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▼2007年07月29日

ズーマーについてお勉強

070729-02.jpg もうとっくに廃刊となっている「カメラレビュー誌」の1984年1月号「ズームレンズ特集」で、フォクトレンダーのズーマーが取り上げられているらしく、ネットの古本屋さんに注文して取り寄せてみた。

 届いた本を実際に見ると、ズーマーに関する記事は2ページのみ。もっとも2Pも触れてくれたのだからすごいことかな。実際内容も濃く、特にありがたいのがレンズ構成図と、実際のレンズをX線で撮影した写真。なるほど…こういう構造になっているのね。
 他に判明した事実として、元々このレンズはデッケルマウント用として売っていたものかと思ったら、どうやらユニバーサルマウント仕様のモデルも同時に売り出されていたらしい。記事中に「全く目にすることがないが、最近エギザクタマウント用が都内の中古カメラ屋に出たらしい」となっている。
 なので、以前の記事で「改造品?」と書いたのは間違いですね。この場で訂正します。ただ、ユニバーサルマウント仕様とのことで、おそらく元のレンズにそれ用のマウントを装着したのは、おそらくこの時代なら販売店ベースだったのではないかと思う。まだユーザーが自分で直接いじるには、当時のレンズの値段は高すぎると思う。故に、素人仕事のやっつけっぽい…という点は、それこそ販売店次第だったんだろうね。

 他に直接ズーマーに関する記事ではないが、ズームレンズの基礎知識みたいな記事もあり、読んでいて為になった。たとえば、私のズーマーが採用している「光学補正式ズームレンズ」というものの特性について触れてあり、要は「光学系」だけの動作でズーム機能を実現している方式だとのこと。
 この光学補正式のおおざっぱな考え方は、まずテレ端とワイド端を基準にレンズの構成を決めて、そのままだと当然中間域が犠牲になるため、その犠牲になる中間域を補正するためにテレ端とワイド端の解像度を下げている…という作りだそうだ。この方式の特徴として、当然全域でやや像が鈍くなる、ファインダー上でのピントの山が非常につかみにくくなる構造、だとのこと。確かにその通りかもしれん。

 他に「機械補正式ズームレンズ」というのもあり、こちらはどうなのかというと、レンズのズーミング操作を全て機械を通した動作に変更したため、テレ端とワイド端以外のポイントの他にズームポイントを設定でき、その動きが単純にレンズを前後させるだけでなく、ある焦点域では別な方向にレンズを動かすことにより、比較的多くの焦点距離で最高性能を発揮させるという方式らしい。欠点としては組み込みの精度が桁違いになくてはならないこと位か…ただし、現在のズームレンズはほぼこの方式みたい。

 作例も出ているが、この望遠側の樽巻き歪曲は素晴らしい(笑)。そうか…35mmフルサイズで撮影するとこんな風になるんだね。いつかフィルムを通したカメラで撮影してみたい。
 ええと…手持ちでM42が使える銀塩眼レフボディーは…あれ、ないや。訳のわからんマウントのカメラはたくさん持っているのだが。

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