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▼2007年10月16日

カーボンオフセット

 ここが何らかの公式サイトなのかな?よく判らないけど。

 で、ニュースでやっていた。なんでも、CO2を発生するサービスを受ける際、そのサービス料金に一部上乗せした料金を支払う事により、その上乗せ分を「カーボンオフセット運動」に寄付して、自ら発生させたCO2を打ち消そうというもの。
 個人的に、この手の施策を“寄付”でまかなうという考え方は好きじゃないんだけど、まあ…アイディアはいいんじゃないでしょうか。実際寄付金だと払いにくい(払う手続きが面倒)だけど、サービスを受ける際一緒に支払うのなら、割と簡単に寄付ができる。

 で、一体どんな事に使われているのかな?と思って、冒頭のリンクを貼ったサイトを見てみたんだけど、「募金しろ」とかそういう案内ばかりで、会計報告とかそういうの全然無いのね。何でなのかな。
 というか、この募金運動に限らないんだけど、この手の団体って、会計報告がない、もしくはきわめて曖昧なものばかりだよね。人から金を集めて活動するって意味が判ってるのかな。自分達は地球に優しい活動をしてるんだから、細かい報告は必要ない…とか考えているのだろうか。

 思うんだけど、他人から寄付金を集めて何かしようという団体には、法律で規定した詳細な活動報告の提出→公開を義務づけた方がいいのではないだろうか。公開方法もWebで誰でも見る事ができる方法を義務化するとかすべき。というか、寄付した側も自らが支払ったお金がどういう用途に使われているのか、もっと気にすべきだと思う、というか、みんな気にならないのかな。こういう点が不思議。

 今の日本における各種募金事業の会計報告、活動報告は、お金を支払ってくれた人に対するまともな報告を行っているようには感じていない。少なくとも一般企業の会計報告レベルにすら達していないと思われる。

 積極的な会計報告をして、この手の募金活動にもきちんとした競争原理を導入した方が、もっと盛り上がるのではないか。私は募金サービスが経済活動…いや、企業活動として利益を追求するスタイルになっても構わないと思う。というか、企業活動としてある程度利益を追求しない限りは、いつまで経っても非効率で結果を求められない善意活動で終わってしまうだけな気がする。ただし、その為には集めたお金がどのように使われたのか、きちんとした不正のない詳細な報告が必要だろう。

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コメント

その通り!
寄付を受け付ける団体(NPO他)で、会計監査と収支を公開しているところは非常に少ないのが現実です。

信頼できると自分が信じる人・団体に自ら進んでするならともかく、「頼まれてする寄付」であるなら信頼に値する証を求めるのが筋ってもんですよね。

イヤ、ほんとにそう思いますよね。
金の事とか聞くと、
「私たちはみんなのためになる事を、あなたたちの代わりにしているのだから、細かい事言われる筋合いないわ」
とか言われそうな感じ。

なんとかならないものか。

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