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▼2012年12月19日

PLANEXのSW-0008F2で音は変わるか?

PC180110.JPG 次はハブですよ、ハブ。シャーーッ!!

 つことで、とある世間では「音がいいHab」というジャンルがあり、ネットワークオーディオ黎明期から、○○社製のハブは音がいい…とか、音にこだわるなら○○社製のルーター…みたいな話は一部で盛り上がっていました。今でも検索すると、皆さんの試行錯誤ぶりが、色々と公開されていて面白いです。

 これらについて、正直私は「ついてけないな」と思っていたのですが、最近になって、リアルで知り合いの方が約2名こちらの方とかが、PLANEXの8ポートハブにしたら、音が良くなった。と仰られていまして、だったら私も買ってみようかな?という気持ちになったのでした。

 実は「音がいい」とは位相が違う話で、ネットワークオーディオにはスイッチングハブを追加した方が音がいいんじゃないか?みたいな話は、2011年の某所で行われたオーディオ系忘年会で盛んに議論されていました。

 つまり、家庭内のPC等、様々なネットワークトラフィックに、ネットワークプレーヤーやメディアサーバーを直接ぶら下げるのではなく、スイッチングハブを使って、ネットワークプレーヤーとメディアサーバーを、他のトラフィックから隔離した方が、データ転送的には優れているんじゃないか?という仮説を唱えられ、実践してみよう…みたいな話が語られていた訳です。
 私もこの話に参加しながら、従来のとにかく「信号の接点を減らす」的なピュアオーディオの概念は、ネットワークオーディオだと違うんだな…みたいに感じていた記憶があります。

 そんな前振りがあったので、元々「何らかのスイッチングハブはオーディオ用に追加しようかな…」と、漠然と考えていたのですが、こういうイチオシの製品があるとの事で、わかりやすく選ぶことができました。

 で、今回購入したのがこの「PLANEX SW-0008F2」。こちらはネットワークオーディオで有名な某社も、ショーなどのデモでは密かに使っているという噂がある逸品。
 8ポートのスイッチングハブとしては高価な部類ですが、ポートミラーリング機能を実装していたりと、サイズの割には高機能な製品です。パッケージも業務用チックな段ボールに製品名のシールが貼られているだけで、非常に素っ気ない。

 ネットワーク方面について、そっちはそっちで色々遊びたい気もするんですが、とりあえずオーディオ的に使ってみましょう。

 まず、自宅のネットワーク構成ですが、インターネット側から見ると、モデムを越えて最初の機器が、AppleのAirMacEXtream、基本はコチラがネットワークのルーターとなり、家庭内のDHCPサーバーとなります。そこにぶら下がっているのが、同じくAppleのTimeCapsule。こちらはブリッジ接続なので、ネットワーク的には有線/無線のハブ機能を担っています。その先に各種PCやLINNのSneaky DS、その他諸々の無線端末がぶら下がっている状態。
 この状態にSW-0008F2を追加して、ネットワークサーバーになっているMacminiSneaky DSをPC側のネットワークから切り離しました。
 ちなみに何となくTime MachineとSW-0008F2のカスケード接続には、昔懐かしクロスケーブルを使ってみましたが、多分意味が無いのでCat7のケーブルに変更しようかなと思ってます(今ではクロスケーブルの需要は少なくCat7の製品は存在しない)

 更にハブの電源も音に影響出る!との話もありますが、昨日の時点ではそんな所にまで構っていられないので、とりあえずやたらと太い付属の3P電源ケーブルを使いテスラクランプ経由で電源を確保しました。

 早速音を聴いてみます。私のシステムでは、事前に聞いていた程“激変”でもなかったですが、確かに音は変わっています。音色についての変化は感じませんでしたが、よりステレオイメージが明確になったのと、ステージが少し広がった気がします。音色は変わらないし、中央の音の濃さも変わらないので、かなり良い方向に変化していると感じました。

 まだ夜間に小音量で聴いただけなので、結論は出せませんが、この音量でサウンドステージが改善されたということは、おそらくそれなりの音量で聴けば、かなり良い感じに変化してゆくのではないかと。しばらく通電しておけば、また様子も変わるでしょうしね。

 ちなみに、LINNのSneaky DSだけなのかは知りませんが、ネットワークプレーヤーは接続するLANケーブルの状態に割とシビアです。実際、再生中に途中のLANケーブルを持って振ってみたりすると、再生音が途切れたりすることがあります。ストリーミングバッファを殆ど確保していない通信してるんだなぁ…と、ちょっと感心してしまいます(追記:後で気が付きましたが、途中でHIT-100が繫がっているせいかもしれません)
 なので、途中のネットワークの状態には、かなりシビアな筈。本製品ではなくても、DSやるには、しっかりとしたネットワーク構成は重要だなと思いました。
 あと、コチラは単純にスイッチングハブとしても、高機能なので、他にも色々遊びたくなってきますよね。

 いずれにせよ、単体のスイッチングハブ導入は、オーディオと関係なくても、ネットワーク的には正しいグレードアップなので、私のような無線ルータに直接機器をぶら下げている構成の人で、オーディオな人なら、本製品の導入を検討してみても良いかもしれません。

OLYMPYS XZ-1


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