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▼2011年09月30日

船の科学館

20110930_01.jpg お台場で長い間親しまれてきた「船の科学館」が、本日をもって一旦閉館となります。それもあって、先週末に最後のお別れと思って出かけてきましたよ。

 出かけたのは先週の日曜日、三連休最終日と閉館前最後の休日となる事から、大混雑かなと思っていましたが、確かに船の科学館的には大混雑でしたが、かといって展示物が見られない程でもなく、程よい活気といったらいいんでしょうかね。きっと閉館のお知らせがある前は、閑散としていたんだろうなぁ…。

20110930_02.jpg 中に入ると、なにやら懐かしい未来が待っています。こちらは未来の推進機関と噂されていた超伝導船ヤマト1の模型。カッコイイですねー。
 こちらの船にはスクリューがなく、超伝導の電磁誘導によって直接エンジンナセル内の水を移動させることにより推進しますよ。

20110930_03.jpg こちらは、同じく懐かしい夢の世界の面影、原子力船むつの模型です。中央カットされている部分が原子炉になります。
 放射線漏れの事故を起こさなければ、今、日本の海には原子力船が何隻も就役していたかもしれませんね。いい事なのか悪い事なのかは判りませんが。

20110930_04.jpg 展示場奥に行くと、実物大の船舶ディーゼルエンジンのカットモデルがあります。これは圧巻ですね。ピストンはかなりロングストロークなエンジンです。
 海を走っている貨物船は、こんなでかいエンジンを搭載して走っているんですね。工業製品というより、まるで建造物のような迫力です。

20110930_05.jpg 船の科学館本館のデッキから見た羊蹄丸です。こちらは青函連絡船として活躍していました。私も何度か乗ったことがあります。
 今はお台場に係留されているんですが、こちらの展示も終了となり、引き取り手を募集していたのですが、その話もまとまっていないようで、どうやら解体処分になるようですね。

20110930_06.jpg 羊蹄丸のデッキに上がってみました。私が青函連絡船に乗ったのは、まだ子供の頃でしたので、正直懐かしさとかなんだとか、そういうのは全く感じなかったのですが、やはりそこはかとなく昭和の雰囲気がして少しキュンと来ます。
 それと、意外と船自体は大きくないんだなぁ…という事。子供心には、もっともっと大きな船かと思っていました。

20110930_07.jpg 羊蹄丸前にあった看板です。看板には「永久展示保存」と書いてありますが、残念ながら永久ではありませんでした。おそらく何処かでヒッソリと解体処分されることになるんでしょうが、こういった歴史遺産を保管しておく場所がないというのはなんだか淋しいですね。
 最近ではようやく建築物にたいする歴史価値などが認められるようになってきましたが、こういう工業生産物については、役割が終わるとあっさりと廃棄処分ということが多いようです。もっと色々な場所で貴重な工業遺産を保管する気分が高まるといいのですが。

 とまあ、このような感じでサックリと科学館閉館の名残を惜しんできました。この先船の科学館がどうなるのかは判りませんが、大宮の鉄道博物館のように、場所を変えてパワーアップしてくれると嬉しいですね。

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▼2011年09月24日

弱ペ!

20110924_02.jpg 自転車マンガと言えば、シャカリキの方はリアルタイムで読んでいたのだが、「弱虫ペダル」の方は今まで全然読んだことがなかった。でも、自転車乗りの方達は結構読んでいるようだし、面白いのかなーと思って、何となくTwitterで「弱ペ」って面白いの?とつぶやいたら、なんとN氏から「15巻まであるから送るよ〜」とのレスが。

 おー、これってなんだか、Twitterが流行始めた頃に「仙台駅付近で泊まる所がないんです」とのつぶやきを見たホテルの人が「お部屋一室開いてますよ」とつぶやいて新規顧客を獲得したとかいう、そんなネットとソーシャルが連動した新しいマーケティング的なユーザーエクスペリエンスがイノベーティブな流れに…みたいな!何言ってるか自分でも判らんけど(笑)、とにかくこういうネットの展開っていいよな〜と。
 いや、本を送ってもらうことも当然うれしいんだけど、なんだかよけい感動しちゃってすごくうれしかった。

 つことで週末に届いた「弱虫ペダル」、15巻まで早速読んでみましたよ。
 ネタバレになるのであまり詳しくは書きませんけど、思ったのは、主人公が弱虫なのって初めの1〜2巻位までで、後はなかなかしっかりしてるじゃん!というのと、自転車が判らなくても、腐女子向けには渚カオルも登場しますし、設定考察厨の方にはちゃんと使徒まで用意(笑)されているので、皆で楽しめますっつー事か。
 後になって冷静に考えてみると、お話しのプロットは単純極まりない根性モノと言えなくもないのですが、そこはやはり自転車乗りである私、もうストレートな話だからこそストレートに感動しますよヒメなのだ。

 現在は19巻まで出ているらしいので、早速今日のドライブの帰り道に買っていきたいと思います。果たして使徒とのゴールスプリント争いは、どんな結末になるんでしょうね。

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スポーツカーでスポーツを

20110924_01.jpg とても清々しく晴れた連休の中日。体がだるくて昼過ぎまでウダウダしていたのだが、これではいかん!と思い直して、ここの所全くといっていいほど動かしていなかった、MGFに乗ってきた。

 午後からなので、場所は適当に筑波山辺りを目指す。途中でガソリンを満タンまで30L程入れたのだが、以前入れた時はまだ寒い時期だった気がする。

 ガソリンも満タンになったので、北関東の田舎道をくねくねと行きながら筑波山へ。筑波山の紅葉ラインで、私としては珍しく3往復もスポーツ走行を楽しんできた。

 初めの1本目は流す感じで、2本目はコーナーでのグリッピングポイントと立ち上がりのタイミングを重視、3本目はブレーキのタイミングを遅らせることと、アクセルパーシャルの時間を少なくすることを心がけた。
 久しぶりに山道でクルマを振り回したせいか、かなり疲れたのと、やはりカンは鈍ってるね〜と思った。以前の自分なら、もっとシステマチックに山道を駆け抜けたはずだよな。ちょっと操作にぎこちなさもあった感じ。

 エンジン回転数も、今日は私としては珍しく、かなり高回転での走行を心がけた。立ち上がりで7,000rpm付近、レブリミッタの「カツンカツン」という音ギリギリの辺りを攻める。スペック上のMGF 1.8iのレブリミッタは6,800rpmだったかな?メーター読みなので、その辺りって事で(笑)

 スポーツカーでのスポーツ走行は、体が汗だくになるといったスポーツではなく、その時間の密度がギュッと圧縮され、圧縮された時間での脳のフル回転ぶりを楽しむようなスポーツ。誰かが将棋や囲碁はスポーツだと言っていた気がするが、そんな状態に近いのかもしれない。
 久しぶりにエンジンの回転だけではなく、頭の回転も上げられて、実に気持ちよい時間であった。

 ちなみに、これがスポーツカーによるサーキット走行になると、頭だけでなく体も汗だくになります。そう、自動車の運転はスポーツなのよ。

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▼2011年09月12日

今日もごちそうさまでした/角田光代

20110912_03.jpg 初めは特に買おうと思っていた訳ではなく、ただ、アマゾンで掲載されていた紹介文に心をちょっと揺らされたのです。で、その様子をTwitterでつぶやいたらこのようなRTを頂いたので、これはやっぱり買ってみようと思い、打合せ帰りに恵比寿アトレにある有隣堂へ。

 有隣堂に並んでいた「今日もごちそう〜」は、何と著者によるサイン本でしたよ。早速購入、電車に乗ってすぐに読み始めました。

 しかし…食べもののことだけでここまで色々書けるってすごいよな〜と思います。

 私的には、女流作家の方達って、自身の作品内で「たべること」に関する描写がうまいというか、ある種フェティシズムに似た何かを感じさせる人が多いよな…と思うのですが、角田さんの小説はどうなんでしょう。実はこの作家さんはエッセイしか読んだことないのです(笑)。それはさておき、アマゾンの紹介文にもあった、

朝7時、昼12時、夜7時。失恋しても病気になってもごはんの時間にきっちりごはんを食べてきた。

 という言葉は、押しつけがましくない形での命への執念を感じたような気がして、キュンときました。

 一応Webの連載だったので、こちらでもまだ読めるのですが、本の方は加筆修正されているとのことなので、興味のある方は是非。

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荒川アドマーニ大会

20110912_01.jpg 定期的に開催している荒川アドマーニ大会ですが、久しぶりの開催です。今回はkyomiさんの長距離ロードデビューとのことで、わたしとなかおさんが駆けつけ、だんなさんのなべさんと4人で、秋ヶ瀬公園から北本市にあるアドマーニを目指しました。

 皆さんはバリバリのロードレーサーだったのですが、私は久しぶりにロードを引っ張り出そうとしたら、タイヤの空気が抜けていましたので(ある意味当然)、ついブロンプトンで出撃。意外とたいへんでした(笑)


20110912_02.jpg お昼前に到着したアドマーニでは、無事テラス席をゲットして、後はイタメシ三昧。こんなオシャレでイタリアな珍味を口にするのは、この店に来た時くらいですよ。
 中央にあるオレンジ色の物体は「カラスミ」ですが、私的にはミモレットみたい(通常はミモレットがカラスミみたいと言われる)でおいしかったです。
 その後、たっぷりパスタやピザの炭水化物をお腹に入れて、再び南下。定番の榎本牧場でソフトクリームを食べて帰ってきました。

 自宅からの走行距離は、100kmをちょっと超えたくらいでした。最近デブってしまったせいか、割と後半辛かったです。でもまた行きたい。

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▼2011年09月04日

山がわたしを呼んでいる/浅葉なつ

20110904_01.jpg 今流行の山ガール的小説がついに電撃文庫にも登場!おぉ、山小屋を舞台にした異世界からの悪魔と落ちこぼれの萌え神様が繰り広げる上を下へのドタバタコメディー!?…という訳ではなく、割とまともな山が舞台の青春小説であった。

 物語の始まりは、山に対する知識ゼロだけど気だけは強い女の子が、何故か色々あって山小屋のバイトをするようになるというお話し。
 ラストにかけて、特に劇的な展開があるとかそういう話でもないのだが、割とすんなり読めてしまい、ちょっと山に行きたい気分になれる、読後感が清々しい小説だった。

 山に興味がある人も興味がない人も、この手のジャンルにありがちな、小難しい内容ではないので、気軽に読んでみては如何でしょうか。

 ちなみに、表紙だけはちょっと萌えっぽいイラストがありますが、中に挿絵はありません。

OLYMPYS XZ-1


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