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▼2011年06月19日

あべ食堂・福島県喜多方市のラーメン屋さん

20110619_02.jpg 福島県の喜多方市と言えば、今では各地の地方都市がラーメンでの村おこしをしている中にあっても、東北にまばゆく光り続ける孤高のキラ星。そのラーメンによるブランドイメージは、他の都市の追従を許さない程の圧倒的な知名度を誇っている。

 私が思うに、喜多方ラーメンが今でも「ラーメンタウンNo.1」の地位を保っていられる理由は、地元の人が本気でラーメンが好きだからという単純な理由にあると思う。
 私が初めて喜多方市に出かけた時、朝の7時台からラーメン屋が営業していて、更にその店内は地元の家族連れ、夜勤明けのおっちゃんなどで賑わっており、みんなおいしそうにラーメンを食べていたのがとても印象的だった。そう、「朝ラーメン」なんて言葉がメディアで言われるずっと前から、喜多方市の人達は、朝から普通に近所のラーメン屋で朝食を楽しんでいたのである。

 という事で、坂内が観光スポット化して味が変わり、まこと食堂も過去ののんびりした雰囲気がなくなりつつある(?)昨今、私が喜多方ラーメンでお勧めするお店は、なんといっても「あべ食堂」につきる。今日も喜多方に着いて、まずはあべ食堂に向かった。

 朝8時過ぎにもかかわらず、駐車場はほぼ満車。隅の方にかろうじて1台分の空きを見つけて車を突っ込み、早々に店内へ。今朝のあべ食堂は、観光客と地元民が3:7位の割合。いつ来ても地元の方が必ずいるのがココのお店の良いところ。周りの住民から愛されている食堂なのだろう。私はラーメンしか頼んだことがないのだが、カレーライスやカツ丼など、大衆食堂的メニューも一通り完備されているのが親切だ。

 今日のラーメンは、前回に比べて少しスープがしょっぱかった気がするのだが、それでも、喜多方独特のちぢれ麺とシンプルな醤油味、そして単なる煮豚の味に満足し大盛を完食。朝ラーメンっていいですね、ホントに(笑)

 あべ食堂を後にして、路地を南に向かうと、まこと食堂の前を通りかかり、ついでに近くにある坂内の様子も見てきたのだが、どちらも既に観光客による長い行列ができていた。1時間待ちとかするつもりなのかな〜。
 地元の人達に愛されてきたお店が観光スポット化するのは、お互いにとってあまりいい事でもないのではないか?なんて思ったりもした。あべ食堂については、いつまでも地元の方達がフラッと寄って入れる程度の繁盛を望みたいものだ。

 余談だが、喜多方市内にもいわゆる「全国系ラーメンチェーン店」というのは存在する。幸楽苑とかね。
 わざわざラーメンを食べにはるばる訪れた観光客にとってはちょっと不思議な感じもするが、ま、喜多方の人達も、私達と同じようにいろんなものを食べて生きているんだし。

OLYMPYS XZ-1

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