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▼2018年11月13日

犯罪はやり過ぎるから発覚する

 昨晩、寝る前にネットでニュースを見て思わず吹き出してしまいました。

 イオン270万回来店装う ポイントだまし取った男逮捕:NHKニュース

 なんというか、270万回という数字がすごくて、そっか…実際270万回イオンに行くにはどうすればいいのか考えてしまいました。仮に10年間かけたとしても、1日800回程度は来店しなければならず、それなら100年かければ1日80回程度で済むので、頑張って毎日欠かさずイオンに出たり入ったりすればなんとか270万回来店することは可能かも(それを来店というかは別にして)とかね。いずれにせよ270万回来店ってかなりハードルが高いというか、不正やってるときに気づけよw!こんなん絶対不可能でバレるに決まってるやん。
 で、誰かが頑張って270万回イオンに来店しようとする様子を布団の中で想像していみら、また可笑しくなってしまって、もう一度吹きました。

 全然別なニュースですが、五反田の地面師も捕まりましたね。

 積水ハウスから63億円をだまし取った「地面師」の恐るべき手口:現代ビジネス

 「地面師」なんて言葉があるくらい、この犯罪もそれだけオーソドックスなんでしょうけど、色々なところで書かれていると思いますが、この犯罪者が捕まった理由は、63億円という被害額もそうですが、相手が積水ハウスという上場企業ってのもまずかった。こういう詐欺事件は犯人捕まえて立件しても、被害額が取り返せる見込みがほとんどないものですが、上場企業にとっては63億円の被害額より株主達の突き上げの方が怖い。

 上記2つの犯罪に共通するポイントは「やりすぎ」たってこと。

 例えば、お店の来店ポイントをちょろまかすにしても、せいぜい1,000円くらい(実際の案配はわかりません、適当に言ってます)を小分けにちょろまかす程度なら、イオン側もあまり不振に思わないでしょうし、長期にわたって不正行為が可能だったのかもしれません。というか実際GPS偽装でなんとかなる程度のガバガバさなら、今でもやってる人いるんじゃないかな?

 地面師の犯罪も、一発大勝負なんかに手を出さずに、地道に個人や零細企業向けに数千万円づつ適宜騙していけば、捕まらなかったのかもしれません。そもそも被害者にとっては犯人捕まえてもどうせ金は戻ってこないことがほとんどですし、警察だって人が死んでいる訳でもないのに、特定の地域で何度も同じ手口を繰り返さなければ、そんなに真剣に捜査してくれるとは思いません。

 そういえば、万引きもそうだっていいますよね、初犯の場合はあまり捕まらない。それが調子に乗って定期的に同じ場所へと万引きに来るとか、そうやってやりすぎるから、マークされて捕まる。

 逆に言えば、節度を持ってほどほどの頻度で、手広く色々とこの手の犯罪をやっていけば、こういう窃盗犯的な犯罪は発覚しにくいものなんでしょうね。もっとも、そこまできちんと計画を練って高度できるだけの頭があれば、今の日本ではちゃんとまじめに働いた方が効率的だというのも理解できるでしょうから、そんな人はあまりいないかな?

 とまぁ…イオンの件は、氷山の一角というにはあまりにも氷山がでかすぎる気もしないでもないですが、きっとこの手でポイントをちょろまかしている人は沢山いるんだろうなぁ〜なんて思いました。

万引き依存症/斉藤章佳

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