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▼2008年11月10日

中国の戦闘機「殲10」

ヲタ

 朝日のソースなんだから「周辺アジア諸国に新たな驚異を」とかまとめてほしいものなんだが…。

 中国、新型戦闘機「殲10」初公開 国際市場を意識か」:朝日新聞

 新型機と言いつつ、実態はラビのコピーなので、そんなに悪い機体ではないだろうが、それにしても初飛行が1980年代の機体であり、ステルス性などは考慮されていないように見える。エンジンはロシア製らしいが、ロシアも最近、中国に対する戦闘機用エンジンの供給を渋り始めているので、遠からずエンジンはコピー品が搭載されるような気もする。そのときの稼働率と信頼性が気になる。

 もっとも、多少信頼性が悪くても、安価で調達できる音速戦闘機は、アフリカなど貧しい国家では歓迎されるであろう。また、初回はさんざんな目にあったとしても、このような機体を作り輸出を続ける事は、中国にとっても貴重な実戦データが手に入る訳で、そういう意味で国際戦略をきちんと考えている中国は日本の上をいっているなと、しみじみ思う。

 自称市民の方々がよくおっしゃっている「米国支配からの脱却」を図るためには、まず兵器の国産化と「製造・輸出」に関わるバランスコントロールを行わないと、日本はいつまで経っても米国支配下から抜け出せないよ。抜け出す必要があるかは知らないけど。

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