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▼2010年12月31日

SENNHEISER HD25 Originals

2010123101.jpg ハイ、衝動買いでありんす。自称「アディ・ダス夫」を名乗ってる以上買わずにはいられまい…つことで、初めてのゼンハイザーヘッドホンです。ちなみに子供の頃に聞いたHD414は感動したなぁ…。ヘッドホンでこんなにすごい音が出るのか、と思ったものです。

 そんな経験がありながらも、今までゼンハイザーのヘッドホンはどうも敬遠していたのも事実。というのも、最近のゼンハイザートーンというか何というか…。ハッキリいってしまうとHD650の音が全くいいと思っていなかったというのがあります。
 以前もどこかで書いたけど、あの高域にまとわりつくような独特の変な付帯音がどうも気に入らない。そんな理由から、何本もヘッドホンを所有している割に、ゼンハイザーのヘッドホンは1本も持っていませんでした。ただ、HD25についてだけは、何処かしら憧れみたいなモノはあったのです。あの49,800円という値段についていけなかっただけで。

 それが、偶然訪れたアキヨドで、なんとアディダスとのコラボモデルHD25が、24,800円で売っているじゃありませんか。アディダスとのコラボという事で物欲が刺激されたのも事実ですが、それよりも、今ではHD25がこんな値段で売っていることに驚きました。思わず同じフロアの普通のHD25の値段を調べに行った位ですよ。あ〜きちんと円高還元されているんですね。代理店の営業努力にちょっと感心しましたよ。

 つことで、この値段なら、アディダスなら(笑)、購入をためらうこともあるまいと思い、早速レジへ。バックヤードから出てきたアディダスモデルのHD25は、箱もカッコイイのね。そして、写真のブルーイヤパッドの他に、ベロア地のホワイトイヤパッドも付属していましたよ。ちょっと得した気分です。

 早速、近所のカフェに入り開封の儀(笑)。iPhone直差しで鳴らしてみたのですが、これはイイですね。この手のポータブルオーディオ機器でも割と鳴らしやすい印象です。もちろんiQubeをつないで鳴らすともっと良くなりますが、これだけ音が鳴るなら、わざわざポータブルアンプ使わなくてもいいんじゃないかな…というのが個人的な感想。もっとも、毎日の通勤時にわざわざポタアン持ち出すつもりは更々ありませんけどね。
 とあるユーザー同士が集まる掲示板では、みんな必死で「本機はDAPからの再生では宝の持ち腐れ」みたいに書かれていますが、そこまで言うならポタアンなんてセコイ機械で再生せず、据置きヘッドホンアンプ使えよ…とか言いたくなります(笑)。ま、人それぞれなんでしょう。私は断言しますけど、本機は高音質を詠うヘッドホンの中で、とても鳴らしやすいヘッドホンだと思いますよ。そりゃアンプかました方がいい音になりますが、んなのは「地球は丸い」位に当たり前のことなので。

 音質に関してはよく言われますが、確かに少し乾いた感じのメリハリがある音を出すと感じています。このキャラクタが、ロックやポップスに合うと言われる所以なんでしょうが、クラシックみたいな音楽にも結構合うと思います。この辺がモニタヘッドホンである実力なんでしょうかね。同じモニタ系とはいえ、ソニーのあの有名モニタヘッドホンと違い、音楽を楽しむことができます。

 しかし、作りは安っぽいですね。知らない人に本機を見せたら、おそらく「1,980円?」とか言われそうな仕上げと工作レベルです。でも、そんな荒っぽく安物な作りのくせに、どうしてこんなに音がいいんでしょうね。ハウジングやケーブルに素材自慢をしたがる日本製品とはちょっと違います。ちなみに付属のケーブルはスチール製だそうで、わざわざカタログに誇らしげに書いてあります。面白いな。

 側圧は割と高めです。頭の大きい人にとっては、その左右からキツく締め付けられる装着感に思わず「ンギモチイィィィ!!!」と喘いでしまう!などという都市伝説がありますが、真偽は定かでありません。この辺は調教…もとい、使い込むとそれなりにガバガバ…もとい、ヘッドバンドが広がって馴染んでくるらしいですよ。折角なので、私ももっと締め付けられたかったなーなんて思いましたけど(笑)

 とにかく、通常モデルなら2万円切っている価格帯の中で、これだけのクオリティを持つヘッドホンは他に思い当たりません。もちろん、それぞれ音の好みがあるでしょうから、全ての人にベストな選択とは言いませんが、昨今の円高のおかげで、価格における性能が著しく高まったモデルであることには間違いありません。興味のある方は、街の電気屋さんで聴いてみては如何でしょうか?

OLYMPUS E-410 + Zuiko Digital 50mm F2.0 Macro


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