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▼2009年06月13日

SONY PFR-V1

090613-10.jpg 不思議な形のヘッドホン…いや、ソニーではこの製品を「ヘッドホン」と呼んでいません。「パーソナルフィールドスピーカー」というらしいです。

 パーソナルフィールドスピーカーSONY PFR-V1」:SONY

 実はこの製品、以前から興味はあって、なんどかお店で試聴した事もあるのですが、ネックになるのはあの価格。税込みで55,650円もします。
 なので、興味はあっても買う気になった事はありませんでした…が、何故かこの製品が地元のハードオフに格安で出ていまして…、チェックすると、付属品も全て揃っているし、外観もとても綺麗。それに、幸いな事に耳に触れる面積も小さいモデルなので、中古でもあまり抵抗感がありません。早速購入してしまいました。

 以前店頭で聴いた時は、ちょっと低音が不足気味かと感じていて、ネットなどの評判でも「低音が不足気味」と言われる事が多いのですが、それはどうも装着方法が悪かったみたいですね。
 スピーカー脇についている飛び出した棒、そこが低音を出すバスレフダクトになっていまして、その部分を耳の穴の近くに持ってこないと、低音がスカスカになります。正しく装着さえできれば、低音不足はあまり感じないかな。私は低音厨じゃないので…。

 低音以外の音については、非常に解像度が高く、エッジが立ち気味で、とても綺麗な音を出します。音楽鑑賞以外でも、映画のDVDなどを鑑賞するにも良さそうです。
 また、音場についても、やはりヘッドホンとは違いますね。耳にスピーカーが密着していませんので、広がり感は抜群です。あと、構造的に長時間着用していても耳が蒸れないのがいいです。

 ヘッドホンとしては、当然ながら遮音性は皆無で、音漏れも多いです。というか、これは音漏れというべきなのか…普通に音が外に出ている訳ですから。

 付属品として「ブースター」と呼ばれるヘッドホンアンプが付属しています。もちろんこのPFR-V1以外でも使えます。これを使うと、ちょっと低音が強調気味になりますが、なかなか単体としても優秀なヘッドホンアンプです。一説によると、補修パーツ扱い5,000円程度で買える事から、サービスセンターに頼んで単体購入している人もいるとか。
 本来の用途としては、ポータブル機で使う際に、音量が不足する場合があるので、その時に使う…との事ですが、手持ちのiPodで聴く限りは、音量は充分取れます。

 全体の作りは非常にいいですね。さすが高級品というか…各部材に、とても精密感があります。華奢な感じもしますが、とりあえず簡単に壊れてしまうモノでもなさそう。見た目もカッコイイです。

 5万円越えだとさすがにお勧めできませんが、今のところアマゾンなどでは半額程度に値が下がっています。この値段でもちょっと割高かな…なんて気もしますが、屋内用のヘッドホン、それも映画のサウンドを迫力で聴きたい…という人にはお勧め。もちろん、音楽鑑賞もいい感じです。

 あと、なんというか、久しぶりに往年のソニーっぽい、ちょっと変態チックな製品だという事で、私としては好感が持てますね。このエンジニアが作った他の製品を見ても、ああ…成る程と納得できます。

OLYMPUS E-1 + Zuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5


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コメント

GS-70持ってました。
音はけっこう良かったんだけど重かった。

これは良いですね。

GS-70は、ゲームやっていた頃に欲しかったなぁ。
今でも需要あると思うんですけどね。

そういえば、デスクトップオーディオの方は、
誰か持ってませんでしたっけ?

Z1のことなら、持ってます(笑)。

そうか…にしだやさんちだったか(笑)。

Z1は私だけじゃないはず。

つか、私は最後のほうでしたよ、買ったの。
買った時すでに、生産終了になってました。

そっか…流行ってたんでしたっけ、こちら界隈で(笑)。

たまにハードオフとかで並んでますけど、
意外と高いままですね。

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