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▼2006年07月06日

F1がマイクロソフトに

 2008年からF1マシンで使われるECUは、全てマイクロソフト製になるそうな。

 最近F1を積極的に見ていなかった私だけど、タイヤもワンメイクになって、次はECUまでワンメイクなの?この競技はいったい何を競う興行になってしまったんだろう。つか、こんな事をするのなら、いっそのこと競艇やオートレースみたいに、マシンも全て一緒にして当日抽選で選ばせるとか、そうした方がいいんじゃないのかな。

 近年マシンのスピードが上がってしまい、速度制限をさせるレギュレーション作りに必死なFIAだが、このままだと、そろそろ市販車にラップを抜かれてしまうんじゃないの?実際なくなる寸前のグループCカーは、既にサーキットでF1マシンより速いラップを出していたそうだし。

 時代が速度を必要としないのなら、例えば燃費規制を厳しくするとか、排ガスの問題とか、今の自動車社会には色々とチャレンジに値するジャンルは残されていると思うのだが、そっちの方で技術革新が起きるレギュレーションを想像して欲しいモノだ。

 かつてホンダがF1を席巻したときは、徹底的なエンジンコントロールとモニタリングを通じて、今まで経験でしか語られなかった燃焼室を科学することに成功した。その後、ウイリアムズはアクティブサスペンションを通じて、今まで経験でしか語られなかった車体の状態が走行に与える影響を科学した。これは最近の例だが、どちらも現在これらの技術は市販車に与えられて、私達のカーライフをサポートしている。では、今のF1マシンにそういった技術の革新はあるのだろうか?

 もちろん、偉大なドライバーの足跡を辿ったり、また一緒になって感動を共有することもF1というスポーツの醍醐味ではある。しかし同時に、最新テクノロジーが満載されたクルマ、といった部分もF1の魅力であったと思うのだが…。

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