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▼2011年04月15日

宇宙飛行士 オモン・ラー/ヴィクトル・ペレーヴィン

2011041501.jpg 「ロケットで月に行った英雄は今も必死に自転車をこぎつつけている!」

 カバー裏の不思議なキャッチコピーに惹かれ購入。始めて読む著者の小説だが、ロシア(ソビエト?)ではベストセラー作家らしい。
 で、本作なのだが、何ともいえない不思議な小説だという事につきる。子供の頃から月にあこがれて宇宙飛行士になったオモンは、二度と帰る事ができない月の裏側を目指す。沢山の少年達から命をもらいながら…。

 とまぁ、そんな話なのだが、全編にわたりシニカルな風刺や比喩的表現もさることながら、翻訳のせいもあるのか、展開される情景に感情移入しきれないまま物語が終わってしまった印象。
 もっともこれは、私が電車の中でさっくりと読んでしまったせいなのかもしれない。自宅でじっくり読むべき小説だったか。

 ネット上で本書についての解説を読むと、どこも小難しい評論が多いので、あえて別な切り口から評価してみると、今風の少年萌え小説としても鑑賞できるのではないかと思った。少し難解な部分もあるが、コンパクトな量で読みやすく、不思議なソビエト的価値観を持った作品としてお勧めできる本だ。

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