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▼2020年09月26日

NAIM AUDIO NAC62+NAP140

https://live.staticflickr.com/65535/50385189777_063554f501_m.jpg 元はといえば、NaimAudioのMMフォノボード、NA322が欲しかったんですよね。ただ、ebayとかで相場を見ると日本円でおよそ2万円前後します。一方、そのMMボードを搭載しているNAC42やNAC62は、大体日本円で3〜4万円で取引されています。だったらプリアンプごと買ってしまった方がトクじゃね?と思ったのが今回のNAC62入手のきっかけでした。

 実のところ、ネイムの偶数番プリには興味があったのです。NAC22…はヴィンテージ過ぎるとしても、42、そして42.5、更に62。
 42は仲間内の誰かが持っていたような気がしましたし、手持ちで余っているパワーアンプのNAP140の時代的には、NAC62の方がふさわしいかなと、パイロットランプも同じグリーンだし。
 ただ、62になると「ニュールック」と呼ばれる深緑ボディが一般的で、このオールドタイプのボディはそんなに流通していません。更に都合よくMMフォノボード付きとなるとねぇ…。

 なぁ〜んて思っていましたら、イギリスから即決価格でこのNAC62+MMフォノボード付きが出まして、お値段は日本円で3.5万円位。フォノボードに1.5万円で62がついてくるなら安いだろ!とよくわからない勢いで落札してしまいました。それが確か日本時間で9月19日だったかな。で、ちょうど一週間後の今日、イギリスから手元に届いた訳です。状況としては9月21日にトランジットに入り、しばらくトラッキングステイタスが動いていなかったのですが、今朝トランジット中であることを確認したのに、外出して夕方帰宅したら色々すっ飛ばしてもう届いてました(笑)、ビックリです。

 早速手持ちのNAP140と組み合わせて音出し。NAP140は久しぶりの通電で接触不良トラブルがあったのですが、まぁ何とか音が出ました。プリ用外部電源のSNAPSは通さず、まずはパワーアンプのNAP140から直接駆動しています。

 ちなみに、Naim Audioのセパレートアンプ群…特にプリアンプには一定の法則があり、2桁ある最初の数字、奇数番がドーターボード形式のHi-Fiモデル。偶数番がシングルボード形式の普及版…とは言えないのですが、お値段控えめのモデルとなっています。もっともこのNAC62については、日本での販売価格が13万円、イギリス現地価格もそんなに安いモデルではなかったので、どちらかというと奇数番と偶数番は設計思想の違いと言えるのかもしれません。
 で、ネイムと言えば皆さん大好きなインテグレーテッドアンプ、Nait2ですが、どちらかというと偶数番プリはそちらの音色に近い。つまりNait2の音色がそのままグレードアップしたシリーズとも言えます。

 で、NAC62+NAP140+PIEGAで音出ししているのですが、いいですねぇ…。なんというか皆さんが想像するNAIMの音って、どちらかというとこっちかなーと思います。敢えて言えば、とても分かりやすくフラットアースなサウンドです。

 NAC62もNAC140もまだ通電したばかりなので(特にNAP140は数年間ほぼ通電されてなかったので)、おそらく明日辺りから本領発揮してくると思いますが、私が普段使っている奇数番NAC12+NAP250よりも相対的に音の重心が低い。その分少し荒さはあるのですが、まぁ…そういうの気にしなければ気にならない楽しさ。クラシックなどのソースには向かないかもしれませんが、ロックやポップスは本当に楽しいです。

 ちなみに偶数番プリは、ボリウムがNait2と同じようなグレードのパーツだったりするので、お馴染みのギャングエラーに悩まされがちなのですが(奇数番プリはギャングエラー皆無といっていいかも)、今回入手したNAC62は個体差なのかギャングエラーがほぼ実感できません。これNait2も個体によってギャングエラーの割合が全然違ったりしてましたので、まさに個体差、運でしかないです。で、今回私の場合は運がよかったみたい。

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 まぁ…どうしても必要なプリという訳でもなかったのですが、やはり名機!NAP140が遊んでいるのはもったいない。この組み合わせで鹿嶋持っていけば、Acoustic Researchと含めて鹿嶋オーディオは鉄板かなと。

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▼2020年09月22日

BROMPTON × LIBERTYのフォールディングバッグが届きました

P9224007 LIBERTY FABRICといえば、華やかなプリントでお馴染みの英国製生地。自称似非イギリス人(笑)である自分としても、手にしたことはありませんでしたが、存在は知っていました。
 で、そのリバティですけど、なんとこのたび我らがブロンプトンとコラボレーション!こりゃ買わんとと思って速予約+購入。

 今回リリースされたブロンプトン用ラゲッジは3種類。フォールディングバスケット相当の「Basket Bag 23L Liberty」と、トートバッグ風「Tote Bag 9L Liberty」、そしてハンドルやサドルに取り付け可能なサブバッグ「Pouch 1L Liberty」となります。その中で私はもっとも大きいBasket Bagを購入。私が所有しているフォールディングバスケットではなく新型相当の構造ですね。新旧フォールディングバスケットの違いはこのサイトが詳しいです。お値段2.1万円(税別)。ちなみにオリジナルフォールディングバスケットは2.2万円(税込)しますので、税込み価格では千円ちょっと、リバティモデルの方が高いって事かな?

 私は旧タイプのフォールディングバスケットを持っているので、機能的な視点だとそちらとの比較になってしまうのですが、旧タイプがまっすぐなフレームで角張ったスタイルだったのに比べ、新型はカーブしたフレームで本体を支える構造になっています。またフレームから直接伸びる取っ手がないので、初めはちょっと戸惑いましたが、その代わりキャリングベルトがありますので、肩から下げて持ち運べます。純粋な容量的には旧型フォールディングバッグの方が上っぽいですけど、新型はより街中で使いやすくなっている印象。
 それと、ガチなツーリングバッグ系と違い、ラゲッジの上部が開いていますので、カメラなどを無造作に放り込むことができて、お買い物やカメラを持って緩く走るツーリングには、このフォールディングバスケットの方が使いやすいんじゃないかな?

 ということで、今までいくつかのブランドとコラボしてきたブロンプトンのラゲッジですけど、今回のリバティみたいに華やいだブランドとのコラボは始めてじゃないですかね。キャリアフレーム外して、普段のお買い物バッグにも使いたくなるかわいさです。

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 こんな感じで肩から提げることもできます。お買い物バッグとしてもこの花柄生地、完成度高いですよね〜。
 数量限定販売らしいので、お手持ちのブロンプトンをちょっぴりガーリーな雰囲気にしてあげたい人は、お早めに注文しましょう。

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▼2020年09月13日

PIEGA TMicro Sub

P9133985 PC用…というか、iMac27インチの脇には、数年前からPIEGAのTMicro3を配置しています。これは音楽用途ではあまり不満がないのですが、動画視聴…特に映画などではやはり重低音という点でちょっと迫力不足かなぁ〜と。なので、このTMicro Subはそこはかとなく探していたのです。

 新品で買うとおよそ15万円位。既に製造終了ではありますが(後継機はTMicro Sub 2、健全なインフレが順調に進行している本国スイスでは、今輸入するともっと高価だと思います。
 そんな中、日本ではPIEGAの中古って不当に安く、このサブウーファーだと相場は3〜5万円。ただ流通数もあまりないので中古市場にはなかなか出てきません。出てきませんが、このたび無事入手することができました。

 早速セッティング。
 まず、iMacからはUSB出力で小型プリメインのNuforce Iconへ。そこからのスピーカー出力を一度TMicro Subに入れて、ローカットフィルターを通してからTMicro3へ出力しています。何というか、ちょっと前のフューレンコーディネート推奨AV環境みたいな感じですけど。

 実は私、サブウーファーって入手するの初なんですよね。もうちょっとセッティングに苦労するかな?と思いましたけど、そこは同じPIEGA製…というか、同じTMicroのシリーズなせいか、割と簡単にセッティングが完了して違和感なく音出しができています。

 ちょっと細かく語ると、ウーファーのメインボリウムは12時半辺り、位相は机の下という近距離に押し込んでいるので同相のまま。クロスオーバーは計測しながら調整して、聴感で大体400Hz辺りを目処にカット、TMicro3への出力ローカットフィルターは120Hzの設定。一応テストトーンを使ってF特をフラットに近づけた上に聴感での調整を行った結果がこの辺り。もっとも低音って、聴感と計測値が全く一致しなかったりしますので、クロスオーバーの400Hzはちょっと大げさかもしれません。きちんと計測するともっと低域でフィルター効いて減衰してる可能性は大いにあります。
 もちろんセッティング状況によって調整値は全く違いますし、リスニングポイントとサブウーファーの間にある程度距離がある場合、サブウーファーは逆相にするのが基本セオリーとされています。まぁ…本気でやるとサブウーファーのセッティング調整は割とハマりますので、部屋と聴く人によって調整値は千差万別でしょう。

 簡単なコツを書くと、サブウーファーのレベル調整は、一度最大にして低音をドスドス言わせながら徐々にボリウムを絞っていくと、急に高音がクリアになるポイントがあります。そこがポイントという訳ではないですが、その付近が最適値です。あとは、音楽に合わせて調整するか、動画(特に映画)に合わせるかによってややレベルは変わってきます。動画メインの場合は、少しボリウム開け気味の方が楽しいです。

 うまくセッティングされたサブウーファーは、低音の迫力というより、高音域のクリアさを実感できます…ってこれは昔聞いたオーディオショップ店員さんの受け売りなんですけどね。

 TMicro3だけのシステムでも、音楽を聴くだけなら充分楽しめました。ただ、そこにTMicro Subというサブウーファーが加わって、動画視聴が本当に楽しくなりました。
 それと、単純に音が素晴らしい。というか、今までサブウーファーを導入しているシステムについてあまり肯定的な印象を持っていなかったのですが、このTMicoro Subは、本当に音がいいと感じます。

 それと、PIEGAって本当に素晴らしいなぁ〜と。両者ともアルミエンクロージャですけど、音にそういう固い、冷たい印象が全然なくて、なんというか程よい緩さと躍動感があります。
 エンクロージャは、音出ししてもTMicro3と同様、Tmicro Subも触ってみてほとんど振動を感じませんが、一般的に金属でガチガチに固められたエンクロージャを持つスピーカーの、ちょっと堅苦しい雰囲気がありません。これは、写真背景に映っているメインシステムのMaster Jubileeにも通じるキャラクターで、PIEGAの素晴らしい部分だと思います。

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 敢えてピンをぼかし気味にしてますけど、こんな距離感でTMicro3とTmicro Subを使ってます。
 インシュレータとかは特にナシで、おそらく純正(?)で付属していたであろう、直径3cm程度の透明クッションが底面4隅に貼ってあります。本ウーファーは密閉型でユニットは完全に下(床)方向へ向いていますが、今のところインシュレータとかボードとかの脚周り強化は必要ない感じです。

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BROOKS別注?J.B.Special & Classicというヘルメットをカスタマイズ

https://live.staticflickr.com/65535/50191924206_25d169f229_m.jpg ブロンプトンにヘルメットは不要!ってポリシーだったんですけど、やっぱりね。近所チョイノリはともかくとしても、ツーリング時にはメットが欲しい。

 ただ、ブロンプトンに似合うヘルメットって以外とない気がします。ロードレーサー界隈でよくみる、穴あきわしわしのソシャゲ悪役キャラみたいなヘルメットはあまりブロンプトンな気分でもないし、それにヘルメットって結構かさばるんですよね。輪行とか考えると、折り畳みで小さくなるヘルメットがいいなぁ…と。

 ということで、一時期はカスクとか考えていたのですが、アレかぶると暑そうだしということで、結局の所一時期ブロンプトンを取り扱っている自転車屋さんでプッシュされていた、イタリアCARRERAとイギリスのBROOKSがコラボした、J.B.Special & Classicというヘルメットを選択。このヘルメット、なんと使わないときは小さく畳めるのです!あんまり小さくなりませんけどね(笑)。でも、畳めるとかちょっとブロンプトンっぽいかも。

 お値段は本来2万円越えの、それなりな値段のヘルメットですが、なんだかんだで流通末期には1万円前後で投げ売りされていました。私もそんな値段で入手!色はブラックでサイズはM/Lです。ちょっとキュッとしていますが、まぁ私の頭には入ります。今だと製造終了になっているので、S/Mサイズなら入手可能だと思いますが、それ以外のサイズは入手困難みたいですね。

 さて、このヘルメットなんですが、実際かぶってみるとちょっと地味。というのも黒の本体に黒に近いグレーの布でアクセントがあるだけなので、もう少し色味があるといいなと思っていました。
 だったら塗るか(笑)と思い立ち、5つに分かれているブロックの頭にかぶった右側の部分、タミヤカラーのイタリアンレッドを使って、私のブロンプトンと同じ赤で塗ることにしました。

https://farm66.static.flickr.com/65535/50318313746_5ac5ce30da.jpg

 まぁ…塗装作業は特に書くこともないのですが、きちんとマスキングテープでプラ部分と発泡スチロールの部分をちゃんとマスクして、まずはエタノールで塗装部分の本体を磨きます。すると少し表面が荒れますので、その状態で乾燥させた上、グレーのサーフェイサーを3度ほど吹きます。
 プラモならここで一度目の細かい耐水ペーパーで磨くのですが、元の塗装もツヤ有りではなかったので、乾燥後にはそのままタミヤカラーのイタリアンレッドを4度ほど吹きました。ここでマスキングを外してもう終わりでいいかなと思ったのですが、やっぱり表面保護の意味合いでクリア拭くかなと、もう一度マスキングした後に3度ほどタミヤカラーのクリアを吹いています。夏の日中で更に乾きが速いにラッカー系なので、休日の2日使って作業は終了しました。

https://farm66.static.flickr.com/65535/50317993633_858003e1cf.jpg

 仕上がりはこんな感じ。まぁうまく行ったかなと。
 あとは、付属している本革製ベルトで塗装面が傷つかないかな(?)というのが不安ですけど、このベルト塗装してなくても傷がつくのである程度は仕方ない。塗装剥がれたらまた塗り直せばいいか。

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 ヘルメットをかぶるとちょうど自動車が通る車道側が赤くなりますので、クルマからの視認性も多少はアップ(?)。もっとも、赤って暗くなると黒と見分けつかなくなるんですよね。

 視認性はともかく、お気に入りのカラーになって結構満足。これでヘルメットをかぶってブロンプトンに乗る機会も増えるでしょう。あ…ちなみにあまり意味がないと思われガチなこのヘルメット折り畳み(?)機能、ちょっと小さくなるだけですが、それだけでもバッグなどへ格段に収まりやすくなります。
 安全性とかはどうなのか分かりませんけど(JCF公認でないので競技には使えません)、もう少し安くなって、また再販してほしいですね。

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 赤いブロンプトンと、赤いヘルメット。そういえばMGFも赤ですね(笑)

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▼2020年09月08日

マイオーディオライフ2020

https://live.staticflickr.com/65535/50319043527_f89b87b933_m.jpg 二年前に「マイオーディオライフ2018」というエントリを建てました。
 この本のシリーズは毎回出る度に入手しているのですが、今回その続編が出まして、早速入手。読んでいます。

 以前も書きましたけど、とにかく人のオーディオ部屋というのは見ていて楽しい。特にこの本のシリーズに登場される方は、オーディオ一辺倒というより、オーディオを含めた生活みたいなモノがにじみ出てくるのが素晴らしい。これはクリニック的なユーザー訪問記からはなかなか得られない視点です。

 かくいう私も、Facebook内ではいくつかオーディオコミュニティなどに参加して、たまに発言したりしています。そんなとき、ご自身のオーディオ部屋をアップされている方も沢山いて、以前ほど自分以外の人のオーディオ部屋を見ることは難しくなくなっています。それでも、このような雑誌の記事でじっくりと自分以外の人のオーディオルームを拝見するのはとても楽しいこと。なかなか人のオーディオ部屋って訪問できないですからね。

 以前も似たような事を書いた気がしますが、日本のオーディオジャーナリズムはどうしても機器紹介、機器の性能比較などの記事に偏っていて、オーディオのある生活といった視点が欠けていたと思います。そのため、何となくですが日本のオーディオマニアの方は、よく雑誌で出てくる機材が山程積み上げられた評論家先生のような部屋を理想としていた節があります。それはそれで趣味なので構わないのですが、そうでない人も沢山いるのです。
 例えば私の場合、他の機器はともかくとしても、スピーカーはまごうことなく「家具」の1つだと思うのですが、そういう扱いもあまり快く感じていないマニアも沢山いるようです。

 前巻と同様、今回も様々なスタイルでオーディオを楽しんでいる方が沢山登場します。素敵な部屋だなーと感じる部屋もあれば、これは私にはちょっと…と思う部屋もあります。でも、それらを含め、皆さんオーディオを思い思いのスタイルで楽しんでいるというのは伝わってきて、読んでいて実に楽しいです。

 今回は巻末に「音楽とオーディオをめぐる17の変奏曲」というやや長めの記事が載っていいますが、音楽やオーディオの話がメインではあっても、さまざまなジャンルにも話題が飛んでいて面白い。著者の山本さんとは面識があるので、たまにネットでメッセージのやり取りをするのですが、オーディオの話もあるし、カメラの話も自転車の話もあります。

 この本もオーディオ関連の本ではありますが、それよりも、オーディオがある生活を体験して、それを学ぶことができます。そして、オーディオとは一生かけて楽しむ価値のある趣味であることが、きっと納得できるでしょう。

 この号が売れれば、更に続刊もあるかもとのことなので、みんなで是非買いましょう!恥ずかしながら、私も出てるよ(笑)

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▼2020年06月07日

BALMUDA The Lantern(グレー)

P6072287 4月9日の発売日からもう1ヶ月以上経つのか…。家電製品を発売前に予約して手に入れるとか始めての経験です。

 ということで、バルミューダのザ・ランタン、新色のグレーです。オンラインショップと銀座の松屋だったっけ?の限定モデル。このランタンちょっといいなーと思っていたのですが、黒と白はなぁ…なんて感じてた人には朗報かも。

 機能的な説明は公式サイト見て下さい。明るさと色の変化とかなかなか洒落ています。LEDの充電式ランタンにしては高価と言われていますが、自分はこれ以外のランタンってガス以外知らないので「便利になったし、ま…こんなもんだろ」って価格感。
 確かにコスパにこだわればもっと安いのはいくらでもあるみたいですけど、まぁ…こういうアウトドアグッズってのは何らかの趣味性がないと使い続ける気にもなれないしね。

 ちょっと残念だったのは、今時充電がマイクロUSB端子かよ、ってことかな。ここはUSB-Cにしてほしいなと思いましたが、届いて製品を見ると、なるほど…本体側に余計な回路付けたくなかったからNi-MHバッテリなのか。USB-C端子付けるには色々な保護回路を装備しとかないと危ないしね。仕方がないとも思いますが、Ni-MH故の使用時間の短さはもう少し何とかならんかったものか。こういう製品なので、そのために価格が13,800円から19,800円に変わったとしてもあまり売り上げに影響なさそうな気もしますが…ま、よいでしょう。

 発売前に予約注文しましたので、発売日に到着したのと共に、限定の収納バッグ(黒)ももらいました。
 このバッグ、本体の他に充電アダプタと充電ケーブルが収納できる内ポケットが装備されているのですが、いかんせん本体収納結構ギリギリサイズのため、充電アダプタをポケットに収納したままだと、本体の出し入れが出来ません。ここはもう少し何とかならんかったのかなーと思います。

 ちょっと否定的なコメントが続きましたが、個人的にこれすごく気に入ってますよ。アウトドアだけでなく、自宅での補助照明としてもオシャレで実用性高いです。
 というか、意識しないと自宅の照明ってとても明るい白色照明になりがちですけど、もう少しくつろぎの時間を演出する照明について考え直してもいいのかなと思いました。

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 こちらは、自宅にあったプリムスのIP-100LAガスランタン。さすがにこういうマジモンのアウトドアグッズと並べてしまうと、バルミューダはガジェット感が強すぎる気がしますが、それでも既存のLEDランタンと比べれば圧倒的にカッコいいです。

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▼2020年05月31日

BL(武士らいふ)創刊号を入手しました

https://live.staticflickr.com/65535/49954871457_d9e8442865_m.jpg ここ数年、東国武士がブームだったりします。

 …いや、ホントかどうかはわかりませんけど、吉川弘文館では“動乱の東国史”なんてシリーズが出版されたり、のぼうの城のヒットや昨今の山城ブーム…中島卓偉のお城に行こう!って面白いですね…とか、それらの現象が重なり合って、いままで自治体が発行する地方史くらいでしか読めなかった東国武士の歴史も、大分メジャーになってきました。

 そんな中、去年の夏頃だったかな?密かに出版された同人誌「BL」…というと、アレな本みたいでなんですが、武士らいふという同人誌。
 昨今は同人誌といってもジャンルが多様で、このような読み物系同人誌も増えているのですが、本誌が珍しいのは付録にシミュレーションゲームがついていること。
 きちんと打抜き加工されたカウンタとか、これ印刷代高そうとか業界人っぽい余計な心配をしてしまうのですが、ゲームはその名も「羽根倉合戦」といいまして、1351年の南北朝時代に、今の埼玉県荒川にかかる今の羽根倉橋付近で行われた闘いだそうです…って、知らねーよなそんなの(笑)。自分もこの本の案内があるまで、県民のくせに全く知りませんでした。

 この時代の東国…関東平野といえば、見渡す限りの葦の原。はっきりいって人なんて住んでるの?みたいな世界でした。
 以前のぼうの城でお馴染みの埼玉古墳群までブロンプトンで出かけたことがあるのですが、その帰り道で田舎道をのんびり走っていると、途中葦に覆われた一帯が出てきまして、なるほど…江戸時代より前、中世以前の関東平野ってこんな風景だったんだろうな…などと考えながら走っていたことがあります。
 実際、江戸時代の前の関東の村といえば、埼玉県では川越以西と大宮付近、北は群馬県の足利辺りまで大きな都市はなく、東に至っては見渡す限りの葦原で、その中に下総台地がまるで半島のように突き出ていました。
 利根川も荒川も今みたいに堤防があってきちんとした川筋があった訳ではなく、適当にその辺を流れていたという感じ。なので大雨が降れば下流は湿地帯と化しますし、家を作ろうにも雨期にはすぐ水に囲まれてしまいます。個人的にこのような東国の水運・交通史には興味があり、このブログでもいくつかエントリ書いていますが、つまり関東平野は今と全く違った風景だったということ。
 資料が残っているのかわかりませんが、おそらく当時の西日本の都の人達と、関東の東国に住んでいる人では、人種的にも少し違いがあったかもしれません。鎌倉時代の武士とか背が高かったなんて話もありますし、また鎌倉時代の武士道とは、今私たち日本人がイメージする武士道とは全く異なり、目的のためには手段を選ばずな考え方です。卑怯とか何だとか気にせずまずは勝たねばご主人様に奉公も叶わず、といった極めて実践的な思想だったりしました。

 それはともかくこのBL…武士ライフ、同人誌として、東国武士好き…それもおそらくかなりのマニアじゃないと知らないような戦闘を題材にしたシュミゲを付録(正直ゲームと本どっちが付録かわからんが)にして発行されるという噂はシミュ友から聞いていて知ってはいたのですが、なかなかフロンティアな分野に挑むなぁ…なんて思っていたら、通販開始して割と瞬殺だった模様。ひょっとして富士見市とか朝霞市付近のシミュゲファンが全て買い漁ったのではないか?というくらい綺麗に消えましたね。オクとかでも見たことないです。

 そんな発行元でも本当に在庫がないという同人誌、ふとツイッタラーを見ていたら、この武士ライフ発行人が「ここどこ」などというクイズを出題しておりまして、結構日数経ってたようなのでアタリ出ているかな?と思いつつ解答したらなんと私が初当てだったらしく、プレゼントで頂いてしまいました!ありがとうございます。

 まだきちんと内容も読んでいませんし、付属のゲームもプレイしていないのですが、観応の擾乱についてはまずきちんと本を読まんとダメだな。なんて考えています。なにせ記事を読んでも登場人物誰も知らんw状態なので。

 第2号は結城合戦が題材だそうで、これも知らん!wといった内容なのですが、結城市内は何度も出かけていますので、正直羽根倉合戦よりは興味あるかも。

 今まで、シュミゲは好きで本ブログでも何度か取り上げているのですが、別な興味から調べていた東国史とこのような形でリンクするとは、久しぶりにインターネット経由で知の連鎖を実感できた気がしますね。ありがとうございました。

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 この写真は今年の冬に友達と出かけた、羽根倉合戦時に難波田勢の居城だった城跡を整備した難波田城公園。今では城跡公園というより、埼玉県の古民家・古民具を紹介した公園といった趣。昔ながらのオモチャで遊べる広場もあって、そこで数十年ぶりにホッピングとか楽しんできました(笑)

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Acoustic Research AMP

P5312240 ずっと前から好きだったアンプ。ようやく確保できました。

 Acoustic Research AMP、米国アコースティックリサーチ社が1960年代に製造したアンプです。明確な商品名がないのでAR/Ampとしますが、このアンプの音を何時聴いたのか思い出せません。ただ、本当にここ10年20年、ずっと心に残っていたアンプでした。
 そのアンプをようやく手にしたのは今から2年前。某ドフで売られているのを買ってきてすごくいい音で感動したのですが、しばらくするとあれ?ユニットが変なのに気が付きました。電源をオンにするとユニットがボコッと前に飛び出ます。そして音も少し濁ってきて…。んん???と思ってスピーカーを繋いだ状態でスピーカー端子のDC電圧を測ってみると1V超えてまして…こりゃダメだなと。
 ちなみにこのAR/Amp。ソリッドステートなトランジスタなアンプですけど、真空管みたいに出力トランスがあります。なので本来はDC漏れトラブルとか無縁の筈なのですが、まぁ…仕方ないですよね、実際漏れてる訳だから。
 保証付きだったので買ったお店に持ち込みまして、相談の末、修理ではなく返金扱いになりました。ちなみにそのアンプは値下げもされずに「現状販売」とというタグを付けられて今でも売られていますのでご注意を(笑)

 つことで、人間の3大欲望には、食欲、性欲、アンプ欲というのがありまして、一度は折角叶ったこのアンプ欲のイライラを発散させるため、適当に中古アンプを買い漁る日々を行っていたのは、本ブログの読者ならご存じの通り。
 また、当然ながらこのAR/Ampも再度探していたのですが…このような失敗をやらかすと無保証のオクとかで手に入れるのはリスクが高すぎる。ここのサイトで修理記録がありますが、修理に出すと10万円越えだもんねぇ。このアンプの場合はいわゆる“伝説の銘機”という訳でもないので、みんな壊れても金かけて修理しないんだよね。
 この状況だと本体を本当にタダみたいな値段で手に入れない限り、修理費用含めてエラいお金がかかってしまいますし、正直そこまでお金をかけるモノでもないかと思っていたのですが、なんと上記リンクで整備された個体がヲクに出品されていまして、だったら買うかなと。値段も某ドフ価格より安いし。

 ということで、今手元にあるのがこのアンプです。
 完全性備品らしいのですが、確かに調子は良い。ただフォノイコだけは何故か片チャン出力がやや足りていないようで…ひょっとしてはんだ剥がれでも起きてるのかな?構造上このアンプは入力端子がトラブルの元なので、そのうち天板開けて調べよう。それに上記サイトのようにきちんと整備したのなら、コンデンサとか基板上の部品が不具合起こすにはまだ早い気もします。
 SP出力が今風の大型バナナ対応に変更されているのは便利でありがたいですが、電源ケーブルはオリジナルに比べちょっと太すぎるかな?経験上古いアンプにこういう固くて太い電源ケーブル換装すると音変わるんだよね。まぁ…音が変わったのかどうかはわかりませんので仕方がない。自力でオリジナルに近いケーブルへと換装するまでもないし。

 その他不具合はありません。以前のことがあるのでスピーカー繋いだ状態でのDC電圧も計りましたが、誤差みたいなDC出力しかありませんでした。スピーカーのユニットも電源投入時にはボコッといくけど、ちゃんとニュートラルの位置に戻るしね。肝心の音については、以前のAR/Ampよりも若干固い気がしますが、ある程度通電してれば馴染むでしょうし、どっちがこのアンプ本来の音なのかはもはやわかりませんしね。ただ、現状の出音には満足しています。

 しばらくは自宅でPIEGA Master jubileから音を出していました。S/Nはやは悪いですけど素晴らしい音です。私が好きな初期のトランジスタな、明るくくっきりしたサウンドが楽しめます。ただ、このアンプの本領ははやり密閉箱だよねぇ…なんたって当時はAR-3aという異例な低能率スピーカーを叩き起こすために作られたようなアンプなので、その辺は動作確認してから鹿嶋のアトリエ行きだよなとずっと思っていたのでした。

 で、コロナ騒動やらなにやら色々あって、ようやくちょっと前から鹿嶋にてこのアンプを使っているのですが、ホント素晴らしい。
 私はこのアンプの音について、FB等では度々「萌えるアンプ」という今風(?)の表現をしてきたのですが、本当に陳腐な言い方で申し訳ないですが、萌えます!ハッキリ言って。
 なんというか、このアンプで聞くボーカルは、男性も女性もとにかく明るくキュートに元気よく歌い出す。マイケル・ジャクソンの「ハッ」というかけ声にすら萌えますw。この印象はやはり現代のアンプに比べてナローなレンジだからそう感じるんでしょうが、そんな事はどうでもいいのです、気持ちよければ。

 特に古いCelestionで鳴らす音はいいですね。UL-6での音もかなり萌えましたが、Ditton15はもうヤバい。自宅のフルシステムもう売っ払っちまえ〜!なんて勢いになりそうな気持ちの良い音です。SL6siではまだ試していませんけど、きっと良い音でしょう。NS-1cでも試してみたいですが、もはやそんな場合ではない!とにかくこの音が気持ちよくてシステム変更とかやってる時間がもったいないです。

 先日には自宅のアンプも整ったところだし、そろそろ他のアンプ群は手放してもいいかな。そんな気分になってきました。

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 この組み合わせは鉄板ですな。これでドリームパレードとか聴いちゃうと萌え死するかもよ(笑)

OLYMPUS E-M1 + M.Zuiko Digital ED 12-40mm F2.8 Pro



▼2020年05月24日

Naim Audio SNAPS(Vintage)

P5232213 以前から念願だったNaim Audioのプリアンプ用外部電源、SNAPSのヴィンテージモデル(ボルトダウンタイプともいう)を入手。メイン写真左奥の箱ね。入手場所は当然日本ではなくebayです。

 落札したのが、確か5月5日くらい。それで支払いやらなにやらして、イギリスのセラーの元から旅立ったのは日本時間の5月7日。当初は税関などがあるため、5月19日以降の到着予定だったのですが、コロナ騒動で税関も暇なのか、あっという間に通関して、私の手元に届いたのが5月11日。はっきりいって同時期に駿河屋へ注文してた商品とかまだ届かないぞ(笑)。まぁ、鬼速である必要もないとはいえ、速く届くのは嬉しい。

 ただこのSNAPS、イギリスのセラーから買ったので、当然イギリス仕様の240Vモデル。そのままでは日本で使えませんので、さくっとハンダごてをつかって120V仕様へと変更します。やり方は知っていれば簡単で、要はトランスの配線を直列から並列にするだけです。

 もちろん、何を言っているのかわからない人は絶対に止めて下さい。配線間違えますと当然ながら機器を壊すどころか、下手すりゃ火災の元です。また、やり方がわかったとしても、普段からハンダごてとか触っていない人は充分に注意して下さい。AC電源の入力側をリワイヤしますので、イモはんだとかやらかすとそこから発熱…最悪発火します。もちろん自分のもこの先そうなるかもしれませんが、リスクがある事を充分に理解して下さい。

 とまぁ…お決まりの注釈を入れた後、電源ケーブルのプラグ側も交換。こちらもイギリス仕様なのでプラグが日本と違います。イギリス240Vのプラグは日本仕様のプラグよりもずっと大きく、更にプラグ内にヒューズが内蔵されています。交換したプラグは手元にあったマリンコのホスピタルグレード3ピンプラグを使いました。ただ、オリジナルの電源ケーブルが2m以上ととても長く、そのうち1m程度にカットしようかなと。このケーブルも本体側がやや特殊な端子で、手持ちで適合する電源ケーブルないんですよね。

https://live.staticflickr.com/65535/49894608537_6e3f54de01_n.jpg

 付属品は片方のプラグが壊れたSNAICと呼ばれる4ピンのプリアンプ用接続ケーブル。こちらは事前にセラーから聞いていましたので問題ナシ。早速はんだごてでケーブルの修復、ついでにぶった切って長さを約50cmに縮めました。これネイム的には邪道で、本来各接続ケーブルは最低1mを確保するようにとアドバイスがありますが、隣に置いて使う機器に1mのケーブルはやはり邪魔なので…。
 このヴィンテージタイプのSNAICも今となっては貴重品で、この後に続くグレーSNAICやブラックSNAICと音が違います。三種類全て試しましたが、やはり同じ年代に作られたこの細いSNAICが、私のNAC12には一番合っているようです。
 ちなみに、現在のNaim Audioは高級ブランドにシフトしつつあるようで、ブラックSNAICの更に上のモデルとしてHi-LineSuperLuminaシリーズのケーブルがあります。当然使ったことはありません。

 とまぁ、日本で使うために加工を施した後、早速音出しです。
 ちなみに以前もどこかで書きましたが、120V仕様のNaim Audio機器は100V環境の日本で問題なく動作します…と、ネイムオーディオ本社の誰ちゃんだったっけかな?女性スタッフに教えてもらいました。昇圧トランスとかも必要ないそうです。

 もっとも、同じくヴィンテージタイプのパワーアンプ、NAP250はトランスの配線変えても100V環境の日本では動作しないんだよね。なのでトランスで240Vに昇圧して使っています。これだけ特殊なトランス使っているのか、あるいは以前加工したとき配線間違えたのか?まぁ昇圧トランス入手した今となっては問題ないので良いのですが。

 音を出してみると、これはいいですね。

 今手元には、何故かSNAPSばかり3台あるのですが、どれも音が違います。
 1台は一番初めに自分が手に入れたオールドモデルのSNAPS(というかSNAPSに深緑のニュールックモデルはない)で、こちらは一度イギリスのネイム本社に送ってRecapを受けています。こちらが一番カッチリとした音。
 で、2台目が少し特殊なSNAPSで、SONY WALKMAN Professional WM-D6用の電源として出力が6Vに改造されたモノ。
 こちらはNaimAudio公式のヤミ品とも言えるべきモデルで、なんでもWM-D6が大好きだったNaimの社長、ジュリアン・ベリカーが、WM-D6を自分で使う為にSNAPSの出力電圧を6Vに改造したのが始まりで、公式なカタログモデルとしては存在しませんでしたが、SNAPSを所持しているユーザーが「例のアレに改造してくれ」とこっそり頼むと(話盛ってますw)、黒ずくめの本社スタッフやってきてが「お客さん、その話どこで聞きました?」などとお決まりの質問をしてきて(話盛ってますw)、こそこそ隠れるようにして改造を請け負ってくれたという話。
 自分のはさらにもう一系統の出力を24Vに改造し、ひょっとして世界で1台しかない24Vと6V出力をもったSNAPSになっているのです!って、自慢はともかく、こちらのSNAPSの方が少し音が緩くて、実は普段こっちのSNAPSを愛用していました。

 長くなりましたが、今回のこのヴィンテージSNAPS、なんというか音が一番ゆるいですね。オーディオ的にどうあるべきかはともかく、好き好んでトランジスタアンプ初期の頃の機器を使っている私のようなタイプには一番音が良いと感じます。ピーク音の出方も少し角が丸いというか、まろやかにムーディーな音となり、私としては狙いどおりです。
 これは変に気張ってHi-Capとか狙うよりこちらのヴィンテージタイプを買って正解だったのかもしれません。

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 ということで、NAP250を含め、私のNaimアンプ群は全て1970年代初頭のヴィンテージモデルとなりました。なんというか、よりネイムらしい濃い音になった気がします。

 とりあえず、自宅のアンプシステムについては、これで上がりでしょう。

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▼2020年02月25日

ortofon TMC-200

P2251820 手持ちのTechnicsのSL-10ですが、もう少しカートリッジで遊びたいとは思っていたのでした。ただ、このSL-10に付属している310MCというカートリッジはなかなか優秀で、更にT4Pというプラグインコネクタ方式には私が好きなMC型カートリッジがほぼありません。
 ダイナベクターやソニーがMCカートリッジを発売していたようですが、どちらかというと高出力型のMCカートリッジで、MCらしい繊細さを特徴にした製品でもないとのこと。
 もっとも、このT4Pカートリッジ用ターンテーブルで、MCフォノアンプを搭載しているのはおそらくこのSL-10しか無いはずなので、低出力MC型のカートリッジを求めるような世界でもないのはわかっているのですが。

 噂によるとかつてオルトフォンがTMC-200という当時で6万円以上するバケモノみたいなMC型T4Pカートリッジを発売していたらしいのですが、もちろん今では入手不可能ですし、そもそも中古で出てきても高い。10年前くらいは捨て値で手に入ったようなんですけどね…なんていいつつ、今回のエントリはこのTMC-200のお話。
 
 自分も聴いてみたいけど、ちゃんと音が出るTMC-200の入手はもう無理だろうなあ…なんて思っていたのですが、ちょっと前にたまたまebayで即決ありの出品を発見!…というかアラート入れていたのですが、ここ2年くらいでまともなのが出たのも始めてかと。値段も手頃だし動作確認済みの美品とのことで思わず落札。ebayで落札とか10年ぶりくらいだな。送料込みでも日本の相場よりかなり安かったです。

 早速SL-10に装着して聴いてみると、確かに良い音ですねぇ。
 なんというか、オルトフォンらしい中域の厚みというか、色気を感じます。この辺はきわめて真面目な音を出していた310MCとはちょっと違うところかも。

 このTMC-200ですが、同社で発売されていたコンコルドタイプと呼ばれる尖ったカートリッジのシリーズをベースに制作されたようです。型番としてもひょっとしてベースになってるのかな?と思われるMC100とスペックが何となく似ています。
 自分も手持ちの資料を探し回ったのですが、古いステレオサウンドのような雑誌には、この手のT4Pカートリッジに関する記事はなく、なんだかんだでステレオサウンドのような雑誌が記事として取り上げるジャンルの製品として考えられていなかったのでしょう。
 ちなみに本国のオルトフォンサイトでは当時のカタログが公開されています。こういうの嬉しいよね。

 しかし…TMC-200の定価が当時で6万円越えとは、T4P方式のリニアトラッキングターンテーブルとしておそらく一番高価なモデルがSL-15の15万円だった筈なので、ちょっとシステムとしての価格バランスが合っていなかった気もします。ひょっとして各社からもっと高級なT4P方式のターンテーブルがリリースされる予定でもあったのでしょうか?

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 インスタ映え(笑)を狙って、ラブライブのレコードもかけてみました。このレコードは非ヲマニでライバーなヲタ友に声をかけて入手してもらったモノ。ラブライブのなんとか会員の人じゃないと買えなかったレコードみたいで、入手難易度がエラい高いようです。
 というか、このカートリッジの使用中写真を撮るのに、普通の黒いレコードだといい感じで撮影できないんです。なので手持ちでピクチャーレコードとか色つきの盤を色々探してしまいました。

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▼2020年02月23日

Musical Fidelity A1

P2231785 悪魔的で耽美な音を奏でながらも、そのアンプはまるで「電気ストーブ」とか「天板で目玉焼きが焼ける」等といわれ、マニアから畏怖の念を抱かれていた英国製のアンプがあります。それがこの「MusicalFidelity A1」です。

 発売は1987年、当時の国内価格は138,000円(時期による)で、本国の英国では300GBPで売られていたようです。当時のレートだと現地価格は4〜5万円、まぁ…そのクラスのハッキリいって安物のアンプでした。
 ただ、このA1が他のアンプと違っていたのは、こんな安物のくせに純A級動作のプリメインアンプだったこと。

 アンプのA級動作については以前もこのエントリでチラッと触れましたが、簡単に言うと、理想的な増幅方式ではあるのですがその非効率さから猛烈に発熱します。通常のアンプはボリウムを最大にでもしない限りそんなに熱くはなりませんが、A級のアンプは構造上常に消費電力はボリウム全開状態のため猛烈に発熱します。このA1の場合最大出力は20Wとかなり控えめですが、その代わり通電中は常に内部で20Wのヒーターを使っているような状態です。
 そんなこともあり、A1の天板は効率的な放熱を行うため細かいリブ加工がされたアルミニウム製になっていますが、それでも電源を投入してしばらくすると、天板は本当に火傷するくらい熱くなります。ある意味こんな危険なアンプは国産メーカーだと販売が許されないレベルだと思いますが、まぁ…良くも悪くも海外製品らしい個性ともいえるかな。

 そして、その音はさすがに純A級らしく、滑らかで濃厚であり、Hi-fiともまた違う気もするのですが、クセになると抜け出せない。とにかく音楽を聴くのが止められない…そんな魔力すら感じる不思議な音。
 自分も実際手にしてみて、鳴らし始めは「悪くはないけどたいしたこともないかな」なんて思ってはいましたが、何というか、しばらく聴いていると、このアンプの奏でる音の重力から抜け出せなくなります(ちなみにこちらのサイトでは、A1の出力が8Wを超えた場合、AB級に切替わるのでは?という疑問を呈しています)

 このエントリを書いている時点では、別荘でDitton15と共に鳴らしているのですが、金曜日の夜から今日のこの時間まで、寝ている時以外は本当にずっと音を出しっぱなしです。こういう状態も珍しい…なんだかんだ、別荘で音楽漬けとはいえ、部屋にいる時間の半分程度しか音は出していなかったりするのですが、なんというか辞められないですね〜気持ちよくて。

 具体的に音の傾向を書くと、正直レンジは上にも下にもそんなに伸びていないと思います。安物アンプらしい中域に固まりがある音ではあるのですが、その中域が素晴らしい。どの音も、解像度とかメリハリとか…そういう評価軸とも違います。何というかとても滑らかで心地よい音を奏でる。自然な音…クセのない音ともまた違い、クセはあると思うのですが、聴感上とても自然に聞こえるんですよね。なのでずっと音楽を聴いていられる。

 ただこのA1は、上記のように危なげな構造のためか、とても壊れやすくトラブルが多いアンプとしても知られています。今では中古でまともに動く個体を見つけるのもなかなか難しいみたい。
 そもそも動作時における天板の温度が設計値で65℃、実測値では更に上がるのに、中で使われているコンデンサが耐熱85℃とか狂った設計らしく、そこはアンプ界の鬼才ディム・デ・パラヴィッチーニ(このアンプの設計者です)、この耐熱の部品を敢えて選択した理由があるのでしょう…まぁ、当然コストの都合だと思いますけど。
 こういうアンプなので、既に40年以上前の格安アンプの割に中古相場は高目です。未整備品でおおよそ5万円〜、保証付きで完全性備品だと10万円前後なんてのもあります。すぐにぶっ壊れるけどハマると抜けられない…まるで古い英国車みたいなアンプですね。

 私が今回手に入れたのは、何故か未整備品相場よりかなり安い個体で、サイドパネルにメッシュ加工がされていない初期型です。
 というかそういう値段じゃないと手は出さなかったと思うのですが、家に持ちかえってまずはSP出力からのDC漏れ測定後(測定値は忘れたけど全然問題なかった)、メインシステムに繋いで聞いてみると、どうもRチャンネル側の調子が悪い。どうやらリアパネルのRCA端子が接触不良を起こしているようで、適当にいじると直ったのでそのまま聴いていたのですが、数日後完全にRチャンネルが死にました。だから安かったのかな?

 まぁ…故障箇所は判明しているので、バラして基板を取り外し、該当箇所の裏側からはんだをやり直しました。ついでに放熱グリスも塗り直して、手をベトベトにしながら再度組み立てたのですが、このアンプの組み立てには結構コツが必要で、うまく組み立てないと変なところですき間が空いたり、前面の飾り版も仮組みで確かめながら組まないと、ボリウムやセレクタが動かなくなってしまいます。値段が安い割に製造効率すごく悪そうで、一昔前の海外製品って匂いがプンプンしますね。
 それとバラしてみるとどのパーツも恐ろしく安っぽい。セレクタスイッチなんてこんな構造で大丈夫なのか?なんて気もしますし、ボリウムも秋月で売ってるラジオの組み立てキットかよ?なんて代物。トラブルが起きてたリアのRCA端子も実に安っぽいパーツを直接基板にはんだ付けしていて、構造上また接触不良を起こしそう。それなのになんでこんなんでこんなに音がいいのか?
 ただトランスだけはいいの使ってる気がしました。そもそもこのクラスでトロイダルとか昔の日本製アンプではあり得ませんでしたし。

 修理後はものすごく調子よくなりました。修理前の何となく定位がふらつく症状も、そもそもこのA1とはこういうモノなんだと思っていましたが、単なる接触不良だったのね。まぁ…この発熱ですからはんだ自体も劣化しやすいのでしょう。
 それとバラしてみて嬉しい誤算でしたが、なんとこのA1、リキャップを受けていて、コンデンサが全てピカピカの新品状態でした。これすごくラッキーだったんじゃない?

 とりあえず今はファンで天板を冷却しながら使っていますので、内部もそんなに熱くはなっていません。あまり神経質になる必要もないのかもしれませんが、冷やさないよりは冷やしながら使った方がいいはずなので。

 このA1、入手しても色々面倒そうだしトラブルも多そうだし、今ではあまりお勧めできるモノでもないのですが、それなりに覚悟を決めた方とか、あるいは何があっても後悔しない値段とか(今回の自分だな)、そういうケースがあれば是非入手してみて下さい。
 音はたしかに素晴らしい!当時も言われていましたが、音楽をずっと聴いていたい人にとっては本当によいアンプだと思います。

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▼2020年01月26日

MGFのコイルスプリングコンバージョンキット

P1191510 結局、以前交換した中古のスフィアは半年くらいしか保たず、再び半年くらいの不動状態となっていた私のMGFですが、先日WOTY SPEEDさんのMGFコイルスプリングコンバージョンキットへと換装が終了し、再び走れる状態になりました。

 このパーツ、MGF乗りの人にとっては人気のパーツらしく…というか、そろそろ皆さんオリジナルのハイドラサスから交換必須なパーツなのですが、量産1stロットは予約で完売。で2ndロットから注文可能になったらしいのですが、自分が取り付けた分が2ndロット最終。次は3rdロットらしいですがまだ生産が始まっていないようで、納品は2020年の3月以降になるみたい。

 乗り味については、海外製のスプリングコンバージョンキットが、ハイドロを意識しすぎて割と腰がないとされるセッティングが多い中、WOTY SPEEDさんのキットは他の製品よりも少し堅目だけどしなやかな足回りを目指したそうで、確かに乗ってみると納得ができます。1stロットに比べ2ndロットは更に改良されているようで、振動の収束が早くなっているらしいです。3rdロットはもっと改良されているのかも知れませんね。
 それとどうやらこのキット、ショックアブソーバーの減衰力調整と車高調整が可能なようですが、それに関する説明は受けていません。まぁ…セッティング変える事はないでしょうけど、そのうちK氏に聞いてみるかな?

 で、自分のMGFに装着した感想ですが…なんというか、普通の車になりましたね(笑)

 それはふたつの意味があって、既にハイドラスフィアとショックが完全に劣化していた自分のMGFは、路面の軽いギャップを乗り越えるだけで上下にびょんびょん跳ねて、ハッキリ言うとコーナリングどころではありませんでした。それでも攻めていましたが(笑)、走っているともう幌骨に頭ぶつけるわ、前輪も後輪もコーナリング中の振動でびょんびょん跳ねるわで、割としっちゃかめっちゃかな乗り味でした。まぁそれも…楽しいといえば楽しかったのですが。その状態がきちんと改善されたのがひとつ。

 ふたつ目は、当たり前ですがこれはハイドロの脚ではないということ。ドライバーの私は当然として、かつてMGFに乗っていた人を助手席に乗せても「あ…これは違うね」とハッキリ実感できるそうで、ハイドロのしなやかな脚が自慢だったMGFですが、違う車になったなぁ…と、少しさびしい気持ちも。

 もっとも、ネガティブ要素はこういったノスタルジー以外はまるでありません。コイルスプリング化によって、車体の挙動は調子のよかったハイドロの脚よりも格段に安定しています。
 ちょっと戸惑ったのがブレーキングで、MGFって例えば交差点で止まる時とか、割とノーズダイブするのが特徴だったんですよね。これはハイドロのオイルが前後直結していたせいで、前輪に荷重がかかりっぱなしになると、ハイドラオイルが後方に移動してググッとノーズが下がるのです。で、コイルスプリングサスには当然そういった挙動がないので、車を受け取ってから帰り道まで交差点で停車する時に「あれ?ブレーキ効かない??」なんて勘違いしてしまいました。ハイドロの脚と違いノーズが下がらないから制動している感覚がズレます。すぐ慣れましたけど。

 コーナーはね…もう安心してアクセル踏めます。なんというかコーナリングスピードは2段階くらい上がった印象。ハンドルを切ってからコーナーリング中にアクセルをググッと踏んでも、ちゃんと前輪も後輪も耐えてくれます。こういう負荷がかかった時は、以前のオンボロハイドロだと、どったんばったん大騒ぎ状態だったので、サスが安定しているだけでも実に運転が楽しく感じられます。
 また、コイルスプリング化によりタイヤが正しく路面に接地しているおかげで、コーナーを攻めてもタイヤが鳴くことが少なくなりました。以前と違い、ちゃんとタイヤのグリップを使ってくれてるな!という感覚があります。そもそもハイドロ時代のMGFは、この寒い時期だと皆さん例外なくタイヤが「鬼キャン」状態でしたからね。

 このコイルスプリングキットへの換装費用ですが、それなりに費用はかかります。
 自分の場合はナックルジョイントの一部に破損があったりしたので総額は概ね35万円。3rdロット以降はコンバージョンキットの価格そのものに変動があるそうなので、キットの価格と工賃についての詳細は、WOTY SPEEDさんへ直接お問い合わせください。

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▼2020年01月09日

マウンテンダックスの6本爪アイゼン

https://live.staticflickr.com/65535/49354319742_1c361885b6_m.jpg 何年か前に買ったっきりになっていたんだけど、本日ようやく実戦投入できました。

 マウンテンダックスとは、かつて葛飾区の水元に本社があった登山用品メーカー。海外ブランドが多いこの業界にあって、準日本産のマウンテンダックスは、装備品も日本人の体格に合うとされていて、通な山歩きな人達にとっては人気でした。ただ、自分は海外かぶれ(笑)だったので、ここの製品は入手した事がなかったのですが、それでも「6本爪アイゼンは評判がいい」と知っていたので、買おうかな…とは思っていました。そうやって思っていた矢先に「廃業」の知らせを聞いたので、慌てて買っていたのです。

 で、本日ようやく、レジャーではなく仕事として実戦投入の機会が訪れました。
 仕事の撮影で、雪山に行く必要がありまして、雪山と言ってもゲレンデの脇なのでリフト乗ってきゃいいやと思っていたら、なんと上部のリフトが営業停止。仕方がなく途中からgoroのS-8とこの6本爪アイゼンで雪山を登ることとなったのでした。まぁ…雪山とはいっても基本スキー場リフトの近くなので、おそらく遭難とかそういうのは…たぶんない(笑)

 幸い、長野県地方では前夜に雪ではなく雨が降ったため、雪面はちょっと凍結気味で締まっていました。これがパウダースノー状態ならおそらく脚が沈んでラッセル状態になりそうでしたが、雪面が割とカチンカチンで助かった。もっともこういうコンディションじゃなければリフトで上がれたので、それはそれでこういう心配をする必要もなかった訳ですが。

 で、早速雪面に腰掛けてアイゼン装着したんだけど、なんというか…アレだね。この無敵感はすごい!雪面のコンディションにも寄るんでしょうか、気持ちよい感触でアイゼンがザクリザクリと雪面に刺さる。そして当然ながら滑らない。なんだかこの感触、普通の山を登るよりもラクチンじゃね?なんて勘違いするような快適さででした。

 で、仕事を終えて下山してきて、宿までのアプローチで舗装路面もあったのですが、そういう場所でも結構普通に歩けるのね。これも意外でした。部屋に戻って乾かしてアイゼンの爪をチェックしましたが、まだまだキズもコーティング剥がれもない。これはいい買い物しましたなぁ…。

 で、この製品なのですが、結局復活はしていて、今ではオクトスというメーカーがかつてのラインナップを引き継いでいるようです。それはありがたい話ではありますが、なんだか昔より大分値上がりしたかな?まぁ…補修部品が手に入るというのは今でもありがたいことです。黄色いスノープレートは消耗品みたいなモノらしいので(なくても機能はするのですが)、この先使っているうちに交換したくなっても、部品が手に入るのは助かります。

 一応注意ですが、このアイゼンは私が雪山に行く為に買った装備ではなく、秋や春の登山時に、ルート上に凍結箇所があった場合の備えとして買ったモノです(例え凍結箇所が10mだとしても状況によっては進退窮まるからね)。本格的な雪山を始めたいのなら、12本アイゼンとかその辺が必要になってくる場合もありますので、その辺は行きたい山や季節などをよくよくご検討下さい。

iPhone7 Plus



▼2020年01月01日

あけましておめでとうございます

https://live.staticflickr.com/65535/49307929806_44b5d71df4.jpg

 今年の鹿島灘では初日の出が拝めませんでしたが、何かいいことあるといいね!と願わずにはいられない2020年元旦でした。
 今年もよろしくお願いします。

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▼2019年12月31日

BALMUDA The Gohan K03A

PC301355 おいしくごはんが炊ける高級炊飯器…なるキーワードが注目されるようになったのはいつ頃からなんでしょう?

 私が子供の頃だと、炊飯器というのは積極的に選んで買う家電製品ではなく、どちらかというと必要に迫られて買う類いの家電で、そのため購入に際しては性能差などほぼ比較されず(せいぜいサイズくらい?)、一流メーカー品の製品で一番安く買えるものを買う、程度の家電だった気がします。
 機能についても炊き上がる米のおいしさは、キャッチコピー程度で謳ってはありましたが、例えば「早炊き」とか「保温機能付き」とか「蓋が外せて丸洗いできる」的な部分の性能で競っていて、各社の製品で炊き上がるご飯の味が変わるなんて、まともに検証もされていなかったような…。

 ザッと調べると、日本で(というか日本以外ではないでしょうけど)高級炊飯器が注目されるようになったのは、西暦2000年代に入ってからのようで、2003年にはスチーム圧力機能付き炊飯器、2006年には内釜に炭素素材を使った炊飯器などが登場し、おそらく2010年以降ですかね、大手家電量販店では、それぞれの炊飯器で炊いたご飯の試食会イベントなども開催されるようになりました。炊飯器によって炊き上がったご飯の味が違う!という一般的な認識が広がったのもその辺りからだったような気がします。

 さて、個人的にもこの「おいしいご飯」というのは、割とプライオリティが高い項目であり、自宅の炊飯器はなんだかんだでここ10年位で2度ほど買い換えています。家電マニアならいざ知らず、普通壊れるまで買い換えない類いの家電の割に我が家では買い換えの頻度が多いような気もしますが、他の家庭ではどうなんでしょうね?結構買い換えてるのかな?

 まぁ…最近流行の10万円越え高級炊飯器をポンポン買い換える訳にはいきませんが、自宅の炊飯器は実売4〜5万程度の製品を選んでいます。そして買い換える度に確かにご飯の味が変わるのですが、最近の傾向として炊飯器で炊くお米がどんどん柔らかくなっていくのがイマイチな気がしていました。
 特に今自宅で使っている炊飯器は、確かに昔から比べるとおいしく炊き上がったご飯なんでしょうけど、私にとってはちょっとご飯粒が柔らかすぎ。10万円越えの高級炊飯器ならまた違うのかも知れませんけど、近年のトレンドは「ふっくらモチモチ」なご飯のようで「しっかりシャッキリ」なご飯が好きな自分にとって、ちょっとなぁ…と思ってはいたのです。ただ、家族は今のご飯が気に入っているようなので、どちらかというと自分の方が異質なのかな?

 なんて思っていた中、別荘用に小さいサイズの炊飯器買ってもいいかな?なんてぼんやり思い始めていたこともあり、ここの所炊飯器について少し調べていたのです。

 調べていくと、近年の炊飯器の基本はやはり「ふっくらモチモチ」系の炊飯器が多いようで、非圧力型で「しっかりシャッキリ」なご飯を追求しているメーカーは、三菱電機とバルミューダが主なメーカーみたい。そんな事をぼんやり思っていた昨今、このバルミューダの炊飯器が訳ありですごく安く売っているのを見つけてしまい、買いました。事前に下調べしてあったので、売値見て即決ですね。サイズ的にもこの大きさで非圧力型って珍しいし、それと見た目もカッコいい。毎朝日常で使う用途ではないので、見た目は大事w。

 このバルミューダ・ザ・ゴハン(こういう名前なのは買ってから知った)、買ってからネットで色々と評判を調べてみると、メディア系の媒体では絶賛が多いけど、ガジェット系や主婦系のブログを調べると、意外と賛否が多い。
 まずは「保温機能がない」ことと、お米を入れる部分以外、外釜に水を入れる必要があるので、毎日使うには洗い物が増えて面倒、そして炊き上がりのご飯に対する不満とか…まぁそんな感じ。
 保温機能と洗い物が増える点については、ある意味私の場合は日常使いではないので全然OK。問題は炊き上がりのご飯に対する不満なのですが、むしろこの点も自分にとっては利点です。最近のご飯は軟らかすぎる…ってのが自分の不満でもありましたので。

 前置きが長くなりましたが、早速お米を炊いてみました。
 まずは本体の時計を合わせてから、外釜と内釜そして蓋を水洗い。付属品である外釜に入れる水の計量カップと、お米の計量カップ(マスになっているのが渋い)も洗います。
 そして、外釜に水を200cc入れて、内釜に米1合とお水を入れて本体にセット。普通の炊飯モードを選んでスイッチオン。炊き上がりまでは60分かかります。そういえばネットでは「炊き上がりまで60分もかかる」的な記事もいくつか見ましたが、バルミューダの場合は米を水に寝かせる必要がありません。その工程も炊き上がりまでに含まれているそうで、お米を洗って内釜に入れて水を入れてすぐにスイッチオンして問題ないそうです。そう考えると実質炊き上がりまでの時間は30〜40分とも言えるのですが、最近だとお米を水に寝かせて炊く人も少ないのかな?

 スイッチを入れてしばらくは動きがありませんが、およそ30分を超えた辺りで本体上面後ろにある水蒸気排出口から結構な勢いで水蒸気が出ます。つか、一昔前の炊飯器だってこれくらいは水蒸気出た気もしますが…まぁ、設置場所は少し気を使った方がいいかも。棚に押し込んで使うと水蒸気で水浸しになると思います。

 60分経つと本体から電子音が鳴って炊き上がりを知らせてくれます。一応保温機能がないので、炊き上がり直後が食べ頃なんでしょうけど、いくら保温機能がないといってもしばらくはご飯も冷めません。ただ、炊き上がり後何分経ったかというタイマーが自動で作動するので、これは気が効いているなと思いました。
 そういえば自宅の炊飯器でも基本的に保温機能は使ってませんでした。つか、保温機能に頼って数時間保温できても、時間経つとご飯まずくなるんだよね…当然かも知れませんけど。なので元々私にとって保温機能はどうでもよかったのでした。

 で、炊き上がりのご飯は私的には絶品!
 「あっ!おいしい!何これおいしい!何これ新しい!すごくおいしい!!私超頑張ります!」なんて思わず某まぞくのマネとかしちゃうくらいおいしい。
 どうおいしいのかというと「しっかりシャッキリ」なんですよね。具体的に言えば土鍋で炊いたごはんに近い。それかキャンプでご飯炊いてすごく成功した!ときの味。これいいですよ。すごくおいしい。何これおいしい、何これ新しい…って、もういいか(笑)。炊飯器市場が活性化したお陰で、炊き上がりのご飯にも多様性が生まれてきたということでしょうか。

 なので、このバルミューダ・ザ・ゴハン。万人にお勧めできる炊飯器ではありません。でも、炊き上がりのご飯の種類を正しく理解できて、なおかつ小家族世帯な人にとっては、実に素晴らしい生活のお供として活躍してくれると思います。あとはトラブルの発生比率ですかね。残念ながら自分の中の評価では、バルミューダの家電は耐久性に難アリというか、意外と故障が多い印象。この先も故障せずにいてくれるといいのですが。

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 鮭飯も試してみました。つか、こんなのおいしくない訳がない!的うまさでした。土鍋炊きに近い炊飯器だからこその会心の出来です。

OLYMPUS E-M1 + M.Zuiko Digital ED 12-40mm F2.8 Pro



▼2019年12月26日

SONY TA-4650

PC261318 入手したのはもう1年以上前の話なんですけどね。
 確かドフのジャンク品で3,000円だったかな?動作確認して一応音が出たし、DC漏れもさほどなかったので確保してきました。

 ただ、さすがジャンク品だけあって、いくつかトラブルも。

 まずは、ボリウムの部分、このアンプのボリウムノブはちょっと面白くて、同軸でプリセット用のボリウムがあります。メインボリウム奥の部分をひねると、普段使うボリウム位置を設定できて、手前メインボリウムをひねるとその設定した部分でクリック感があり、いつも聴いているボリウム位置を記憶させられるという機能。面白いのですが、実際はクリック位置の前後のボリウム微調整がしにくい。ここが大幅にズレていたので修復しました。まぁ…こんなのは簡単。

 もう一つ問題だったのが、通電後に回路が温まってくると、スピーカーからバリバリとノイズが出る。これは…ヘタをすればスピーカー飛ばすので、ちょっと怖くて使用を中止。いずれジャンク品でオクにでも出すかと思って放置していたのですが、3ヶ月くらい前に何となく引っ張り出してきて、出品前に少しでも整備しとくかと、トランジスタの足を歯ブラシで磨いてワニスでコーティングしたら、ノイズの症状は治った模様。トラブルの原因はトランジスタのウイスカ現象だったのかな?

 それでもメインスピーカーにつなぐのは怖いので、それから3ヶ月くらいPC用スピーカーでPC音源用アンプとして使っていたのですが、その間トラブルはなかったのでいい加減大丈夫かな?と、現在のメインであるDitton66に接続してみました。

 このTA-4650は出力段にV-FETを使用したDC構成のアンプとして有名。SONY一連のV-FETシリーズとしては一番安価なモデルではあったのですが、1976年当時の定価は84,800円だそうでそれなりの高価格機種でした。今の価格だと15万〜20万円のアンプってイメージでしょうか。

 ステレオサウンドのNo.33を引っ張り出してみると、このTA-4650に関するテストリポートが掲載されています。

PC261319

 概ね好評な評価ではありますが、評論家の皆さんが少し戸惑い気味なのが面白い。
 音の特色は「声の上に何か付帯音が付く」という感じだそうで、中高域に独特のキャラクターを感じるとのこと。自分で聴いても確かにそのようなイメージは感じます。何というか、低域と中高域で別のアンプが鳴っているように聞こえなくもない。これがV-FETによるもなのか何なのか分かりませんけど、確かに個性的な音です。低域はやわらかく、高域は少し堅い。

 もっとも、こういう書き方をするとマイナスみたいな印象ではありますが、私個人としては面白い音だと思います。中高域の音は堅いけど何かとろん…とエッジが溶け落ちているというか、硬い石の上に薄く柔らかいものでコーティングしたような、そんな耳障り感があります。いずれにせよ他のアンプではあまり聴けないちょっと面白い音です。

PC261323

 同じ号のステレオサウンドには、TA-4650の見開き広告も掲載されています。「すきとおる秋の空ようなクリアな音を聴いたなら…もう、その魅力だけで15万円のアンプにも匹敵すると言えるでしょう。」と、自信たっぷりです。

 自宅のDitton66で鳴らすと、ちょっと低域のパワーが足りないかなあ…なんて思うのですが、この中高域の音は独特で結構クセになります。本機はプリとパワー段を切り離して使えるので、純粋にV-FETを堪能したいのなら、上質なプリアンプを奢ってあげると面白いのかもしれません。
 私としては、このV-FETは既に生産されていない貴重な石なので、あまり無理をさせずに、のんびりと使い切ってあげようかなと思っています。

 最後に簡単なバイヤーガイド的な情報を。
 このエントリ書いている時点でのTA-4650の価値ですが、中古価格はオクなどでは完動品で1万円前後?今だともう少し行くのかな…いずれにせよ終段が壊れると修理不能なのでこれは運ですね。中古販売店ではもう少し価値があって、きちんと音が出るなら概ね3〜4万円くらいで取引されているようです。人気という程でもないですが、V-FETマニアというのはそれなりにいるみたい。
 ジャンクだとそれこそ数千円ですが、当然ながら音が出ない状態のジャンクは終段が死んでいる可能性があるので、その場合は修理はできません。一時期は中国製らしいV-FET互換の石が出回ったらしいのですが、なんでもSONY製の石とはバイアス電流が違うらしいのでそのままでは使えないという話。まぁ…そこまで手間をかけて修理するモノかな?とは思いますが、確かに個性的なアンプではありますので、ハマると抜けられないのかな。
 ファンが多いせいか、このTA-4650に関してはWebで検索すると修理情報がそこそこ拾えますので、腕に自信がある方はジャンクを探してチャレンジしてみるのもいいのかも。

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 こちらは自分で修理…といえるモノではないですが、基盤上にあるトランジスタの脚を磨いて、その上からワニスを塗っているところ。このクラスのアンプとしては珍しく、各セクションがドーターボード形式で取り外せますので、整備性はとても良いです。
 それらをつなぐ配線などは、紐でキッチリと縛ってあったりして、この価格帯のアンプでこういう手作り感あふれる構造は珍しいというか、当時のソニーの戦略価格機種だったんだろうなぁと感じます。

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▼2019年11月10日

Apple AirPods Pro

PB100971 もう三年前ですかね。チンアナゴと言われた初代AirPodsを発売日に買って結構使ってきました。カナル式ではなく、当然ノイズキャンセリング仕様でもなかったこのイヤホンですが、結果としてはここ3年の中で一番使っているイヤホンになってしまいました。

 もちろん、音質面などちょっとした不満はあるのですが、逆に言えば不満はほんのちょっとした程度に留まる中、その他全ての部分でバランスがいいんですよね。バッテリの保ちも充分でしたし、操作が簡単、更にペアリングも簡単(ここは毎日通勤に使っていると意外にストレスとなる)。音は適度の低音のメリハリが利いた気持ちのよいサウンドですし、装着もイヤチップを耳にねじ込む訳でもないので、実に簡単で長時間装着していても耳穴が痛くならない。
 この製品の他TWE(True Wireless Earphone)は、B&O Beoplay E8SONYのWF-1000XMとか買いましたけど、結局の所普段使うのはこのAirPodsだったりした訳です。

 ただ、このAirPodsも三年近く使っていると、微妙に内蔵バッテリがへたってきて、連続使用時間が大体2時間程度にまで低下しました。それでも3年間つかってこれだけ保つのですから優秀とも言えますが、ちょっとね。かといって修理に出すのもナンだし、そろそろ新型が出るとの噂もあったので、そのまま使い続けていたのです。

 で、今年の10/30日、突如として発表+発売になったこのAirPods Proですが、ちょうど私が仕事で出張中だったこともあり、今回は初回注文祭には参加できませんでした。そしておよそ1週間たった一昨日の土曜日、ちょうど都内に出かける用事があったので、AppleStoreの東京に寄り店員さんに「AirPods Proってありますか?」と聞いたら「今だと3〜4週間待ちですね」とのご返答。まーそんなもんだろうと、その日は家に帰り、翌日の朝にオンラインのAppleStoreで予約しておこうかと製品を選択してカートに入れ、何気に店舗受け取りオプションを選ぶと「本日受け取り可」になっている。発送だと昨日の返答と同じ3〜4週間待ちなんですけどね。
 本当かな?と思ってオンラインでチェックアウトして、しばらく待っていたら「銀座店にてお渡しの準備ができました」とのメールが来ました。つことでAppleStoreの銀座店で受け取ってきたわけです。

 お店を出て、休日なので目の前のホコ天に設置されていたパラソルテーブルに腰を下ろし、早速開封。
 初期設定を…といっても、初代AirPods同様ケースのふたを開ければ、目の前にあるiPhoneとワンタップで接続します。早速装着して音楽を…と思ったら、ちょっとびっくりしました。このノイズキャンセリング性能は…こんなのイヤホンで体験した事がないレベルの静寂。つかこれ危険だよな…ってレベルです。
 さらにすごいなと思ったのが、外音取り込みの機能で、ステムを長押しでつまむようにすると切り替わるのですが、この音がまたものすごく自然。というか、ここの部分は今までのどのイヤホン、ヘッドホンでも、取り込み音の不自然さがあった訳ですが、これにもまたびっくり。というか、この手の性能は今まで誰も求めていなかったと思いますけど、確かにAirPodsの場合は、単に音楽を聴く用途だけではなく、iPhoneとペアで通話用マイクとして使ったり、音楽鑑賞時以外でも耳に装着しているという使い道もあるのです。なるほど…イヤホンを音楽を聴く用途としか認識していなければ、こういう部分での性能は追求しなかったでしょう。すごいなApple。

 音質はAirPodsとほぼ同じ。もちろん高音質にはなっていますが、基本は旧機種と同様のサウンドです。なんというか如何にも「高音質でしょ」って感じじゃないのがいいんですよね。なので長時間聴いていても疲れない。また前記の通りノイズキャンセリング性能が圧倒的なので、その分音質が底上げされたように聞こえます。

 装着感ですが、従来のAirPodsが「耳に引っかける」といったイメージだとしたら、今回のAirPods Proは「耳穴に引っかける」というイメージでしょうか。使ってみればこの感覚はお分かり頂けると思うのですが、他社製品でよくある「イヤチップを耳にねじ込む」といった装着方法ではありません。つか正直大丈夫なのかな?なんてくらいに軽く耳穴にチップを入れるだけですが、私の場合は全く落ちる気配がありません。まぁ…これは個人差によって色々評価は分かれると思いますが、AirPodsが大丈夫だった人は大丈夫なんじゃないかな?また付属のイヤチップもペナペナの薄いシリコンで、こんなのでちゃんと遮音性能あるのかと疑うレベルです。

 また、ここがとても大事ですが、従来のノイズキャンセリング製品は、スイッチをオンにするとどうしても耳に軽い圧迫感を感じたモノですが、不思議とこのAirPods Proではその違和感を感じません。更にイヤチップによる耳穴への圧迫感もゆるいくらいにないので、長時間装着したままでも耳が痛くならないです。ここは本当に重要。というか一般的には高音質を謳うカナル型イヤホンほど、圧迫感のあるイヤチップでしっかりと本体を固定する構造になっているものですが、あれって耳が痛くなってくるんですよね。それでもよい音を聴くには…なんて自分も思っていましたが、AirPods Proを手にしてからは、そんな我慢は不要になりました。すばらしい!まるで魔法のようです。

 欠点としては、少々横長になった充電ケースから本体が出しにくくなったこと。これはケースに入った状態でそのままつまむのではなく、ふたのヒンジ側から手前にイヤホン本体を軽く押すようにすると取り出しやすいですが、それでも初代AirPodsのケースよりは本体を取り出しにくい。
 それと、自分としてはどうでもいい欠点ですが、やはり基本的にiOS搭載機専用イヤホンだと思った方がいいです。なのでAndroidユーザーは買わない方がいいと思います。逆に言えばiOSユーザーでTWE(True Wireless Earphone)を探している人は、おとなしくこのAirPods Proを買っとけば絶対に後悔しないと思います。

 あ…そうそう、このイヤホン用のAppleCare+for Headphonesも同時購入しましたよ。壊すと修理費用高そうだしね。

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▼2019年10月05日

ビタントニオのアクティで美味しいコーヒーを煎れよう

PA050919 今までの人生で「コーヒーの味」に拘ったことはなかったのですが、別にコーヒーに興味がない訳でもないし、コーヒーが嫌いという訳でもありません。単に「凝ると止まらなくなりそうなので控えておこう」と思っていただけというか…そんな感じです。
 ちなみみ一時期「紅茶」に凝りかけたのですが、幸か不幸か興味を持ち始めてしばらくして紅茶を飲むと頭痛が起きる体質になってしまいまして、今ではペットボトルの紅茶も飲みません。紅茶好きなんですけど…。

 まぁ、そんな身の上話はともかくとして、もう半年位前かな?鹿嶋の別荘でプロパンガス切れを起こしまして、朝ガス屋さんに電話したら「訪問は夕方になってしまう」という話。火が使えないのなら朝食は外に出かけるかと街のファミリーレストランにでも行こうと思ったのですが、半ば衝動的に「そういえば電子ケトル買えばガスなしでもインスタントラーメン食べるのに苦労しないのでは?」なんて考えてしまって、隣町神栖市のケーズデンキへ。
 そこで2〜3,000円程度の電気ケトル買うつもりだったのが、色々とみているウチに気が大きくなって「どうせなら美味しいコーヒー飲みたい」とか、今まで考えたこともなかったこと考えてしまい、そこの売り場で最も高価だったビタントニオのアクティバルミューダのザ・ポットのどちらかを買うことに。
 検討した結果、コーヒーを煎れるには温度調整機能付きのアクティの方が優れていると感じたのと、バルミューダはケトル本体と台座の勘合がイマイチ不安定(どうやら水を入れると安定するらしいのですが…)で、ビタントニオのアクティに決定!2〜3,000円の電子ケトル買うつもりが更に+1万円の価格になってしまった訳で…こういう場所に来るとどうしても気持ちが大きくなっていかんですね(笑)

 で、電子ケトルの用途がカップラーメン用のお湯を沸かすのではなく、美味しいコーヒーを煎れる用途に変わってしまったので、帰り道でジーコ像でお馴染みの鹿嶋チェリオに寄り、マメとドリッパを探しに行きます。豆はよくわからなかったので、そこの売り場にあった一番高いサザコーヒーの贅沢ブレンドという豆(200gで1,000円ちょいだった。多少高価でも地元茨城のメーカーだしね)と、ハリオのCFOD-1という金属製ドリッパを購入。何故金属製にしたのかというと、別荘にいて紙のフィルタ切れとか起こすと面倒くさそうだったからという理由。金属製フィルタなら頭の中で在庫管理するのは豆の方だけで済むしね。ちなみにごみ処分的観点では、むしろフィルタごとゴミ箱にポイできるので紙製の方が楽です。

 コーヒーセット一式を買って別荘に戻り気が付いたのですが、ビタントニオのアクティにして本当に良かったと思いました。というのも、購入したサザコーヒーの豆は「80℃〜85℃のお湯でドリップするのが美味しい」とパッケージに書いてあったから。85℃のお湯なんて温度調整機能がないとわかりませんからね。早速ケトルをサッと水洗いして、湯の温度を85℃に設定しします。

 アクティの使い方の詳細については、他のコーヒー系サイトで詳しく紹介されているので検索してほしいのですが、個人的には沸かしている最中の水の温度が表示されるのが面白いと思いました。それとお湯が沸くのが早いですね。自宅ではティファールの電子ケトル使っているのですが、100℃まで沸かすにしても、明らかにこのアクティの方が速い。85℃でカップ1〜2杯分のお湯を沸かす時は、感覚として湯沸かしスイッチを押した後、ドリッパに豆を煎れてカップにセットして…というタイミングで湧き上がります。このスピード感もなかなか良い。
 更に「バリスタモード」という機能を使えば、多目に沸かしたお湯を指定温度で保温することも可能です。その場合、定期的に「カチッ」というサーモスタット(?)の音がしますけど、普段の生活なら気にならないというか気にしない程度の音です。

PA050931 こんな目分量で豆をいれます。目盛りでは15g相当だそうで、やや濃い目ですかね。
 その後は、少量のお湯を入れて蒸らしてから、細く静かにお湯を注いでいくのですが、この注ぎ方でコーヒーの香りや味が変わるのが面白いです。ネットで検索すると、様々な入れ方でコーヒーを煎れている人が沢山いるようですし、それらを記事にしたブログも沢山あるようですが…なるほどね、これは確かにハマる人にとっては面白いと思います。
 他、ドリッパの種類や豆の種類、そして豆のひき方とか凝り出すと、もうキリがないでしょうね。ただ、自分はこれらの拘りは鹿嶋にいる時だけで自重します(笑)

 余談ですが、アクティでは当然カップラーメンやカップ焼きそばの為のお湯も沸かせます。
 注ぎ口が細いのですが、傾けるとそれなりにお湯の抽出量はありますので、困ることはないでしょう。むしろ小さな注ぎ口からお湯を注ぎやすいので、上面のフィルムも少し開けるだけでお湯を注ぐことが可能。味は…やかんのお湯と変わる訳も無いのですが、アクティで沸かしたお湯でペヤング食べると、少しだけオシャレな気分になれますよ(笑)

追記:
上記製品はロットにより不具合があり、メーカーで回収交換しているようです。お持ちの方はメーカーの製品交換案内から製造ロットを調べ、対象の方は速やかに使用を停止して交換を申し込みましょう。

ビタントニオ・温調ドリップケトル VEK-10ーKの一部ロットにおける自主回収・製品交換のお知らせ

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▼2019年09月22日

エレクトロニックフラッシュ FL-900R

https://live.staticflickr.com/65535/48767849468_262000cec8_m.jpg デジタルになってからあまりフラッシュとか使わなくなったので、特に必要性も感じていなかったのですが、最近仕事の方でクリップオンのフラッシュを使う機会も増えて、となると個人的にも色々使ってみようかなと思って、E-M1用の大光量フラッシュを物色し始めました。

 はじめは昔のフォーサーズ用フラッシュであるFL-36Rを使ってみたんだけど、これマイクロフォーサーズでは使えないのね。使えないというかマニュアル設定での発光は当然できるのですが、当然そんな面倒なの使ってらんない。なので中華製のこんなんとか買ってみようかと思ってました、安いし。

 てなことを考えてしばらく悶々としていたら、なんとちょうどいいタイミングで、オリンパスフォトパス会員限定のアウトレットからFL-900Rが出品されました。お値段なんと税込み22,737円。つかこれ定価は9万円弱するよね、なんでこんなに安いの?つことで速攻注文しました。もちろんメーカー直販のアウトレットなので、中身は新品です。

 で、写真はE-M1に装着した状態。カメラ本体のコンパクトさを台無しにする大型フラッシュなのですが(笑)、ガイドナンバー58だからね、しかたがない。
 適当にパシャパシャと撮影してみたのですが、以前使っていたFL-36Rと違って大光量フラッシュはさすがに余裕があります。私の部屋は天井が高いせいか、FL-36Rでは部屋全体に光が回りきらなかった印象だったのですが、このFL-900Rでは充分な光量が確保できますし、天井に向けてバウンスさせても、光の量に余裕を感じます。もちろん防塵防滴なのでお外でも安心。今までGRとかで密かに試していた日中シンクロも簡単にできますね。
 前のエントリで使っているスピーカーの全体写真もフラッシュ焚いて撮影したもので、部屋の窓を背にしているので以前はどうしても前面が暗く沈みがちだったのですが、こういう写真も簡単に撮影できるようになって満足です。

iPhone7 Plus


▼2019年09月21日

名門セレッションよ!もう一度:UL-6編

P9210818 つい先日、ジャンク扱いで格安のCelestion UL-6を見つけました。
 何故ジャンク扱いなのかと聞くと、なんでもエンクロージャのあちこちにキズがあるから出そうで、1975年の製品なら多少の傷は仕方がない。サランネットも問題ないし、音もちゃんと出るそうで、念のため動作確認させてもらうと、全く問題ないどころか、バックヤードで簡易的に鳴らすだけでも実に良い音。見た目ユニットのエッジも劣化してないし、ドームツィーターもへこみなどが見られない。これなら問題ないとのことで確保。早速自宅に持ち込みます。

 まずはエンクロージャを清掃。それとウーハーユニットがややべたついていたので、我らがウタマロクリーナーを少量付けて軽く清掃。この辺はやり過ぎるとコーン紙のダンプ材を溶かしますので、表面のホコリを軽く払う程度でほどほどにしましたが、変なベタつきもある程度取れました。

 で、自宅で軽く音出しを。音出しとは言っても動作確認みたいなもので、どうせ自宅用ではなく別荘行きになりそうなので、Mster Jubileの上に乗っけるという神をも恐れぬセッティング(?)で音出ししています。

 で、こんなアホみたいなセッティングなのですが、このUL-6、音はすごくいいんですよね。今でもファンが多いスピーカーというのも納得できます。

 軽く実機の解説をしますと、こちらはイギリスCelestion社(この頃は社名からローラは取れている)が1975年に発売したULシリーズの一番小さな2Wayモデル。サイズは41.2×29.2×22.2cmという小型ながら、ドロンコーンと呼ばれるパッシブラジエータを装備し、サイズから不足しがちな低域を伸ばしています。
 インピーダンスは8Ωで、能率は96db/mと発表されていますが、聴感上の能率はもっと低い。ただ、高能率であることは間違いないので、アンプを選ばない割と鳴らしやすいスピーカーシステムの筈です。ちなみにこの後継機であるSL-6は能率84db/mまでいきなり下がりますけどね(笑)

 当時のステレオサウンドを引っ張り出して調べてみると、概ね音はなめらかで美しく、サイズからは想像できない低域の量があるとの評価で、確かにこれは自室で鳴らしてみてもそんな印象です。
 また当時のステサンは今と違って真面目(笑)で出力音圧レベルの実測値が出ていますが、これによると能率は大体84db/W/mで、ここまで低能率とは思えませんが、カタログスペックの96db/mという印象ほど高能率ではないという直感は正しいと思いました。もっともメーカー発表の音圧レベル測定なんて、何V入れた測定かわからんしね(後に調べるとこれは15.4Vピンクノイズ測定のデータだそうです。JIS規格だと1W/2.82Vピンクノイズでの計測なので条件が全く違います。ステサンの計測データ84db/W/mは低能率過ぎる気がしますが、そちらの方が近い数値かと思います)

 で、動作確認モードなので写真のようにアホなセッティングではありますが、音は実に美しいというか、とにかく気持ちいいですね。一説によるとロックよりもクラシックが合うとの評判ですけど、ロックやジャズ、そしてアニソン(笑)など鳴らしましたがどれも気持ちよい。あと、特定の音域にピークがあるのか、時折Master Jubileではあまり意識しない音がハッキリ聴こえたりしました。

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 こちらの写真は、エンクロージャへのユニット取り付けねじを加速度増し締め(嘘)している図。
 古い、特に木製エンクロージャのスピーカーシステムは、ほぼ間違いなくユニット取り付けねじが緩んでいます。このUL-6も一部のねじがガバガバだったのですが、加速度…はともかくとして、ねじを増し締めすると、緩かった音がシュンとしはります。まぁ…シュンとするといっても全体的には緩い音ではあるんですけどね。でもそれがUL-6の魅力です。
 1975年当時の価格は59,800円/1本、その後徐々に値上がりして、1980年には88,000円/1本になったようです。

 しかし…これで手持ちのCelestionはこのUL-6を含め5セットか。なんだかすっかりコレクターになってきましたね。

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