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▼2007年03月22日

本のしおり

 今タイトルを打ってみて「しおり」という日本語は美しいなぁ…と思い直した次第。

 それはともかく、本のしおりだが、最近ではほとんど使わなくなった。
 昔は読書を中断する度にしおりを挟まないと、以前読んだところを忘れてしまって、仕方ないので斜め読みをして記憶を辿りながら中断ポイントにたどり着くというプロセスが必要だったのだが、最近では、しおりに頼らずとも、割とあっさり読書の中断ポイントまでたどり着ける。思うに、若い頃よりも読書に対する理解力が増えているのではないかと…そんな気もする。これを今風に言うと「老人力」という事になるのか(笑)

 それ以外にも、若い頃よりも能力が増えたなぁ…なんて思う事はままあって、例えば前記の読書でも、読んだ事の記憶力は若い頃よりも増している気がする、もっとも自分の記憶力は相対的に自分じゃ判断できないので、気がする…としかいえないのだが。

 20代の頃の30代のイメージといえば、もう結婚もして子供もいて、仕事に追われて自分の趣味もできず、体の衰えを実感し始めて、色々と苦労の時代なんだろう…と思っていたが、幸い(笑)結婚もできず子供もできず収入も増えず…という状態なので、そういった苦労とは無縁でいる。肉体的にも、体力は減っても「劣った」という実感はまだない。この先40代になったからといって、特に状況は変わらないだろう。
 ただ、前記の通り、若い頃になかった能力が色々と芽生えてきたというのは、ちょっとした発見かもしれない。

 何が言いたいのかと言えば、歳を取って能力は劣る一方なのではなく、歳を取ってから伸びる能力もあるし、また歳を取ったからといって、若い人よりも不自由でつまらない人生を送っているのかと言えば、そうでもないという事。
 もっとも「自由」という価値は、様々な義務を伴った上での相対的価値でしかないので、何も義務がない人生というのも、また不自由な人生といえるのかもしれない。

 話がずれてきたが、とりあえず歳を取って本のしおりがいらなくなったという事は、便利になったなことだな…と(笑)

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コメント

私も最近しおり使わないな~
本にくっついてる紐で間に合わせています。
昔は観光地のお土産で絵葉書と一緒に買って帰ったものですが・・・

本を買うと、大体しおりも挟まれているんですけどね…。特に都会の大型書店では、こんなに挟むなよ…という数のしおりや宣伝が挟まっています。

ひもは、何故か昔からほとんど使っていませんでした。存在を忘れてます(笑)。

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