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▼2006年07月20日

私にとっての会社と景気

060720-01.jpg 来年卒業する新卒学生の就職状況は、かつてのバブル期を凌ぐ売り手市場だそうだ。うらやましい。
 この状況については、団塊世代の大量定年化などが原因といわれているが、根本はやはり景気が良くなっているということなのだろう。

 そういえば、ここ最近になって私が登録している人材斡旋会社からの連絡も多くなってきた、日によっては別な担当者から複数の企業を紹介されることもあり、ちょっと面白そうな会社には、一応審査を頼んでいるんだけど、そうするとほぼ100%お会いしたいと返事が返ってくる。現状では仕事が忙しいので、その段階になって断ったりして迷惑をかけているのだが、中には断るのが非常にもったいない位の大企業もあり、「私みたいな役立たずでも応募できる会社を選べるようになったんだなぁ」と考えると、なかなか悪い気はしない。本当に企業では人材不足が深刻なんだね。

 別に今の会社になんの義理も感じていないし、今以上の給料と待遇を保証してくれればどこにだって転職はするのだが、やはり実際に面接に出かけるのはなかなか億劫なので、今のところどこの企業にも出かけていない。でも、このペースで色々紹介されると、ボチボチどこかの企業面接には出かけてしまうだろうなと思う。

 1つの会社を一生勤め上げるという人は、私なんかよりずっと立派な社会人だとは思うけど、既に20代でそういう人生を捨てた私にとっては、会社なんて下手にのめり込むものじゃないと考えている。もっと分かりやすく言うと、私にとっての会社の仕事というのは手を抜いて楽にこなすものであり、少なくとも仕事に夢中になっていたのは20代の頃だけ。最近では、仕事もそこそこ、会社の組織には可能な限り関わらないようにして生きている。こんな生き方、みんなマネしない方がいいと思うけどね。

 では、私という人間は仕事が出来ない無能人間かというと、今はともかく少なくとも昔の私は結構仕事が出来るヤツだったと自分でも思っている。控えめに言わせてもらうと、20代の頃に所属していた数件の会社は、全て私の仕事で綺麗なビルに引っ越すことができたし、会社規模も大幅に大きくなった。そして私が辞めたとたんにボロビルに引っ越してつぶれた…って所もあったけどね。他の会社も大体事業縮小の目には逢っていたんじゃないかな。その中の1つの会社は私が辞めて数年してから社長に会いに行ったけど、事務所も規模もコンパクトになってしまっていた。ま、これはマシな方だけどな。
 
 30代に入ってからは、もう仕事をするのが真剣にアホらしくなって可能な限りバカっぽく振る舞っていた。仕事にも深入りしなくなったし、少なくとも意見を言わなくなったからね。若い頃の私は、仕事も出来たが、その代わり「もの言う会社員」だった訳で、そのせいで社長や経営陣とは仲が悪かった。結局仕事なんていくら出来ても、社長の回りでおべっか使いまくってる人間が勝ちなのよ…と思ったのもこの頃だった。幸い私が辞めたせいで大損ぶっこいてる訳だから、それなりの復讐はできているけどな。もっとも、この年になって、こんな愚痴を言ってる自分はもっとみっともない訳で…って、だんだん話が訳わかんなくなってきちゃった。

 えーと、とりあえずこんな私を雇ってみたいという経営者の方は、是非ご連絡下さい(笑)

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