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▼2006年05月07日

Swing Out Sister/Breakout

 土岐麻子がカバーしている「ブレイクアウト」を聴いてきたら、オリジナル「スイングアウトシスター」の「ブレイクアウト」が聴きたくなる。一応彼等のアルバムはアナログレコードで持っているのだが、アナログからiPodに入れるのが面倒なので、先日アキバに行ったついでにCD屋さんを回ってみることに。

 しかしびっくりしたのは、当時あれほど売れたスタンダード曲だと思っていたのに、アキバ中のCD屋を探しても、彼等のデビューアルバム「It's Better to Travel 」が売っていなかったこと。仕方ないので、中古ソフトでお馴染みのリバティでベスト盤ようやく探し出して買ってきました。

 家に帰ってiTunesで読み込ませると、CDDBで取得してきた曲目とライナーの曲目が違う。よく調べたら、私の買ったベスト盤は輸入盤なので、国内版のトラックと違うんだよね。ま、どっちでもいいけどさ。

 今回私が買おうと思っていたCDは、稀少盤でもレア盤でもなんでもない、それこそブックオフやハードオフに行けば100円で投げ売りされてそうなアルバムなんだけど、こんなモノでも供給が止まってしまっているんだという日本の音楽シーンがとてもアホらしく思えた。
 もっとも、考えてみれば効率化のために無理矢理ブームを演出して単一の商品を大量に掃こうとする広告代理店連中の思惑通りに動いてるだけなのが日本の音楽マニア…と自称している連中のレベルなんだろうけどね。

 あ、ちなみに私は音楽マニアじゃないッス。まともに聴きもしないレア盤やブート盤を収集して値をつり上げ、素人さんがヤフオクに出品するモノにイチャモンを付けたり邪魔をしたりして、その割にはライブでの違法録音など平然とやりまくり、そしてその音源に群がるファンクラブ連中の人間関係上下関係など、その手のクズマニア共の話はかつて色々聞かせていただきました。ああいう連中とは人として近づきたくないなと思います…って、話変わっちゃったな(笑)

 話変わったついでにもう一つ言っておくと、この前友人と話したんだけど、今の音楽ファンは非常に不幸だなと思う。何故なら、自分がちょっと気に入ったアーティストを見つけても、CDなどの音源をさかのぼることが出来ないから。よほどの大物アーティスト以外は、ほんの2~3年まえのアルバムが廃盤になりヤフオクでバカみたいなプレミアが付いているといった状況ばかりだしね。シングル盤なんて殆どの商品は実質初回限定生産みたいなモノだよ。
 ちょっと前までは、こういった状況を作り出すレコード会社やアーティストの不甲斐なさを嘆いていた私だけど、最近ではこういった状況を作り出した最大の責任は、当然ながら私達ユーザーにあるんだろうなと思い直してます。
 昔から私が音楽を語るときによく言っている言葉で「世の中に音楽好きは非常に少数しかいないけど、消費者は国民のほとんどだ」というのがあるんだけど、当然ながらレコード会社やアーティストの人達は、音楽好きに向けて商売してるわけじゃないんだよね。

 つことで、話の脱線もこの程度にしておいて、久しぶりに聴く「ブレイクアウト」は、なんだかとても懐かしくて新鮮な気がして良かったな。80年代の洋楽は本当に輝いていたよね。

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