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▼2009年06月04日

出生率低下の何が問題なのか?

 近頃、日本人女性の出生率が1.37になって、3年連続で上昇したというニュースがよくやっている。で、そのニュースが報道されると、その後にゲストだかなんだかのコメンテーターが「1.37」でも少なすぎます。政府は少子化対策を…なんて続けるのがおきまりのパターン。

 でさ、少子化対策云々言ってる連中に聞きたいんだけど、少子化って一体何が悪いの?日本人の人口が減ることは、日本国にとってどんな不利益をもたらすの?そういうこと真面目に考えて発言してるのかね、あの連中って。

 ホンの20年位前までだと思うけど、その頃良くいわれていたのは、日本人の人口はこの先どんどん増えていって、来世紀(つまり今ね)には、2億とか3億人になり、日本人は食糧不足で餓死する…なんて警鐘を唱えてた人がいっぱいいたんだけどな。

 今だって、世界の陸地おおよそ1/400の面積内に、1/60の人間が住んでいるんですよ。更にその1/400しかない日本の国土は、殆どが山岳で、人が住むのに適した場所が、他の国よりも全然少ない。そんな所に1億2,000万人も住んでいる方が異常でしょ。つまり、問題視すべきは今の人口爆発状態の方ではないの?

 もちろん、日本の人口が減少するに当たっては、色々な問題だって出てくると思うよ。でも、こういうある種人道的な手法で、人口が減少状態にあるということは、むしろ神にでも感謝すべきではないかと…そんな気もします。

 これから先は、今の経済肥満推進状態を維持するのではなく、小さな国家を、如何に私たちの生活満足度を高くしながら実現できるか、そっちを考える方が、全然前向きでクリエイティブだと思うけどなぁ。

 もちろん、子供産みたい人に子供産むななんて言うつもりは、まるでありませんが。

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