ではないし、子育ての経験もありませんが、子育て経験がある女性なら、こりゃ泣くしかないな…という内容です。更にそれ以外の人にとっても、花の頑張りや、生きる事についての意味を考えさせてくれると思います。逆にあえて対象にならない年齢層を想定すると、生意気盛りな二十歳前後の若い男女かな…と。

 そろそろ上映も終わりそうな感じですし、未見の人は是非お急ぎを。

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おおかみこどもの雨と雪(つばさ文庫)/細田 守・貞本義行
オオカミと生きる/今泉みね子・ヴェルナー フロイント・日高敏隆

▼2012年08月17日

初代GreenFanが故障

P8143530.JPG もう2年になるのか…買ってから快調に動いてくれていたGreenFanのファンが回らなくなってしまいました。

 初めはACアダプタ辺りのトラブルかな?と思い、アダプタの端子を磨いてみたり、GreenFan miniに付属していたUniPackを接続してみたりと色々やってみたのですが、通電を表す「ピッ」という音は鳴りますが、やはりファンは回転しません。
 仕方ありませんので、修理に出してみました。

 今回は、通常通り販売店に持ち込めばいいのかと思って購入店であるアキヨドから修理お願いしたのですが、あとでWebサイトを調べてみると、直接電話すれば宅配便のピックアップをしてくれるみたいですね。その方が楽だったなぁ。

 修理に要した時間はおおよそ3週間程度。アキヨドのスタッフからは「お盆挟みますので時間がかかるかもしれません」と言われましたが、なんとか夏の間に戻ってきて良かったです。

 修理箇所は「内部モーターの清掃」と「ACアダプタ端子の強化」。ファンが回らなかった理由は、モーターの方が原因だったようです。端子部分については、通電はされていたので故障ではないようですが、やはりトラブルが多いんでしょうか。

 購入時のエントリでも書きましたが、やはりACアダプタは内蔵式にしてほしかったです。そうでなければ、プラグは完全に本体内へ隠れる構造とかね。今の状態では、本体をすこし後ろに傾けるだけで、プラグが床に接触し端子に負担をかけてしまいます。この部分は絶対に設計ミス。2でも改善されなかったようです。ちなみにGrernFan Miniではしっかりと改善されています。

 以上の修理で、代金は1,280円。安いなぁ〜。技術料とか含まれていないんだろうか。なんだか心配になってきます。ということで、再びわが家の初代GreenFanは、そよそよと心地よい風を送ってくれるようになったのでした。

 今回の修理で、この製品の耐久性に少し不安を持ちましたが、たまたま故障しただけかも知れないし、その点は何ともいえません。ただ「扇風機が故障すんの?」と、正直びっくりしたのも事実です。最近では、様々な方式の高級扇風機がちょっとしたブームになっていますが、耐久性という点から考えてみると、確かに、低電圧DCモーターは、一般的な扇風機のACモーターよりはるかに華奢だよな、とも思いました。

 私が購入した1年後に発売されたGreenFan2ですが、来年は故障ラッシュになっていなければよいのですが…。

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▼2012年08月16日

靖国神社参拝

P8153554.JPG 会社の人と「近くだし参拝しようか」という話になり、一緒に靖国神社へ公式参拝(笑)に出かけてきました。考えてみれば、靖国神社には何度も行っていますが、8月15日に参拝するのは初めてかもしれません。

 仕事を終えて会社を出たのが18:40分過ぎ。そこから2人で歩いておおよそ10分程度で靖国神社正門にたどり着きます。なんでも正門が閉まるのが19:00だそうで、結構ギリギリ…。もっとも、時間内に境内へ入れば、その後はそのまま参拝させてくれるみたい。ちょっと小走りで正門を過ぎて、本殿前の行列に並んだのが19:00時丁度くらい。当日最後に近い参拝タイミングとなってしまいました。

 どんな人達が来ているんだろうと辺りを見回してみると、男女比で言えば7:3位でしょうか。これは、やはり男性が多いのか…という感じではなく、普段の九段下界隈と同じような感じです。時間のせいかもしれませんが、仕事帰りのサラリーマンやOL…という感じの人が多かったです。

 本殿の前で、横に広く並び参拝を待ちます。雰囲気違うなぁ…と思ったのは、みんな静かなこと。決して静寂ではありませんが、みんな会話もひそひそ話で行っており、また、そもそも会話自体があまり聞こえてきません。粛々と順番を待っています。
 そして、私の順番になり、お賽銭を投げ、礼二回、柏手を打ち、手を合わせ黙祷。その後一礼の儀式を無事終えました。行列の最後の方に並んでいたので、私達の後は、本殿前からも人がほとんどいなくなっていました。

 靖国神社に関しては色々な考え方があり、また最近では、特定周辺諸国が、何故か日本人を脅せるネタだと解釈しはじめているようで、平然と内政干渉を行うようになってきました。

 ただ、先の大戦の評価が歴史的解釈でどうとらえられようとも、私達日本人は、その戦争に参加した大量の戦死者の上に成り立って生きていることに変わりはありません。私達が日本人として生きるのであれば、その命に対する敬意は、絶対になくしてはいけないと思いました。

 その特別な日に参拝できて、本当によかったです。

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▼2012年08月14日

MGFで筑波山

P8123505.JPG 久しぶりに丸1日仕事から解放されそうなので、先週の日曜日はMGFで筑波山に出かけてきた。

 既に無料化された表筑波スカイラインは、案外交通量が少なく、また駐車場にはポルシェやGT-R、NSXなどのスーパーなクルマの他、シビックのタイプRやデミオのチューニングカー等、それなりのクルマが集まっている。みんな仲間同士で適当にだべって、タイミングを見計らい適当にコースへ出て行く感じ。

 私も1往復程楽しんだのだが、やはりミドシップのスポーツ走行はいいねぇ。普段は「超安定志向で面白味に欠ける」などと言われるMGFも、攻め始めるとそれなりにシャープな手応えが。
 特にイギリス車は車両としてはアンダーステア傾向でも、ステアリング特性はニュートラルな味付けが多い。わかりやすくいえば、ハンドルを切っただけ車体が向きを変える(変えようとする)ように出来ているため、こういう「ひらりひらり」と左右に曲がる道はとても楽しい。

 余談だが、自動車雑誌の自動車評論は、車体としてのコーナリング特性と、ステアリングの操舵特性を分けて語るべきだと思うんだなー。
 例えば国産ライトウェイトといえば、マツダのロードスターがあるが、あれは車体の特性を語ると、FRらしく攻めるとオーバーステア気味にシフトするが、操舵特性については一貫してアンダーステアだ。つまり「意図する以上にハンドルを切らないと前輪が曲がらない」セッティングになっている。
 イギリス車の場合はここがもっとニュートラルで、これはミニもそうなのだが、ハンドルを回しただけ前輪が曲がる。但しミニはもちろん、Fも、コーナーでの車体挙動は頑固にアンダーステア。しかし、ハンドルを切っただけ車体が反応するので、スポーツ走行は実に面白い。この辺りのセンスは本当に素晴らしいと思う。

 話がそれたが、なんといってもFのコーナリングで楽しいのは、そのアンダーステア気味の車体をアクセルで内側に誘導しながら曲がらせるトコロ。
 コーナー入り口でガツンとブレーキを踏んで前に荷重をかけ、ハンドルをグリッピングポイント(笑)に向けるちょっと前のタイミングでアクセルを開く。すると曲がり始めは前輪のグリップが効いてスルッと車体が内側に向き、徐々に後輪に重心が移ってゆく過程で前輪のグリップが抜けて滑り始め、同時に後輪はエンジンというか、自分のお尻辺りに重心を感じながらアクセルを空けることで横滑り量をコントロール。つまり、軽い4輪ドリフト状態になる訳で、その瞬間が好きなんだよねー。

 不謹慎かも知れないけど、自動車のスポーツ走行というのは、手順を間違えれば即事故につながる訳だし、もちろん、公道での走行は、その辺の修正マージンを無意識に多目に確保しながら走るとはいえ、そのリスクを負う事による緊張感とスリルを求める行為はやはり反社会的でもある。とくに第三者を巻込む事故を起こした場合は弁明の余地がないだろう。

 とはいえ、世間でスポーツカーが流行らなくなり、運転を楽しむ趣味が衰退しているのは淋しいことだなと思う。

 そんな事を思いながら、久しぶりにFの運転を楽しんできたのでした。

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▼2012年08月05日

LINN SNEAKY MUSIC DS

E8049983.JPG ついに私のオーディオ人生もネクストワールドへ!

 つことで、ここの所ネットワークオーディオ界で威勢の良いLINNのDSシステム、LINN SNEAKY MUSIC DSを今更ながら購入してしまいました。
 本当は、Majik DSとか欲しかったのですが、さすがに単品コンポ50万円前後というのは、いい歳ぶっこいて転職マニアである私には、とてもじゃないが買ヘナイ…。

 このモデル、既に日本国内ではライン落ちしてしまっていますが、英国本国では、まだきちんとライン入りしています。さすがにディスコンになってしまうと、ソフトウェア面でのサポートが少し不安ですけど、これならまだ安心して購入できますね。

 日本国内の価格は、2008年当時で294,000円(税込)と、リンにしちゃ安い!と思ってしまいますが、普通に考えれば30万円のオーディオ機器になる訳で、ハッキリいって安くはないです。しかし幸いなことに、日本でライン落ちしているせいか、こちらのモデルはどうやら海外から通販で直接購入できるお店もあるよう(通常LINNの販売店は国外向けに製品を売ってくれない)、今なら円高日本バンザイ価格の送料込みVAT抜き+日本への送料込価格でナント907.33£!、1ポンド125円で計算すると、約113,400円(消費税抜)価格になってしまいます。

 すげーな、これなら直接注文しちゃおうかな…と思いながら念のためヤフオクをチェックしたら、こちらも国際相場が反映されているようで、以前は中古でも20万近い相場だったSNEAKY MUSIC DSも、10万円以内で落とせるみたい。早速二件をウォッチリストに入れて、チェックしていたのですが、結局10万円ギリギリ切った即決価格の方を落としました。即決なら送料込みだというし、オーディオクエストの怪しげなLANケーブルを2本おまけにつけるとのことだったので。
 ま、この手のグッズには興味ないとは言え、価格的にもいずれ、一度は遊んでみたくなるモノ(笑)ではありますので、それを先取りしたと思えばトクだったと思う事にします。参考に新型機である「SEKRIT DS-I」は、デジタルアンプが、あまり評判よろしくないようです。形は好みなんだけどね。詳しくは2chのスレでも掘って読んで下さい。

 で、早速音出しをしてみます。以前はセッティングにも大分手間取るとの評判だったLINNのDSシリーズですが、最近ではサポートソフトウェア群のおかげで、随分と楽になったようです。
 特に、以前はNAS(ネットワークディスク)必須だった事が、SongBoxというLINN純正アプリを使い、PC内のデータから再生できるようになったことで、大分設定の敷居が下がりました。つまり、iTunesで音楽データをリッピングしている人は、SongBoxを起動させれば、そのままDSに音楽データを転送することができます。
 もっともPCからの再生は他にも方法があるのですが、ややPCとネットワークのスキルを要求されます。といいつつ、そういえば自分のiMacも、AppleTV購入したときに遊びでDNLAサーバー化していたので、考えてみればSongBox必要なかったかな?

 ちなみに私のPCはiMac 27-inch Late 2009で、OSはLionとなります。このエントリでは、そちらを前提にお読み下さい。

 前置きが長くなりましたが、まずはオーディオ機器への接続です。アンプにつなぐ場合はRCAケーブル、トランスポートとして使う場合は同軸・もしくはTOSLINKケーブル、また、パワーアンプも内蔵していますので、そのままスピーカーにつなぐことも可能です。私の場合は、NAC-12に接続するため、RCAケーブルを接続します。
 つぎはネットワーク、LANケーブルを接続して自宅ネットワークにSNEAKY MUSIC DSを参加させました。
 最後に電源です。SNEAKY DSは電源スイッチがありません。そのため電源ケーブルを挿してシステム起動となります。ケーブルは一般的な着脱式3ピン電源ケーブル。DSはユニバーサル電源化されていますので、240Vでも100Vでも自動で認識します。起動後本体前面のロゴにあるランプが点滅し、問題なければ青く光るはずです。光らない場合は何らかのトラブルだと思われますので、接続を見直して下さい。

 私の場合、SNEAKYの初期IPアドレスは、192.168.1.20で接続されました。中途半端な数値だし、こちらデフォルトではIP固定なのかな?
 無事ネットワークに参加できれば、次は本体の設定です、LINN JAPANのサイトからKonfigというアプリをダウンロードして起動します。「c」じゃなくて「k」なのがLINNっぽいよね。
 初期設定をした後、内蔵パワーアンプをオフにし、音楽出力を固定に設定しました。出力可変でも使えますし、その状態では再生ソフト側でボリウムもコントロールできて便利なのですが、これだと音質劣化が激しく、ちょっと使い続ける気にはなれませんでした。

 再生のコントロールは、PC、iOSデバイスから、Kinsky Desktopというソフトを利用します。こちらもLINN JAPANのサイトからダウンロード可能です。やや、インターフェイスにクセを感じる作りですが、特にマニュアルを見ずとも使えると思います。

 さて、いよいよ音出しです。このブログを昔から読んでいる人には繰り返しとなりますが、システムは、プリアンプがNaim Audio NAC12、パワーアンプが同じメーカー、Naim Audio NAP250、そしてスピーカーがMerlin EXL-1となります。

 初日はすこし音が眠くて安定しない印象だったのですが、2〜3日通電しておくと大分目覚めてきたようです。かつてのリンの音に比べると、少し華やいだ印象もありますが、やはりきちんとクッキリハッキリした端正な音を奏でる所は、LINNだなぁ…と思います。こちらを「地味」と評価する人もいるようですが、音を派手にするなら、ソース機器でやっちゃいかんよね。

 音質については、好みとしての評価を除けば、自宅のCDP LINN KARIK IIIでは比較になりません。DSの音は、デジタルというより、アナログに近い実像感があります。
 アナログは捨てられないな〜と思いつつ(LINN AXISが壊れたので今ADPはないのですが)、CDについては、メディアは残るかもしれませんが、CDプレーヤーというジャンルはオーディオから消えるでしょう。というか、既にLINNは数年前より、アナログを除く回転系プレーヤーの生産を終了しています。その当時は「思い切りがいいなぁ〜」と思っていましたが、この判断は正しかったですね。

 リッピングデータは、FLAC、ALAC、AAC、MP3と、一般的な音楽データは何でも再生できると思っていいでしょう。また、比較試聴でもしない限りは、どんな形式のデータだろうと、その音には満足出来るはずです。

 更にDSでは、ネットワークラジオも再生できます。TuneInに登録すれば、プリセットデータもKinsky Desktopから選択できますので、とても便利。もちろん送り出し局によって音質はそれなりになりますが、地方のコミュニティFMや、アニソン専門チャンネルなどを、メインシステムからダラダラ聴くのも楽しいものです。

 と、価格を除けば(笑)このSNEAKY MUSIC DS、いい事尽くめのようではありますが、しかし、ネットワークオーディオになって、少し音楽を聴くのも面倒になるかもなぁ…と思ったのも事実。

 最近ではオーディオ以外でも、家電製品全般がネットワークに統合してゆく流れが起きていますが、その場合、ネットワークのトラブルとか誰が解決するのかな?また、このSNEAKY MUSIC DSでも、何故か急にネットワークから認識できなくなるトラブル(DSのせいじゃないと思うけど、なにが原因かなんて特定しようもない)が起きたりと、この手の機械に慣れている人ではなければ、これらのトラブルをササッと解決するのは難しいのではないかとも思いました。

 次のステップとして、やはりソースデータ倉庫としてNASを導入するか、あるいは音楽再生用PCを用意するか…色々選択はありそうですが、しばらくはiMacからの音楽再生を楽しむこととしますかね。NASなら下記リンクのモデルがいいかな〜と思ってます。

 そうそう…最後になりましたが、LINNのDSシリーズは「PCオーディオ」ではありません。その辺を勘違いすると、導入のイメージで誤解してしまうかもなので注意です。PCはあくまでもコントローラーで、音楽データは全てDS内に転送した後にデコードされて再生されます。そのため、PCの種類やOS等は、一定の処理速度さえあれば、基本、再生の質には関係ないと考えて下さい。

OLYMPUS E-3 + Zuiko Digital 50mm F2.0

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