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▼2009年01月15日

かんぽの宿のオリックス売却問題

 鳩山邦夫総務相は何が気にくわないんだかよく判らん。こいつが私費で毎年40億円負担するってのならともかく…。

 「かんぽの宿」資産価値の調査を=鳩山総務相」:時事ドットコム

 もっとも、別な視点から見れば、鳩山総務相の言い分も判らないでもない。オリックスは既にほぼ外資である。つまり今は建前上国民の資産である「かんぽの宿」は、外資に売られるということ。これが気にくわないのか。

 年間40億円の赤字を出す施設を、外資に100億円で売却してもいいのか?いわゆる資本主義の論理で言うなら、売却は全くもって正しい。しかも今回の売却は「雇用維持」が条件となっている。

 売却に難色を示すなら、いっそのこと全ての施設を廃止にしてしまう方がいいのではないか。更地にして通常の土地売却にすれば、少なくとも毎年40億円の赤字は出さず、外資への売却も阻止できる。雇用は…あきらめろよ。採算性のない事業計画に関わった連中が不幸だと切り捨てる以外あるまい。私個人としては、このプランが一番正しいと思うけどね。

 ただまぁ…買ってくれるのなら、外資でも何でもいいのでは?とも思う。
 最悪なのは、このように売却寸前で何度も問題を蒸し返し、延々と議論しているうちに、延々と赤字を垂れ流し続け、どんどん資産価値が減って、売却問題がうやむやになること。官僚側としては、当然ながらこのプランが一番望ましいのだろう。

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コメント

赤字だとのことですが、見せ掛けの赤字ではないでしょうか。バランスシート上で、減価償却の機関が短くなっての赤字ではないでしょうか。損益はいいのではないでしょうか。大衆向けの料金でお客さんは多いですから赤字になるわけがありません。赤字だと意図的にして安売りをするための理由付けだったのではないでしょうか。

本当にそうだとするなら、売却の話は出ないと思うのですが、実際の所は判りませんね。

かんぽの宿は泊まったことありますが、お客さんが沢山入って安くて…でも設備は豪華です。
おそらく、利用料金と設備の釣り合いが取れていないのではないかと…。
また、全ての施設が赤字垂れ流しとは限りませんよね。

もっとも、その中で赤字の施設だけを選んで買ってくれる企業がいるかどうかは別問題ですけど。

ちなみですが我が地元の「かんぽの宿」は1年先まで予約で一杯だそうです。

私が思うに、こんな豪華な建物と設備で、シングル8,100円とは、永遠に採算取れないような気がします。
http://www.rafre.co.jp/guest_room/single.html

民営化以前は、簡易保険加入者以外からエクストラチャージ徴収できましたけど、それも出来なくなった今、いわゆる「豪華で安い宿」になってしまった訳で、当然料金設定などを含めた根本的な業務見直しが必要でしょう。

当人達にそれが出来ない、もしくはそれを実行するために更に補助金をよこせというのであれば、民間への売却も仕方ないのかと思います。

長期的視野で考えれば黒字化する見込み…といっても、そもそも郵政が旅館業を運営してるという実態がおかしい訳で、なら、別会社を設立して、さっさと郵政事業から切り離すべきだと考えますね。

 かんぽの宿の売却に際して不動産鑑定を行った不動産鑑定士の一人です。事情があり名前は明かせません。
 かんぽの宿は収益価格(採算性による価格)が積算価格(再調達コスト)を大きく下回っていました。理由は、旧郵政省の高給幹部が支配人などになり、その報酬を買主が承継しなければならないためです。
 集客力があるので、幹部のリストラや紐付き管理会社との契約打切りなどを行い運営すれば、黒字化が可能なことは明らかです。
 オリックスが提示した金額が安いわけではありません。郵政側が安く売却して、過去の投資の失敗を葬り去ろうとしているのだと察します。

>匿名鑑定士さん
 なるほど…そういう話もあるのかぁ。
 となると、ただの雑用係のおばちゃんも、実は年収一千万とか、そんな世界なんでしょうか。

 いずれにせよ、郵政はかんぽの宿と一刻も早く手を切るべきなのかもしれませんね。

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» かんぽの宿「売らない選択肢も」 from flatearth.Blog
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