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▼2007年08月04日

JAZZ喫茶ベイシー 一ノ関

070804-02.jpg 昔読んだ何かの正しいジャズ喫茶…とか書いてある本の中で、「ジャズ喫茶のウエイトレスはみんな化粧が濃くてケバく、泥のように不味いコーヒーを出す」なんて事が書いてあり、そういうお店が正しいジャズ喫茶という話になると、このベイシーは正しくないジャズ喫茶ということになる。
 コーヒーもうまいし、コーヒーを持ってくるナオン(笑)も、清楚な感じで美人だった。

 それはともかく、ジャズとオーディオを愛する人なら一度は行かなければならない、日本で一番音がいいと噂される岩手県一関市にあるジャズ喫茶「ベイシー」に行ってきた。お店の前までは何度か来たことがあるのだけど、営業しているときに来たのは今回が初めて。

 二重扉になっているお店にはいると、店内には常連だか仕事の打ち合わせだかでカウンター脇に集まっている人たちを除いて、客は誰もいない。有名な割にはこんなモノなのかなと思い、コーヒーを注文。はじめの30分くらいは、この圧倒的な音量にやられてしまい、音楽を楽しむどころではなかった。

 そして、しばらくして耳が慣れてきた頃にコーヒーが切れたので、ここでウイスキーをロックで注文。つまみで柿ピーも出てきたので、ポリポリとかじりながらほろ酔い気分でリラックスしてきた。そのタイミングで男性客一人が登場。コーヒーを注文して30分くらいで出て行ったかな。私はまだウイスキーを飲んでいる。しばらくしたら、年配の女性客二人組が入ってきて、マスターとおしゃべりをしながらくつろいでいた、その人達もしばらくすると出ていってしまう。
 更に耳が慣れてくると、今度はこの音楽が楽しくてたまらなくなる。このタイミングでウエイトレスさんが「おかわりはいります?」と聞いてきたので、もう一杯ウイスキーを頼む。持参した本を読みながら音楽を楽しみ続ける。
 その間にカップルらしき客が登場。この人達も30分くらいで出て行ったかな?そうしたら、私の隣小さなテーブルを挟んだところに、知らない間に女性客一人が登場していた。その人は足を組みながら音楽に聴き入っている。
 そうこうしているうちに、演奏の方が盛り上がってくる。もう本なんて読んでいられない。一心に音楽を聴き続ける…というより、感覚を音楽に乗っ取られたと言った方がいいか。とにかくもう楽しくてたまらない。そんな頃にポニーテールの女の子が一人で入店。ウエイトレスの人と知り合いみたい。私の前の方の席で、スピーカーに向かい合って音楽に聴き入っていた。
 二杯目のウイスキーがなくなるかな…と思った辺りで、今度は年配の女性客が一人で登場。やはり私の前の方の席に座って、音楽を気持ちよさそうに聴いている。私もすっかりノリノリになってきたのだが、ウイスキーもなくなったしそろそろ引き上げるか…と思った辺りで、男女のカップル…というか、長年連れ添った夫婦が登場。その人達が入ってしばらくして私も店を後にした。

 結局4時間以上店にいたことになるのかな?

 で、感想だけど、本当にね…私はいい音を聞くと、心に勇気が沸いてくるんだなぁ…と思った。この体験はクセになる。また18きっぷのシーズンになったら、来てみようかな。

 あと、これだけ有名な割に観光客っぽい人があまり来ないということと、客のほとんどが女性というのもちょっと意外というか何というか…。結局単独で来た男性客は一人しか見なかった訳だし。
 ジャズ喫茶の方は昔からあまり変わっていないと思うけど、訪れる客層は大分変わったということか。大体昔はジャズ喫茶に女性が一人で来店…なんて、あまり考えられなかったけどね。

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コメント

今になって,この記事の存在を知りました。^^; 別記事で・・・「一ノ関」とタイトルにあったので・・・ピンときました。私も一度は言ってみたい。音で酔えるのでしょうなあ。^^

いやもう、是非行くべきですよ…って、そちらからだと結構遠いですよね。東京に来たついでに(笑)。

記事を読んで、また一ノ関に行きたくなりました。
そっか、のびのび切符で行けるんだ!

上野駅を朝7時発ででれば、途中6回位乗り換えて一ノ関まで15:30位につきます。
ちなみに私は上野朝5:47分の電車に乗って、途中で仙台に寄り道して行きました。

往復の電車代が実質4,600円となりますから、まあ安いですね。

昔と違って、長距離の普通列車がなくなっているのがつらい所です。
でも、東北の距離感を実感するには、普通列車の方が楽しいかなと思います。
新幹線だと早すぎて(笑)。

mixiでプログ「ジャズラボ日記」を公開している
音羽ふらとです。こんにちは。

ジャズラボ(ジャズ実験室)って,わたしのからだそのもののことです。「ジャズラボ日記」では,音の聴こえ方の変化やからだの変化など,驚きや発見を書いています。ひょんなことから,ドラムスも愛するようになり,ドラムについても書いています。譜面を介さず,音から直接学ぶという方法をとっているため,音そのものを聴くのが大好きです。それで,サウンドやオーディオについても書いています。

「サウンド・カフェ・ズミとベイシーの音比べ」と題する日記に,リンクをはらせていただきたいなと思いました。ご許可がいただけるとうれしいのですが。

ご検討よろしくお願いいたします。

>音羽ふらとさん

 どうもはじめまして。
 JAZZ好きの方に呼んでもらえるとは嬉しいです。
 リンクの方、是非お願いします。
 今帰宅したばかりなので、
 「ジャズラボ日記」の方は、後程読ませて頂きます。
 では取り急ぎ。

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