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▼2011年12月25日

AKG K3003のチューニングノズルを試してみる

2011122501.jpg 死ぬ気で買ったK3003、向こう数年間は仕事辞められないな…って勢いですが(笑)、とりあえず毎日楽しんでいます。いいねぇ…音は本当に惚れ惚れしますよ。

 さて、そのK3003ですが、セットにはチューニングノズルなるものが付属していまして、そちらを交換することにより、音色の変化を楽しむことができます。とは言ってもSE-CLX9のように何がなにやらしっちゃかめっちゃか…みたいな感じではなく、シンプルに高・中・低の3種類から選択できるだけです。ノズル内の形状のみで音質を変更しますので、電気的な欠損はありません。

 ということで、3種類のノズルを付け替えてテストしてみました。テストはその場で交換して比較するのではなく、3日間にわたりノズルを交換したまま外出し、様々な環境で聴いてみた印象となります。使用チップは純正シリコンのMサイズと、昔10Pro用に買ったコンプライT500Mサイズの余り物、こちら古いので経年劣化があるかも。

 まずはデフォルトで装着されているREFERENCE SOUNDの印象から。デフォだけあって、とてもバランスがいい気がしますね。低音が若干不足気味に感じるのもAKGトーンという感じで宜しいです。多分こちらのノズルを選択する人が一番多いのではないでしょうか。不足気味の低音も、純正のシリコンチップから、コンプライのスポンジチップに交換すると解消されます。

 次に試したのがBASS BOOST、こちらは低音増強ですね。なかなか好印象ですが、明らかに高域部分がマスキングされます。ただ、純正シリコンチップを使って、毎日の通勤などで使用する際は、むしろ迫力があっていいかもしれません。こちらだとコンプライは少しウザイかな。

 最後がHIGH BOOST、高音増強です。こちらのノズルにすると低域が減衰します。高音増強による相対ではなく、ちゃんと低音域が弱まります。ピアノなどはとても綺麗になりますね。とても品位あるサウンドになりますが、少し迫力不足でしょうか。こちらはコンプライで耳を密封しないと、低音不足でちょっとストレスを感じます。

 とまぁ、こんな感じですかね。
 注意してほしいのは、こちらの結果は、私の音質的好みと、それにここが重要ですが、私がもつ耳の形状で判断した音だということ。例えば、耳穴が小さ目な上バッチリとK3003がフィットする人にとっては、REFERENCE SOUNDでも低域が多すぎでHIGH BOOSTが丁度いい、という結果になるかもしれません。上記の比較は、あくまでも私が自分で試した結果に過ぎないということに留意して下さい。

 色々テストした結果、私はREFERENCE SOUNDにコンプライのチップという組み合わせで聴いています。ただ、コンプライの閉塞感があまり好きではないので、純正シリコンチップにBASS BOOSTという組み合わせにしようかな?とも悩み中。特に毎日の通勤で使うと、コンプライの抜き差しは面倒だしね。

 この手のオーディオ製品は「結局のところデフォルトが一番」などと安易に考えてしまいがちですが、折角メーカーから自分好みのチューニングを託されている訳ですから、色々試してみると良いかと思いますよ。
 ただ、ステンレス製のノズルは小さくて落としやすいし、部品代としても高そうなので、交換する時は無くさないよう注意しましょう。

OLYMPYS E-3 + Zuiko Digital 50mm F2.0 Macro


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