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▼2011年08月30日

電線一本で世界を救う/山下 博

20110830_01.jpg オーディオやってると、コンポやスピーカーをつなぐケーブルの品質にこだわるのは当たり前なのだが、そんな事すら認めない(認められないほど耳が悪い?)人が今でも多くいる。

 ま、確かにオカルトが跋扈するオーディオ業界だというのは私も認めるが、だからといって、ケーブルで音が変わらない…と言っている人は、困った事に、まるで自分達が科学的思考を持った科学を代弁するような口調で「音は変わらない」という。ここまでなら「勝手にすれば?」と思うのだが、そういう閉鎖的思考を持った人たちが、実際の科学技術の発展を阻害しているというのなら大問題。

 クルマのアースチューンについては、最近チラホラと聞かれるようになってきている。ただ、実際にアースチューンしたと言っている人達の車を見ると「こんなんで大丈夫なの?」という施工がほとんどで、更にそういう人達の車に限って「なんだか調子が悪い」とか、しょっちゅう言っている気がする。ちなみにアーシングの弊害については以前もこのブログで書いた。その通りだと今でも思っている。

 で、この本。実はこの人の影響を受けた(?)人が行った、銀線裏打ちをしたオーディオ機器は、確かに音が変わった。友達でも銀線の接続ケーブルにはまっている人は何人かいたし、その効果も耳で確認した。
 そのノウハウを自動車のアーシングにも応用すると、燃費改善や排ガス削減の効果があるらしい。私にはこの効果が「絶対にある」とは主張できないが、オーディオの経験からすると、何らかの効果があってもおかしくないと思っている。だからこそ、是非、もっと色々な場所で検証を重ねて、それが正しいのかを実証してほしい。そして、正しい自動車のアーシングについての効果を、もっと広めてほしいと思う。

 また、本書で言うとおり、そういう未知の現象へのチャレンジが、今の日本の技術者にかけているとするならば、日本の技術者達はすっかり科学的思考を失ってしまったのではないかと、別な位相からも心配してしまう。是非、健全な科学的思考を取り戻してほしいものだ。

 大体、アースの具合でクルマの調子が変わるなんて、ちょいとクルマをいじってる人からすれば、もう常識に近い。MGFになってからは、一応コンピューター付きの精密機器(笑)になったのでやっていないが、オールドミニに乗っていた時は、何度もアースポイントはいじったり磨いたりしていたもんだ。

 ちなみに、どうしてケーブルで音が変わるのかについても、本書では簡単に推論が書かれている。ケーブルの効果を信じないオーディオマニアの方も、一読されてみては如何でしょうか。

OLYMPYS E-3 + Zuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5


コメント

燃料費が家計を圧迫してるので元が取れるならの心境でして、商品は前から知ってましたんで背中を押して欲しくて読んだんですけど、感想は…貴殿と同じでした。さあて、どうするべー。(というかほとんど関心なくなったんですが…)

全然関係ないですが、急に上京する羽目になったので、シマダスの発行元を見て来たいですよ。

お久しぶりです!
シマダスの発行元って、どこなんだろう。
そろそろ次の改訂版が出てもいい頃なのですが、なかなか出ませんね。

アースに関しては、判ってやってる人ならちゃんと効果を出せるんだと思いますよ。
でも、巷のアーシンググッズって「バッテリのマイナスとヘッドをつなげ」とか、アバウトすぎるっつーかw。

まあ、試してみろつーことでしょうか、アース様。

日本離島センターを見て来ましたよ。
シマダスを立ち読みしていても、誰も私にかまってきませんでした。昼休み中だったからでしょうか。
意外と広く、デスクも多くてビックリ。
新版が出るかは、聞けませんでした。

離島センター、行ったんですね。
新刊はやく出ないかなぁ。

島でのんびり過ごす休暇をやってみたいです。

この本は私も1年以上前に読みました。クリックレスポンスをゲトした後です。
コレの動作原理とか載ってないかなぁ…と図書館で、ですけどw
クリックレスポンスさんの名誉の為に付言しますと、ウチでは効果がよく判らないのは、
私の愛機PCは「もう伸びしろが残ってないから」なんです(笑)
audiolaboHPの煽り文句に「ノートPCへの効果は絶大!」とありますが、
これはそこらのノーパソがnoisyだからってだけの事です。ノートでPCオーディオは無謀かと。
あらゆるモノ・技術の効果(伸びしろ)とは、「理想動作との落差」で、相対的なものです。

本の内容には異論も無いし、主張も同意できるのですが、銀のSP線はオヌヌメしませんですw
「ケーブルは音を変えこそすれ、決して良くするものではない」事が解っていれば、
こんな馬鹿高い電線は絶対に不要!だと断言できます。山下様、スイマセン(笑)
「問題の無いケーブルを、問題の無い配線方法で使うのがベスト」なんです。
全く問題の無い代物など、この世界には存在しませんが、
より問題の多い状態Aから、より問題の少ない状態Bに環境を変えた時に、
「相対的に音が良くなったと感じられる」というだけの事です。
その事象を巷間の通りに「音が良くなる」と言っても、特に差し支えは無いのですが、
元の信号を良くしたり復活させるモノなんて、存在するはずが無い事は知っておくべきです。

じゃあ「問題」とは何か?という事ですが、それは「マスターの再現に対する阻害要因」です。
電磁場・振動・静電気・熱…等(全てエネルギー)、この自然界には幾らでも阻害要因がありますが、
これらを一つ一つ丹念に取り払って、取り敢えずは「マスターの完全忠実再現」を目指すのが、
オーディオの道かなと私は思います。「音作り」という概念には個人的には全く否定的で、
究極の音とは「無個性」だと思っていますので。自然界の全ての生の音と同じように、
身の周りにあまりに当たり前に存在するからこそ、他には匹敵する存在が無いが故の、
"全て"を内に有するが故の、完璧な「無個性=全」です。これ以外に何を求めるのかと。
それには漸近線的にしか近づけませんけど。オーディオの頂上は漸近線になっています。
色々な考え方があろうかと思いますが、私は音作りなんて「虚飾」でしかないと思うのですね。
ですから、得意分野や得手不得手があるなんてレビューや記事にはいつも首を傾げていますw
何でもオールマイティに生の音が楽しく聴けなきゃ、全然不完全だと思うんですけど…。
そして、オーディオが不完全なうちは、自然音がこの世で最も豊穣な音源だと気付くべきです。
人の肉声でも物音でも(笑)、身の周りの非人造音を基準にしていれば、間違いは無いと思います。

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