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▼2006年07月18日

レンズのホコリ

 手元にキズミがあるなら、一度古いレンズの表面を拡大してみてみるといい。キレイに見えても細かいキズばかりでびっくりするから。

 つことで、昨日キズミで最近買ったZuiko Digitalレンズの表面をチェックしてみた。やっぱりキレイになったつもりでも驚くほどホコリが浮いていてびっくりした。買ったばかりなのでさすがにキズは見つけられなかったのだが、こう考えるとチキン野郎の私としては、レンズ保護フィルターは必須だなと思ってしまう。
 また、ブラシでレンズ表面のホコリを払った後の状態を見てみると、大きなホコリは消えていても、逆にブラシの中に溜まっている微細なチリ状のホコリがレンズ表面にビッシリとぶちまけられている様もよく分かる。ハンドブロアで吹き払うと、こういったホコリは結構取れるので、やはり素人の清掃はハンドブロアで払うだけに留めていた方がいいのかとも思った。湿式のレンズクリーナーに関しては、市販で「レンズクリーナー」として発売されているものは、一件キレイに見えてもキズミで拡大すると拭き跡が結構残っている。クリーナーではなくエタノールで拭いてみると、拭き跡はほとんど残らない。コーティングに対する影響とかは分からないが、キズミで見た限りではレンズクリーナーよりもエタノールを利用した方がいいみたい。ただ、いずれにせよレンズ表面を直接触るようなクリーニングは止めておいた方がいいのかもしれない。
 もっとも、これについても諸説色々で、乾いたティッシュでゴシゴシこするようなマネをしない限りは、レンズなんてそうおいそれと傷が付くものでもなく、ちゃんと濡らした紙や布で拭いていればそう神経質になる必要はない!という説もある。いずれにせよ、キズミなんて安いモンは東急ハンズで500円位のものだから、買って自分の目で見て判断すべきだと思う。

 私はというと、正直レンズクリーニングなんてどうでもいいのかな?と思い始めてきた。普段はハンドブロアで吹く程度にしておいて、雨とかでシミができたときはその部分をエタノール染みこませたクリーニングペーパーで軽くぬぐう…程度だな。それくらいにしないと逆に傷つけそうだし、そもそもカメラのレンズは外で使うことを考えると、ホコリの付着程度で頻繁にクリーニングする意味はなさそうだ。

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コメント

私の手持ちカメラは綺麗なレンズなんて殆んどありませんよ(恥)
撮影の時持ち出す際にもレンズキャップも付けず裸でバックに押し込んで行きますから話しにならないでしょう
でも使用後はブロアだけはしておきますけどね
拭き取りはクリーニング液を綿棒に浸して拭きます

本当は、多少の前玉の汚れは、写りにあまり関係ないんですが、それでも気になりますね。

私はどちらかというと、神経質な方かな?。
ただ、手持ちのカメラは傷だらけではあるんですが(笑)。

Lマウントのロシアレンズなんて、傷だらけでソフトレンズみたいになってます。

一応、その道のプロの端くれですのでアドバイスを。

レンズを一番綺麗に拭けるのは無水アルコールとエーテルを1:1で混ぜた「混合液」。次に無水アルコール。ただし、アルコールは保管が難しくすぐ水を吸うし水を吸ったアルコールは拭き残るのであまりお勧めできません。レンズクリーナーは拭き残りますが、保管が楽なのでお勧めです。

拭くときは、指サックなりゴム手袋をして、(指サックを先に拭いてから)新しい柔らかい無塵紙にクリーナーを少量付け、紙の同じ面がレンズ面をこすらないように一度に素早く拭きあげます。素手ではクリーナー液が指から油を取り込みますので汚すために拭くようなものです。紙はレンズ拭きとしては再利用しないで捨てること。

ちなみに私はほとんど自分のレンズは拭きません。レンズ拭きは「拭き10年」というほど難しい技能。それに光学的には拭くことによる傷のほうが怖いものです。(キズミ?ルーペで見なければ判らないような傷はぜんぜん無問題です!)
広角レンズなど、最短の短いレンズはごみを嫌う必要はありますが、他は気にしないでいいと思います。

レンズは高いものですから外観を気にするのは判りますが、最近過度にその辺を気にする人が増えています。
結局はレンズの値段が上がることになりかねません。昔は傷や埃がカビに繋がったりしましたが、今は殆どそんなことにはならないはずです。意味のない「過剰要求」はやめましょうね。

エーテルっすか!(笑)

それはさておき、その筋の方のコメント、ありがとうございます。
確かに、多少のホコリや汚れは大丈夫だと分かっていても、交換レンズって、外して透かしてみることができるから、何となく気になるんですよね(笑)。

シグマの方は、なんかイヤに目に触るホコリが一個、レンズの内側に付いてしまっていて、かなり気になってます。シグマに問い合わせたら「気にすんな」という事でしたが。

光学機器組み立ては、それだけで技能検定が存在する専門技能です。よくライカレンズをばらして掃除して組み立てて喜んでいる人が居ますが、大馬鹿者です。(ま、あのころのレンズはそれでも大丈夫と思いますが)
特に問題がないなら、ばらさないのが最も性能を維持するために必要なことですよ。

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