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▼2017年05月04日

タイヤをPROXES R1Rに変更

IMG_9262.JPG MGFですが19年目の車検を受ける前にタイヤを交換しました。なんせ前後4本とも溝が減ってしまってこのままだと車検通らないので。今回は面倒なので4本全て同サイズの 205/50/R15を選択。MGF本来はフロントが 185/55/R15で、レアまでとはいわないですが、案外選択に苦労するサイズです。このPROXES R1Rにもラインナップありませんしね。
 フロントタイヤが太くなることにより、車体の挙動は今までよりオーバーステア化するはずですが、さて、どうでしょうか。

 選択したタイヤはPROXES R1Rというスポーツタイヤ。走り屋の中では「なんちゃってラジアル」もしくは「なんちゃってSタイヤ」と呼ばれているタイヤです。つまりSタイヤほどグリップがある訳ではありませんが、ラジアルにしちゃハイグリップ過ぎという意味です。現にJAF公式ジムカーナでは、クラスによってこのタイヤはSタイヤ扱いでエントリーできない場合もあるそう。

 ネットで比較すると、このタイヤの評価は以外と分かれているんですよね。「猛烈なグリップだけど消しゴムで走っているかのように減る」という人と「期待ほどハイグリップナ気もしないし思ったより減らない」と、正反対でもありませんけど、人それぞれ結構感じ方が違うようです。その秘密はこのタイヤの商品ラインナップにあります。

 海外のサイトですが、PROXES R1Rの販売ページです。日本では頑なにスペックを公開したがらないタイヤメーカーですが、数年前よりアメリカではUTQGという計測データをサイドウィールに印字しないタイヤは販売禁止になりました。UTQGについてはここで解説しませんが、つまりアメリカではメーカーリリースに依存しない、タイヤの公正な基準と計測データが明らかにされているということです。

 で、このPROXES R1RのUTQGですが、リンク先ページ途中に「SPEC」というタブがありますので、そこをクリックすると参照できます。200AAAとか書いてある欄です。
 UTQGの数字左3桁は寿命、次の AAはウェットでの制動、Aは熱耐久を表します。アルファベットはAA A B Cのランク。ここで重要なのは寿命。大きいほど寿命が長いです。で、この販売ページを見ると気が付くのが、寿命が200と140のサイズ+ラインナップがあること。およそ1.3倍程度違います。これは結構な差ですね。
 また、タイヤは原則としてグリップ性能と寿命は相反になるため、寿命200と140のタイヤではグリップ性能はかなり違うはずです。ネットを調べてこのタイヤの感想が割と別れているのは、こういう点にあるのかなと思いました。
 ちなみにこの差がロットによるものなのか、マイナーチェンジ前と後によるものか、あるいは本当に複数ラインナップあって注文時に指定できるのかは知りません。どっちにしろ私の注文したサイズはUTQG 200 AA Aしかありませんので気にする必要もないのですが、このタイヤを買ってみようと考えている人は、上記の違いをアタマに入れておいた方がいいのかもしれません。

 さて、前置きが長くなりましたが、装着して走ってみます。実はMGFのタイヤを4本同時に交換するのって10年ぶり位なんじゃないですかね。特にフロントのタイヤはもう6〜7年交換していませんでしたから、ゴムの硬化やフラットスポットがいくつか出来ていたようで、ハンドリングも少しブレ気味でした。

 交換後すぐに感じたことは、ハンドルが重いという事。操舵に苦労するほどでもありませんが、ハイグリップタイヤ+横幅の増加でパワステの負担も増えているのでしょう。フロントのタイヤサイズが太くなって心配だったフェンダー内側へのアタリですが、平坦な状態ではフルステアリングでも当たらないようです。ただ、歩道への乗り入れ時など車体が斜めになっているような状態だとゴリッと当たっているみたい。
 次に感じたことは、以外ですがクルマがとても静かになったということ。これはね…このタイヤのキャラクターではあり得ない事なんですが、以前のタイヤがよほどヘタっていたということでしょうな。高速道路などでも車体が安定してスムースに走るようになりました。

 コーナリングについてですが、これも大幅に変わりました。フロントが本当によく粘る。以前ならフロント側がブレイクするようなコーナリングスピードでも、するすると面白いくらい内側に吸い込まれる。この感覚に慣れるまでは、ハンドルを切りすぎてしまい、コーナー途中で切り戻しすることもありました。
 リアのグリップも強力ですね。以前のTOYO DRBでは、加速時、強めにアクセルを踏むとホイールスピンとか割とありましたが、R1Rでは意図しない限りホイールスピンはしません。

 乗り心地は…上記タイヤの劣化具合を加味しないと、本当に悪くなっていると思います。特に路面からの突き上げは本当に「ごりっ」ときます。タイヤのサイドウォールが堅いんでしょうね。ま、ガチガチのスポーツタイヤなのでここは仕方がないと思いますが、車体やハブの劣化がすこし心配になります。

 ウェット性能は思ったほど悪くないですね。タイヤのパターンを見るとウェット時にグリップするのかな?なんて思っちゃいますけど、案外ちゃんと走れます。もちろん全天候型タイヤのレベルではないでしょうが、かといって路面が濡れているからといって、特別な注意を要するほどでもない気がします。

 決して万人にお勧めできるタイヤではありません。タイヤの寿命も短そうですし乗り心地もよくありません。またこのグリップ性能は確実にクルマのボディの寿命を縮めているはずで、一般的なファミリーセダンや、長くクルマを維持したい人にとってはむしろ選択してはいけないタイヤになると思います。ただ、こういう尖ったキャラクターのタイヤは、自分のクルマが別物に生まれ変わったような変化で、やはり運転していて本当に楽しいです。

 私のMGFもそろそろ年代的にラストダンスが近づいてきている気がしますが、最後はこういったハイグリップタイヤで、スポーツカーらしく楽しい思い出と共に降りることが出来たらよいなと思っています。

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