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▼2008年12月01日

好きな人が戦争に行くのが嫌

 え、このJK、自分だけは戦争に行かないつもり?などと思わず突っ込みを入れたくなるが。

 「高校生が飛び入り熱唱「好きな人が戦争に行くのイヤ」城陽9条の会コンサート 」:京都民放Web

 確かに今現在の世の中では、女性が徴兵されるのは考えにくいが、20年後30年後はわからない。若い人が減っていく訳だし、世界的に見ても女性兵士という存在はそんなに珍しい存在ではない。
 また、そもそも徴兵なんて事が今の日本のままではありそうもないけど(たとえ9条が廃止されたとしても)、これだって50年とか100年のスパンで考えればどうなるかわからない。

 この手のいわゆる「日本人女性の視点」から戦争を語る視点って、どうも現実感がまるでないんだよな。ざっくり言うと他人事みたいにしか聞こえない。
 やっぱり大陸やヨーロッパみたいに、住んでいる場所を外国人に蹂躙された経験がないからだろうか。そういう状況だと女子供なんて関係ないぜ。みんな兵隊と同じように虐殺されてぶっ殺される。

 大体、今の日本の体制で戦争を考えるとするなら、戦争は「行く」んじゃなくて「来る」んだけどな。つまり、状況によってはあんたらJKだって巻き込まれるし戦わなければならない。その覚悟はあるのか…って、ある訳ないよな。戦争に対する認識が「好きな人が軍隊に取られる」って程度なんだし。

 最近色々な分野で女性の進出が目覚ましいが、何故か日本人女性が執筆している軍事関係の本ってほとんど目にしたことがない。変な反戦思想書関係を除いては。
 私は日本人女性の方達も、一度「自分が実際に戦争に参加させられたら」という視点で、真面目に戦争を考えてみた方がいいと思う。もっとも、近頃戦争が他人事なのは、若い男性にとっても同じようなものだけど。

 そうすれば、今の憲法9条が、如何にバカげた条文であるか、また、それでも今の9条を守るつもりなら、それがどれだけ国家にとって厳しく辛い道なのかについて、もっと理解できると思うけどね。

 ちなみに私は9条改憲に賛成。というか、改憲しない以上自衛隊は明確な憲法違反でしかない。もし9条を改憲できないのなら、自衛隊は即刻解散させるべきだろう。
 9条主義者の方達は、そうなった場合どうやって日本の国土を守るつもりなのか、そのロジックを明確にして語って欲しい。それ次第では、私も改憲反対派になるかも。

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