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▼2013年08月22日

Fireface UCを購入してみました

E8220013.JPG お馴染みのアキヨドで、箱無しアウトレットではあるんだけど、ちょっと信じられない位の値段で売っていたので、思わず買ってしまいました。

 というのも最近、DAC欲しい熱が再燃していて、何というかオーディオライクな正当派DACよりも、USBとか付いた色々遊べそうなDACはないものかと、ケンブリッジオーディオとか、ATOLLとか色々調べていた矢先だったので、とてもタイミングがよかったのです。

 Fireface UCとは、独逸製RME社から発売されているオーディオインターフェイス、日本ではシンタックスが販売代理店となります。

 元々…というか、今でもそうですが、この製品はPCのオーディオインターフェイスとして作られていて、音楽StudioやDTM用途では、機能と音質を含め、最強に近い製品と言われていたようです。
 そこに目を付けたのが、オーマニな方々。実はコレ、PCオーディオ用のDACとしても非常に優秀だとの評判で、更に一般的なUSB/DACとは違い、音声出力だけでなく、入力にも使え、更にマルチチャンネル音声出力までもが可能という、音楽制作を趣味としていなくても、色々な用途で遊べる優れもの機器だったりします。
 私も以前からうすらぼんやりと「ほしーなー」とは思っていたのですが、さすがに市中では12~4万円位で売られている、それなりに高価な機械ではありますので、長い間My物欲優先リストの下の方でくすぶっていたのです。

 ということで、昨晩帰宅してから取りあえず音出しはしてみようと思い、今使っているネットワークオーディオプレーヤーのLINN Majik DSに接続し、外部DACとして使ってみることにしました。

 タダのDACと違い、この製品はオーディオインターフェイスになりますので、使用前にはPCにつないで様々な設定が必要となります。詳しくは代理店であるシンタックスの紹介ページを見てもらえばわかるのですが、まず注意なのが、付属CD-ROMに収録されているドライバとアプリは、MacのMountain Lionでは動作しません。こちらのページでダウンロードして使って下さい。本体ファームウェアの更新もでているようですが、そちらは買ったままの状態で大丈夫でした(当然新しくした方がいいと思いますが)。また、Fireface UCのアナログ出力は、オーディオで一般的なRCA端子ではなく、φ6.3のマイク端子でL/R独立となりますから、一般的なオーディオケーブルを使う為には、このようなアダプタが2個必要となります。

 私の場合、デジタルは同軸出力で、オーラルシンフォニクスのデジタルケーブルを使用、FirefaceからはテクニカのAT514CMアダプタを介して、LINNシルバーで自作したRCA→DINケーブルでNAC12へ入力しました。セッティングとかそういうのは後回しで、取りあえずはラックの横ホコリまみれの床(笑)に直置きです。

 夜なのであまり大きな音は出せなかったのですが、サックリと聴いてみると…

・出力ゲインはMajik単体より高め
・音の解像度は高い
・音像が少し広がる…というか大きくなる
・少し固い音

 という印象。電源投入直後なので後に評価は変わってきそうですが、素性の良さは伝わってきました。翌朝、少し早めに起きて鳴らしてみると…

・音が昨晩よりふくよかになってきた
・解像度はバリバリ
・音像は昨晩よりも固まってきたっぽい
・外部DACとしても優秀

 といった印象でした。
 しばらく電源入れていると、また印象が変わってきそうですが、現状でMajikの内部DACに比べて、音質的グレードアップ、特に解像度の向上はめざましい結果になっていることは確認できました。ただ、キャラクター的にはMajikからのアナログ出力も、あれはあれで音楽表現が巧みで捨てがたいモノがあるけどね。

 このまま、DACとして使い続けるのも由!PCに接続して「一航戦、赤城。出ます!」の勇ましいセリフを高音質で聴くのもw由!また出力だけでなく、まだCD化されていないレコード音源をデジタル化するのも由!とのことで、遊び方楽しみ方は、普通のオーディオ機器とは比べものにならないくらい、色々な事ができます。
 それでいてDACとしての音質も優れている訳で、今10〜15万円クラスのDACを物色されている方は、オーディオコーナーだけでなく、一度DTMコーナーにも足を伸ばしてみるといいのではないでしょうか?

 ちなみにヨドの売り場の方によると、FireFace UCは販売終了だそうで(ヨドだけの話かもしれません。未確認)、次はちょっとお値段高目でFireWire端子装備のFireFace UCXへシフトしてゆくとのことです。
 RMEはBabyfaceからFireFace UFXまで、音質的なランク付けを行っていないそうなので、FireWireが必要ない人は、早目にUCを確保しておいた方がイイカモ…。

OLYMPUS E-3 + Zuiko Digital 50mm F2.0 Macro


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