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▼2012年03月04日

北野武・超思考/北野武

E3049241.JPG 私達の世代にとって「ビートたけし」というのは、やはりヒーローであって、彼の発言のほとんどが極めて正論に思えてしまうことも含め、彼は紛れもなくヒーローなのであろう。
 これが、また別な世代の人間からすると違って見えるのかもしれないけどね。

 本書で語られている様々な事例は、本当に、どの項目を読んでも「ふむふむ」と納得できる事ばかり。やはり、自分で一から金を稼いで地位と名誉を得た人は違う。
 また、芸人は企業人と違い、その地位と名誉を後継者に継がせることは、ほぼ出来ない。なので、自分が感じて正しいと思ったことだけを、反撃を恐れずに言い続けることができる。

 残念ながら、世間で言われる「評論家・学者…というわれる論壇」は、ほとんどが雇われ人なのでね。あまり好き勝手なこといっちゃうと、ごはん食べられなくなってしまうんですよ。

そうかと思えば、詰め放題名人の主婦とかが登場して、ビニール袋にさんまだのミカンだのを沢山詰める裏技をレクチャーするニュース番組まであったりする。見ているこっちまで恥ずかしくなるような光景だけれど、本人たちはちっともそういう風には感じていないらしい。名人なんて呼ばれて嬉しそうな顔をしている。俺に言わせれば、ただ意地汚いだけの話だ。

 この話をどう思うかで、世代の断絶ってのはあるような気がするね。私はかろうじて「意地汚い」と感じてしまう世代だ。しかし「これは遊びの一環ですから、だれもマジでやってる訳無いでしょ」という意見も理解できる。
 それらの世代の人達は「安いものは安いなり」という価値観は既になく、もっとスマートに「コストパフォーマンス」という価値判断をする。これが良いとか悪いとかそういう話では無いのだが、でも、みんなが安物しか買わなくなれば、みんなの給料も安くなる…ってのは当たり前の話。

 ま、サクッと読むのに適した分量の割には、色々と考えさせられる事が沢山書いてありますので、若い世代の方も、本屋さんで一度手に取ってみては如何でしょうか。

OLYMPYS E-3 + Zuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5


超思考/北野 武

コメント

少々前から「高い物は良いんだ」という、私からすると当たり前の事を書くと、徹底的に叩かれるわけよね。
高くっても買ってもらえるような物を作れないと文化圏として終わりだと思うんだけどね。

安いものが正義…みたいな考え方って、普段から仕事でコストカットしか考えていない弊害かもしれませんね。

別に日本は輸出で成り立っている国ではないので、無理してまで安いものを…とか、話が大きくなりました(笑)。

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