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▼2007年06月10日

恋する24mm

070610-01.jpg 最近24mmレンズにくびったけ!(笑)

 ということで、E-1とE-410に装着した24mmマニュアルレンズ。E-1の方はNIKKORの24mmF2.8。E-410の方はZuiko24mmF2.8。両方ともスペックはほぼ同じですが、写りは全然違うのが面白いところ。

 まず断っておきたいのが、色合いとかそういうのは正直判りません。こんなのはホワイトバランス次第で全然変わってしまいますので。
 厳密な比較をするのなら、ホワイトバランスも固定してチェックしないとダメだとおもいますが、別に厳密な比較をするつもりもないです。あくまでも印象論という事で。

 両方ともZuikoDigitalと比較して渋めの発色なのですが、NIKKORの方がちょっと色が鮮やかかな。Zuikoの方は更に渋い感じ。
 逆光にはNIKKORの方がちょっとだけ強い…といっても弱いですけど。Zuikoの方は笑っちゃう位逆光に弱いです。もっとも後期型のマルチコート仕様は全然違うみたいですけどね。
 ただ、両レンズとも30~40年位前?のレンズなだけあって、逆光はおろか、被写体の一部に明るい部分が入るのも注意が必要です。順光でもフレームに明るい空があったりすると、簡単にコントラスト低下を起こします。それがイヤなら、両レンズともマルチコート仕様のマイナーチェンジ版がありますので、そちらを買った方がいいかも…というか、おとなしく最新デジタル対応レンズを買えということですかね。

 画質そのものに関しては、さすが単焦点。ピントが合うとものすごくシャープに写ります。特にZuikoの方はすごい。E-410のキットレンズじゃ対抗できないのでは?という位、くっきりハッキリ写ります。NIKKORの方はもうちょっとおおらかな感じですね。これはこれで素晴らしい絵になります。

 とまあ、簡単な比較としてはこんなモノですかね。どっちのレンズも個性的で面白いです。

 最近の撮影では、もうほとんどこのどちらかの24mmをカメラに付けっぱなしです。E-systemだと、換算48mmになりますから、まさに標準画角ですね。ズームがないと、被写体をうまくフレームに納めるために、自分が動いて試行錯誤する必要があります。いや…違うかな。私の場合は、あらかじめ頭で50mmのフレームを思い描いて、その場所にススッと来たらサクッと撮る感じでしょうか。案外カメラを構えて前後したりはしません。結構一発勝負的。
 ピントは大体3m前後に固定して、あとは絞りで被写界深度をいじってピントを調整するというやり方です。E-410の場合は、多少絞って光量が足りなくなっても、ISO感度をカメラ任せにすることができますので、これで結構ブレません。

 もちろんピントの正確さではAFに敵いませんが、逆にMFだとシャッターリリースにタイムラグがありません。これはスナップ撮影ではかなり重要な点です。また、両レンズともピントリングに距離目盛りが付いていますので、適当にF5.6か8辺りに絞れば、ファインダーを覗かずとも目測の距離合わせで大体OK。換算では48mmといっても、実焦点距離24mmのレンズですから、元々被写界深度は深いです。もちろん外す事も結構ありますが、それはそれで面白い。

 もちろん、ファインダーを見てピントを合わせたりもします(当然こちらがほとんど)。ファインダーを覗いてピントを微調整してシャッターリリースというリズムは、すべての行程を己の思うままに出来るため、撮影のリズムに乗りやすい。コレがAFだと、合焦をカメラ任せにするため、どうしても自分のリズムと狂う事があります。このリズムが写真撮影に与える重要性は、最近久しぶりにMFレンズを使い始めてから改めて気がつきました。おかげで近頃撮影が楽しくてたまりません。

RICOH GR Digital

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