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▼2006年12月30日

アクセルコントロール

 イニシャルDを読んでいて一番違和感を感じた部分は、埼玉県での戦いで、亮介が啓介に対して「アクセルコントロールを身につけさせる、10段階位のペタルコントロールを身につけてもうため」などと言っているシーン。初めてこの部分を読んだときは、正直「あれ?そんなもんなの」と思った。

 私が車を運転していて、もっとも神経を尖らせている部分は、右足の裏だろう。つまり、アクセルコントロールに当たる部分。この踏みしろ具合は、10段階…なんて単純なモノではなく、それこそただダラダラと直進しているだけに見えても、踏むのではなく、足の裏にちょっと力を込めるだけ…位の本当に微妙なコントロールをしている。踏み代に直すと、1mmもないレベルなのではないか。これは特に意識して努めているのではなく、もう当たり前のようにしていること。
 それに比べれば、ステアリングのコントロールなんていい加減なモノである。私の運転に同乗している人なら知っていると思うが、テキトーに握って、テキトーにハンドルを切っているように見えるはずだ。私的にはテキトーまではいかないにせよ、アクセルコントロールに比べれば、かなりラフな扱いだと自分でも思う。

 市販車のステアリングなどは、そもそも切り代1mm~なんていうコントロール精度は要求されないし、要求しても無駄である。ロックtoロックが数回転もあり、更に握り部分は厚手のウレタン、更に表面に薄く張られた革を通して、ポンプ、もしくは電気で駆動するパワステ装置を介し、その先のステアリングロッドは路面からの情報を伝えるキックバックを最小限に抑え、更にゴムブッシュなどで保護され、その先のサスペンションも同じくブッシュ類で保護されたアームに取り付けられ、機械的アソビを何度も通り抜けた先の前輪タイヤをほんの数度曲げるだけである。レーシングカーならともかく、市販車両で数ミリ単位のコントロール精度など、要求しても不可能。ある意味市販車のステアリングなんて、大味に制御しないと意味がない部分でもある。

 ブレーキングも、ステアリングに比べれば大分マシとはいえ、踏み初めのアソビを介して、フルードホースの膨張、マスターシリンダーのブレなどを伝わって熱で状態が絶えず変化しているフルードを通してパッドとディスクを密着させている仕組み。微妙なコントロールを否定するモノではないが、こちらは原理的に、ディスクの回転数と車速をフィードバックしないと、ある一定以上の細かいコントロールは物理的に不可能。だからこそ、ABSが生まれて普及しているわけだ。

 では、アクセルペダルはどうかというと、これはもう、車をコントロールするインターフェイスで、これだけリニアな部分は存在しないのではないのではないか。初めの踏み代こそアソビがあるものの、一定のテンションがかかった状態でのペダル部は、燃料噴射部のスロットルとダイレクトに接していて、その先は燃焼室、ピストン、クランク、トランスミッション、デフ、車輪と、テンションがかかっている状態(走行中)では、アソビの部分がほとんどない。つまり、コンマ1mm以下の入力をフィードバックできる、市販車両では唯一の部分かもしれない。少なくとも、私のMGFでは、そういっていい部分だと思う。

 その部分のコントロールが、10段階以上?…ちゃんちゃらおかしいというのが私の感想である。少なくとも、私レベルのドライバーですら、“段階”なんて言える程ラフなペダルコントロールをしているつもりはないんだけどなぁ。

 スポーツ走行だけでなく、日頃車の燃費が悪い悪いと言っている人は、一度アクセルペダルのコントロールをきちんと見直すべきだと思う。適切なコントロールを心がければ、燃費は絶対に向上する。
 ちなみに、よく標語にある、ただ「丁寧な運転を心がけて…」だけではあまり効果はないと思う。また、効果がないからこそ、みんな丁寧な運転をしなくなるのだと思うけど。

コメント

はじめまして。
同じF1.8iフレームレッドですね~。
イニシャルDは映画で見ました。私はカップホルダーのカップの水がクルクル回るのが「あり得ん」と思いました。せいぜい遠心力で左右に寄るだけでは?
それより、香港映画の根性に脱帽したもんです。

元ホンダビートとルノートゥインゴ乗りとして、この記事には大賛成。アクセルコントロールするクルマが多くなれば、車の流れもかなりスムーズになると思います。
今はオートマパワステですけど、オートまでもアクセルコントロールは当たり前にしていますし、パワステでも据え切りをしないことは習慣になっています。
昔よく一般道で夜遠出していた体験からですけど、カーブでもアップダウンでも一定の速度でみんな走っていました。アクセルコントロールなんてトラックドライバーなら当たり前にしていたんですよね。

fuさん、はじめまして。
確かに水の回転はあり得ん!ですね(笑)。
イニD映画は、映画館で見ましたが、細かいことは気にならず、面白かったです。
拓海のおやっさんがシブイ!

T・B・さん、どうも。
私もマニュアルだろうとオートマだろうと、足の裏が一番神経とぎすまされてます。
トラックドライバーかぁ…確かに彼等にとって燃費問題は、そのまま水揚げに影響するのできちんとしますよね。でも変な人も多かったりして、人それぞれかも。

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