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▼2016年01月25日

MGFのリアスクリーンをみがく

P1240207.JPG ソフトトップ車の宿命として、リアスクリーンの劣化があります。
 最近の車種ではソフトトップでもリアスクリーンはガラス製になっているようですが、記憶にある近年の車種では、初代ロードスターやS2000の前期型はまだビニール製だったりします。

 当然MGFもリアスクリーンはビニール製な訳で、これが使っているとどんどん劣化してきます。分かりやすくいえば、曇って後ろが見えなくなってくるのです。
 これを防止する方法は…ハッキリいってありません。劣化の要因は使っているうちにホコリなどが付着してキズがつくこと、ソフトトップを折りたたむときにビニル部分がスレてキズがつくこと、そして太陽光での紫外線による劣化などがあります。これらはどれもオープンカーとして使っている分には防止しようがありません。

 つことで、私のMGFも長年使っているうちに、すっかりとリアスクリーンは曇って見えなくなってしまっていて、特に夜間に車庫入れでバックするときなど、全く後ろが見えなくて少し怖い。
 かといって、交換には車外品で数万円、純正だと一説には10万円程度かかるようで、なんかもったいないなーと思っていたのです。

 つことで、DIYでなんとか出来ないかなと思いついたのが、荒技ですが研磨剤でリアスクリーンを磨いてしまうこと。

 劣化したビニルの表面をじっくりと観察すると、曇りの原因となるヨゴレは、スクリーンそのもののキズもありますが、付着した汚れ、そして表層には水垢のような不透明な層が付着しているのも確認できました。だったらこれを磨いてこそぎ落としてしまえばいいのではないかと。

 まず試したのが、市販のヘッドライト用コンパウンドでこすってみること。ちょっと古いクルマとかよくヘッドライト部分が黄ばんだりしてるのを見ますよね。アレを磨くという研磨剤がカー用品店で売っていたので、試してみます。
 そして、リアスクリーンの目立たない部分をゴシゴシと手で磨いて1日放置してみると、なんだか磨いた部分の曇りが多少改善された感じ。これはイケそうだと判断できたので、次はもうちょっと本格的にやってみることにします。

 同様のコンパウンドをホームセンターで買ってきてから、更に以前リサイクルショップでなんかの役に立つかも?と思って手に入れていたポリッシャー(1,000円w)を使って一気にリアスクリーンを磨く算段。
 ちょっと怖い気もしましたけど、スクリーンを突き破るのでなければある意味これ以上悪くはならないので、思い切ってやってみることに。

 一度磨いて拭き取ってまた磨くというのを、表側は5回程度、裏(室内側)を2回やった状態がこのエントリ上にある写真。想像よりも綺麗になってちょっとびっくり。
 本当はもっと頑張ればもっとつるぴかになりそうですが、これくらい透明度が復活すれば御の字です。細かい傷、特にソフトトップを折りたたんだときの擦り傷などは消えていませんけど、ここまで磨くとなるとスクリーン自体大分薄くなるまで磨かないとならなさそうだし…。

 ということで、ちょっと前のオープンカーに乗っていて、リアスクリーン交換を検討している人は、ダメ元でまず磨いてみるってのもアリかもしれませんよ。
 つるぴかまでは難しくても、実用上問題ないくらいの透明度なら割と簡単に復活させることができます。

 そうそう…最後に注意ですが、新品状態のリアスクリーンは決して磨いてはいけません!磨くどころか拭いてもいけません。洗うときはたっぷり水をかけながら、充分に水を含ませたスポンジかタオルでやさしくなでるようにホコリを落として下さい。でないとすぐにキズだらけになります。

OLYMPYS XZ-1



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