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▼2007年06月23日

憧れカメラスタイル/松本賢

 レンズクリーニングペーパーが切れたので、補充分を買いに行ったついでに買ってきてしまった、

 なんでも、この著者に言わせると、ちょっと古いカメラ(この本で紹介されているオリンパスペンFや、OMや、ペンタックスSPとか…)は、クラカメじゃなくて、アコカメ=アコースティックカメラと呼ぼう!とのこと。

 名前は何だっていいんだけど、この著者を含め、この本を読んで中古カメラを買いたくなった人は、おとなしく中古じゃなくて、新品の最新カメラを買うべきだと思う。紹介されている「中古カメラの鑑定」などは、もはや病的レベル。こんな見識眼で「最近状態のよいペンF用レンズは滅多に出回らなくなった…」なんて当たり前。古いカメラでそういうコンディションのモノが欲しいのなら、店頭で鑑定が必要な価格帯のカメラは選ばず、新同品、もしくはデッドストック品など、プレミア価格の商品を選ぶしかない。
 そのため、著者がアコカメを楽しんでいるのは判るが、じゃあ何故デジカメを使わないの…という疑問は、最後までぬぐえなかった。

 私的な中古カメラとつきあうコツを軽く語らせてもらうと、傷やカビなどに神経質にならない…。商品は価格なり、価格を超えたお買い得品などない。レンズのカビが伝染する?そんな訳ないし、日常にはレンズのカビの元となる雑菌はいくらでも繁殖している。カビ防止は定期的に使うこと。防湿庫押し込めてもカビは生えるときは生えるし、むしろ乾燥させすぎはレンズのバルサム切れを起こす。こちらの方がダメージがでかい。
 最後に一番重要なこと。要らなくなったら、どんなに傷がついていても、中古屋に持ち込んだりして市場に還元すること。最近中古カメラを持ち始めた女子達が、用が済んだカメラ達をきちんと市場に再放流してくれるのか…そちらについては結構不安。

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