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▼2009年01月08日

誰が武器を渡しているのか?

 こうやって、大国がじゃぶじゃぶと紛争地に兵器を送り込む現実がある以上、紛争は終わらないし、破壊はもっと大規模で深刻なものとなる。

 <ガザ>ハマスは中国製兵器を使用、中東の平和脅かすと批判―欧州」:ライブドアニュース

 紛争を起こす為に武器が必要なのか。武器があるから紛争を起こすのか。どちらの見方もある意味真理だと思うが、どうも近頃は「武器があるから紛争」という状況が多くなっているのでは?…と、感じる。
 大体、今回のガザ地区紛争に限って言えば、ハマス側にイスラエルを完全撤退させてパレスチナの国土を回復する…という、戦略みたいなものが見えてこない。理想はあるのだろうが、その理想に至るまでの具体的な道筋があるように思えない。

 ハッキリいうと、今の状況では、どう考えても、ハマスがイスラエルに軍事的勝利を収める事は出来ない。
 もし、それを知った上で、ハマス側がイスラエルに仕掛けているとしたら、やはり今回の紛争の原因はハマス側にあると思われるし、更に言えば、そのハマスに武器を売却して使わせている兵器輸出大国の責任とも言える。

 この地区の問題が報道されると、すぐに「ユダヤ人による強硬なイスラエル建国」などという歴史を絡めて報道されがちだが、逆に言えば、当事者達の意識がそこから離れない以上、紛争の原因はいくらでも再生産できる。
 その紛争で一体誰が得をしているのか、そろそろそういった部分にも視点を当て、探っていくべきではないか?

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