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▼2006年08月06日

ナイフ、「あまご」と「かじや小町」

060806-01.jpg 何となく、軽くアウトドアモノの整備を始める。私はアウトドア系の遊びが好きだが、その割には持っているアイテムは少ないと思う。寝袋、テント、クッションはともかくとして、他はイワタニプリムスの小型ガスストーブ1つと、ガス缶、ストーブを収納できるコッヘル1つ。それとイワタニプリムスの小型ランタン。他はシエラカップ位。その他緊急系のグッズを集めてある袋にはヘッドライトと予備電池、体が濡れたときに体温を保護するための極薄シートなど。他MGFのトランクには小型の椅子二つ(椅子は同乗者がいる場合、一人分持っていてもかえって使いにくいし)。一人で野宿や山行する分にはこれで充分なのだが、その他友人が色々とアウトドア系のグッズを持っているので、クルマでキャンプに行く際はそれらの装備品に頼ってしまう。全く持って申し訳ない。

 ま、それはいいとして、個人的にナイフに関しては結構こだわりがある。これは趣味的なモノではなく、やはり外に出てナイフが使いにくいと非常にイライラするんだよね。その為不満を感じる度に買い換えたりしている。ただ、何本も買った割には、今手元にあるのは常用している二本のみ。過去に買ったナイフはみんな無くしてしまったり、人にあげたりで、全く手元に残っていない。唯一友人の遺品であるナイフが一本残っているが、こちらはあまり常用するつもりもない。この状況は、かねてから収集癖のある私にしては極めて例外的だと思う。やはりナイフに対して趣味的な視線を投げかけることができないんだよね。過剰に高価なナイフにも興味ないし。

 そんな中で失敗を繰り返しながら学んだ点の1つは「フォールディングナイフは使い物にならない」ということ。使っているとすぐにさびるし、回転部分が劣化するし、シースの部分が不潔になってくる。これは使用する度にしっかりと整備すれば問題ない、とおっしゃる方もいると思うが、私にとってナイフなんてのは、使用後に拭き取る程度の心遣いしかないもので、家に帰ってからきちんと磨いでオイルを塗って…なんてアホらしい。いや、そういう趣味の人を否定するつもりはないですけどね。
 また、フォールディング機構を持つナイフは、外で使っていると、必ず取っ手と刃の間にガタを感じる。私の刃物の使い方は結構乱暴だしね。

 そんな風に、ナイフを取っ替え引っ替え使ってきた上で現在出している結論がこの二本。写真下が服部の「あまご」というナイフ。お値段はシース付きで5~6千円だと思うが、切れ味は妖しいくらいに抜群の傑作ナイフだ。柄もそれなりに厚みがあるので、頑丈で結構荒っぽく使える。もうここ何年か使っているが、今のところ刃こぼれもしていない。また使用後にサッと汚れを拭き取るだけのメンテナンスでも、刃の表面が変色したり錆びたりしないのが嬉しい。このナイフはまだ絶版でないので、壊したり無くしたりしても同じモノが新品で買えるのも嬉しい。というか、ナイフって高いモノから安いモノまでモデルチェンジしすぎ。一度買ったナイフは、1年後に同じナイフを買いたいと思っても、もうどこにも売っていなかったりするからね。

 上のもう一本は普段使いのナイフ。こちらは平日もバッグに入れて持ち歩いている、京都有次の「かじや小町」。お昼時に弁当やスナックの封を開けるときに、サクッと開けられるし、出先で商品のパッケージなどを開封するときも、イチイチ爪を立ててひっかかなくても、サッと刃物を取り出しサクッと開けることができる。その用途なら別に安物のカッターでもいいとおっしゃる方もいるかもしれないが、デザインを仕事とする私からいわせてもらうと、カッターの刃なんてものは半分使い捨てみたいなもんで、例えばお菓子のパッケージを10回位開封すると、明らかに切れ味が落ちる。その度に刃を折って新しい部分を出すのも面倒だし、そもそも出先では折った刃の処分にも困る。カッターがダメとはいわないが、つまりそういう種類の刃物なんだよね。

 ということで、ふと思い立って二本の刃物をエタノールで綺麗にしてみた所を写真に撮ってみた。

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