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▼2011年04月06日

「日本ダメ論」のウソ/上念 司

 本屋さんで並んでいて、つい買ってしまった本。
 思うのだが、この国の政治家やメディアは、この国が「ダメ」でなければいけない理由があるのであろうか。

 つことで、本書の冒頭で読者に投げかけられている設問をあえて全て引用してみた。皆さんはこの設問についてどう思っているだろう。
 さらに、その質問に対して自分のコメントを入れてみたが、これは正真正銘何も資料に当たらず、自分の頭の中の知識だけで答えた解答である。皆さんはこの設問に対してどのような意見を持っているのだろうか。

1:落ち目になっていた徳川幕府は寛政の改革によって復活した。

 まるでウソ。田沼政治が行っていた近代貨幣経済をぶちこわした悪政でしかない。ちなみに学校では「田沼時代には庶民が政治を批判する風刺画が数多く描かれた悪い時代」と教わったが、政治を批判する風刺画1枚も描けない時代の方が異常だろう。


2:ペリーの来航は徳川幕府にとって寝耳に水だった。

 幕府は正確にペリーの来航情報を知っていた。事前にオランダ経由で知らされていたから。


3:戦前の日本は軍部が独裁していて言論の自由がなかった。

 これは主観もあるが、少なくとも「敵性言語禁止!」みたいなアホな真似は今もある朝日新聞等のメディアや当時の不謹慎厨wが率先して行っていた事。少なくとも軍隊では零戦は「ゼロセン」と発音していたし(一部では「ゼロ」が英語のため当時は「レイセン」と言っていたというデマもあるけど)、発動機は普通にエンジンと言っていた。


4:日本人は軍部の圧政により無理矢理戦争に協力されていた。

 これも主観的な評価側面があるが、その軍部の暴走を許していた政治家を選挙で選んでいたのは日本国民である。何から何まで軍部に責任を押しつけ、自分達の贖罪は済んだ気になっている歴史観は非常に危険。


5:1974年の物価狂乱の原因は第一次オイルショックだった。

 よくわからない。


6:企業や人々がマネーゲームに走りすぎた結果、バブルが発生した。

 原因と結果、どちらが先かわからない。


7:モノが売れなくなったのは、人々が物質的な豊かさより、心の豊かさを求めたからだ。

 あまりにも抽象的だし、そんなデータはおそらく無い。


8:日本においては、少年の凶悪犯罪が昔に比べてかなり増加している。

 まるでウソ。少年犯罪というか、日本における凶悪犯罪は他国から比較すると異常なレベルで低下している。


9:ミネラルウォーターは水道水より美味しい。

 おいしさについては主観が混じるので何ともいえないが、少なくとも日本の水道水は市販のミネラルウォーターよりもはるかに厳しく安全性が規定されている。


10:マイナスイオンは人間の身体にいい効果をもたらす。

 現時点でこんなの真面目に信じてる人達は、オウム真理教を信じている連中と何も変わらない。科学的根拠はなにもない。


 繰り返しますが、私がつけたコメントは正解ではありません。正解は本書を読むというより、自分で調べてみましょう。
 世の中で報道されている、あるいは入ってきた情報全てについて、自ら裏をとり調査する事は物理的に不可能ですが、それでも、繰り返し報道される事象について少しでも興味や疑問を持った場合は、可能な限り自分でも調べてみるという姿勢が大事なんでしょうね。

 つことで、本書についてはこれから読んでみたいと思います。

コメント

お久しぶりです

以前見た東京都水道局の印刷物に水道水とミネラルウォーターを目隠し試飲させると7割だか8割だかが大多数が水道水の方がおいしいと答えたという調査結果が載っていました;飲み慣れた水をおいしいと感じる説あり

統計値によれば少年犯罪の件数は少なくなっています;多くなったような気がするのは過度な報道のせい

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どうも、お久しぶりです!

ミネラルウォーターについては、趣味みたいな物ですよね。
自宅では、若い頃から地元浄水場の水がエラくくさい時期があったので、飲用水はミネラルウォーターに切替えてます。
でも、外出先では水道水とか普通に飲みますけどね。

犯罪件数については、用心するに超したことないとは言われますが、
間違った認識で間違った犯罪予防策ばかりが騒がれる事は、ある種社会不安を一層煽っていますし、ハッキリいって税金や治安リソースの無駄遣いでしかないと思ってます。
ま、日本国をより悪くしたいという遂行な目的がある人達なら仕方ないでしょうけどね。

書き忘れましたが
水道水とミネラルウォーターの飲み比べは
どちらも冷やしてました
大抵の水は冷やすとおいしいのだそうです

TVや新聞というジャーナリズムは
それを報道することで数字(視聴率や販売数)を稼げるかどうかが判断基準ですから
それが本当に問題なのか否かは関係ありません

ダメだと言われるのを喜ぶ人が結構いるので
こういう本が商売になってる構図

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