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▼2010年02月11日

新・井沢式日本史集中講座「鎌倉・新仏教」編/井沢元彦

 井沢元彦による、日本史の本。彼の著作は別に好きという訳ではないのだが、この「日本史集中講座」のシリーズのみは読み続けている。
 それは、読み進めるのが非常に簡単な上、他の本では難解で理解しにくい「日本人の宗教」について、分かりやすく解説してあるからだ。

 私達は日本人を「無宗教である」と教えられてきたし、また、今でも私達日本人は「無宗教である」と思い込んでいる。でも、井沢氏によれば、それは間違いで、私達日本人のベースには、古代から延々と「言霊信仰」と「和」があり、その上に外国から入ってきた仏教やキリスト教などをアレンジして用いている…という考え。

 確かに、日本人による「言霊」の扱いは、論理性を欠いているなと感じる。葬式や結婚式で言ってはいけない言葉から、会社組織の会議でも「潰れるとしたら…」という言葉は「不吉で不穏当」として言葉で発したがらない。また「話し合えば判る」というのも、「話し合う」事を真っ向から否定する人は日本人ではほぼいない。実際は話し合う必然性があるから話し合う訳で…「話し合う」という意味をすっ飛ばして「話し合いは大事」などと言っている。冷静になって考えてみれば、これらの理不尽な行動は、ある種の宗教観に支配されている行動だとしか思えない。

 そんな事を、このシリーズでは延々と書いてあります。文章は非常に読みやすいので、今までこのような本を読んでいなかった人でも、楽しく読み進められる筈です。

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